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引き籠もりを嗜み、時計の手入れをしよう

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いつの頃からか、家でじっとしていることが苦手になりました。

 

若い頃の私は今で言う完璧な「引き籠もり」でした。誰にも会わず、自分の部屋で一人の時間を過ごすことが大好きで、特別な用事以外は外出を極力避けていました。

人に会いたくないわけじゃない、淋しくないわけでもない。だけどそれ以上に自分一人で「深く考える」時間を大切にしていたのです。でないと乏しい才能の私としては、イラストレーションやグラフィックデザインの仕事を、満足するレベルでこなせなかったのです。

若いということは「恐れを知らない」ということです。「人生の残り時間」が潤沢だったあの頃は、どんな性質の時間も無駄に使うことができました。ところが歳をとると「人生の残り時間」が頭の中でG-SHOCKのようにデジタル表示されて、具体的なゴールが見えるようになってしまった。そうなって初めて、何でもない日常の大切さが解るようになりました。同時に拭い去れない孤独感も感じるように(´・ω・`)

それからというもの、あれだけ好きだった「引き籠もる」時間が、恐ろしく無駄に思えるようになりました。

今では何も用事がなくてもとりあえずは外出。赤の他人だろうが何だろうが、頑張って生きてる人の営みを毎日見ないと気がすまなくなったのです。落ち着かなくなったと言うべきでしょうか。やたらとソワソワするのです。

 

久しぶりの休日の今日は、ここのところの忙しさからヘロヘロになった身体を休ませることを優先して、「ソワソワ」を抑え込んで久しぶりに「引き籠って」みました。

「絶対外出しない」となると、食事の問題があります。とりあえず昼、夜2食分を「出前館」でオーダー。お茶も一緒に買いました。コーヒーはドリップのパックがあるから幾らでも飲める…と。

「映画三昧」にしようと思いましたが、そう思って探し始めると見たいものが見つかりません( ゚д゚) 仕事中には「あぁ映画が見たい!」と簡単に湧いて出るのに。

 

「疲れたときに見る専用」の映画が私には何本かあります。

先日見た山田洋次監督・高倉健主演の「遙かなる山の呼び声」もそう。「シェーン」へのオマージュ作品とも言われますが、見てない人には全身全霊で薦めたい名作です。心が洗われまくります。

次がフランク・ダラボン監督・ジム・キャリー主演の「マジェスティック」。泣きます。泣かされます。ジム・キャリーはスタンドアップコメディアン出身の俳優ですが、最後の最後は「一番格好良く」終わる作品がほとんどです。ズルい!

もう一つが今日も見てしまった「ザ・定番」、これまたダラボン監督・ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン主演の「ショーシャンクの空に」です。定番過ぎて、見ていないのに見たような気になる人が続出するほどですが、とりあえず見ましょう。歳をとってからのほうが染みますから。

以上が私がお薦めする「疲れた心に効く」映画です。3つに共通しているのは心が洗われる感覚でしょうか。若い頃は「ロッキー」を見ると奮い立ったものですが、今は優しい「心の漂白剤」みたいな映画が合っていると思います。

 

映画を見終わって何をしようかと考えたとき、ここは日頃の感謝を込めて「腕時計たち」を手入れしようと思い立ちました。

セーム革で優しく包み、ゆっくりと拭きまくります。ネコをモフるのと似ているかも知れません。あーそう言えば長い間ネコ、モフってないなぁ…

 「小傷」と「くすみ」除去で私が使っているのが、この二つです。「ステンクリーナー」は人間で言う「ホワイトニング」のような効果で、酸化して黒くなったステンレスを元の輝きに戻してくれます。綿棒で地道にこすってお使い下さい。「みがきクロス」は頑張ればこするだけでスレ傷くらいなら消すことができます。ということは使い所を間違えるとサテン処理のヘアラインなんかもあっさりと消し去られます。注意してお使い下さい。その分ポリッシュ面の傷取りなら手軽さでコレに勝るものはありません。 

KOYO ステンレスみがきクロス

KOYO ステンレスみがきクロス

 

 

ビアンコジャパン ステンクリーナー SS-101 300cc

ビアンコジャパン ステンクリーナー SS-101 300cc

 

 

とりあえず最近出番がなかった時計たちを中心に磨いています。まだまだ終わりそうもありません(´∀`;) プロトレック2つは電池すら上がってますね。ほほう、こうしてみるとディーゼルもカッコいいなぁ。

 

かれこれ4時間くらい時計たちと対話できました。「引き籠もり」もたまにはいいものです。

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