2017年の終わりにはてなブログで最初の投稿を行って以来、マイペースに続いている(ほぼ)腕時計専門ブログサイト、それが「腕時計喫茶(Wristwatch Tearoom)」です。2024年からはプラットフォームをワードプレスに変え、装いも新たに再始動しました。
ちなみに「腕時計喫茶」の活動に「これを達成したい!!」というような確固たる目標はありません。しかし、作りたい世界観のようなものは確かにあるのです。
例えば近年で言えば「腕時計価格の高騰に安々と膝を折ってはならない」と考えています。「高価な腕時計=出来の良い腕時計」であることは、ほぼ100%その通りです。ですが私は、それにすら対抗すべく、自分の「腕時計道」を歩いています。
数百万円を費やして100点満点の一本を手に入れる僥倖を夢見つつも、数十万円で手に入る90点を大切にしたい。或いは数万円で手に入る80点が二本あれば、それってもう160点じゃないか… 何てことを至極真面目に考えて文章化することで、富裕層の方が裕福であるがゆえに味わうことのできない、庶民だけの「密やかな楽しみ」を提案できればと考えているのです。
昨今、当たり前に行われていた「60回無金利ローン」に耐えられなくなった販売店さんが増えていることはご存知でしょうか?? 事情についてはある程度の想像はつきますが… 200万円の時計を買っても月々4万円以下の支払いで済んでしまうのですから、ある意味あれは「魔性」のローンでした。私のような庶民でも「凄い時計を夢見る」ことができちゃいますからね。
とは言え、本来なら支払うべき金利分を考えなくて良いのですから、腕時計愛好家の裾野を広げるという意味では一定の意義があったと思います。
ただ今後は、リアルなお財布と相談しながらのお買い物… という本来の姿に戻ることになるのかもしれません。より一層、身の丈というものを把握した上での腕時計趣味が一般化するのではないかと考えます。
「高い金利払ってまで腕時計なんていらないよ」
その考え方も正解です。ですが、腕時計趣味に一度でも足を踏み入れた方なら知っているはずです。お気に入りの一本を自分の物にしたときの、あの得も言われぬ法悦感を。袖口を彩る真新しい腕時計が如何に愛おしく見えるかを。そう簡単に「やーめた!!」と言えないのが、良くも悪くも腕時計趣味なのです。
金利の高い壁とリアルなお財布の現実に挟まれ、愛するが故に腕時計に翻弄され続ける皆さま。夢みたいな高級腕時計が居並ぶキラキラしたSNSに疲れてしまった皆さま。誠に僭越ながら、ザ・庶民の私が主宰する弊サイト「腕時計喫茶」ならば、皆さまに「夢の続き」をお見せできると確信しております。「オレについて来い!!」なんて格好良いことは申せませんが、読者の皆さまお一人ずつに「腕時計を趣味にしても良いんだ!!」と思っていただける記事を書いていきたいと思います。
腕時計喫茶 主宰
砂布巾
ブログで食ってる人なの??
ムリムリ!! このブログでは食っていけません(笑) ちなみに腕時計業界の人でもありませんから、立場としては「ただの素人」です。
本業はデザイナーでイラストレーター。職場は某報道機関。何それって思われるかもしれませんが、欧米では「グラフィック・ジャーナリスト」などと呼称される、珍しい仕事に従事しています。時々、記事も書きますが、近年は企画で絞られる人… みたいな感じでしょうか(汗)
情報の最前線に関われるのもあって、プレイヤーとしてなら大好きな仕事です(管理職としてはツライ)ただ、何事も早いターンで目まぐるしく変化する。そんな渦の中心にいるのが、私の性格的には落ち着くと言いますか…(変態!!)
なので腕時計の業界が盛り上がろうが下がろうが何の関係もないはずなのですが… 好きなんですねぇ、腕時計が。そこで働く人たちを含めた空気感が。
そんなわけで豆鉄砲のような影響力ながら、私なりの援護射撃をさせていただいております。
他の経歴は??
美大から一旦は建築デザイナーの道に進みましたが、すぐに挫折してフリーのイラストレーターとして活動。出版バブルの真っ只中で「来る仕事拒まず」の姿勢を貫いていたら、いつの間にか結構まともに食えるようになっていました。20歳代半ばで自分の個人事務所を開設。
代表的なところでは小学館の女性向け某ファッション誌。集英社の男性向け週刊誌。各種書籍の装丁から小さなカットまでこなしていました。取材に行って写真を撮って原稿を書いて、そこにイラストやらデザインを施すことで、何となくプロを名乗っていたのです。
また、同時にゲーム開発の仕事にも携わっていました。主に欧米が中心でしたがゲームの関連書籍の仕事もありましたっけ。紆余曲折あって、今の会社に拾われたのは29歳のときでした。
アンタそこまで腕時計が好きなの??
腹の足しにもならない「ブログ」をこれだけ長く続けてこれたのですから、腕時計への情熱は相当なものだと思います。好きだけどお金が無いから自由に買えない… だからこそですかね。文章に置き換えて「買えない憂さ晴らし」をしているのです。共感していただいている部分があるとすれば… そうやって「もがいている姿」ですかね??(笑)
一番好きな腕時計ブランドは??
好きなブランドを答えるのは難しいですね。そもそもプロスポーツでもチームより個人を応援するタイプなんです。ですから、ブライトリングならこれ、ジャガー ルクルトならこれみたいな見方はあっても「推しブランド」は存在しません。
しいて上げるなら… やっぱり「セイコー」ですね。どんな時計を拝見するときも、私の中に確固としてあるのが「セイコー基準」。セイコーの良いも悪いも全てが、私が腕時計を冷静に俯瞰する際のモノサシにピッタリなのです。
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