腕時計を愛する皆さんにとっては知りたくもないニュースかもしれませんし、私だって腕時計の凋落に関する記事なんて書きたくありません。でもねぇ… 知っていて「それでもオレは腕時計が好きだ!!」と雄々しく立ち上がるのと、目を閉じ耳をふさぎ「知りたくない!!」と背中を向けるのでは、今後の趣味としての在り方に大きく差が出ると思うんですよねぇ (;´Д`A
ブルームバーグで知る『腕時計ブームの終焉』
皆さまご存じ、第108代ニューヨーク市長「マイケル・ブルームバーグ」によって設立された総合情報サービス企業「ブルームバーグ」。経済と金融情報の発信が主たる事業のこの会社、結構頻繁に腕時計に関するニュースも流してくれるんです。私としては余り耳に入れたくない「資産価値」みたいな話が多いですけどね。
私は本業の方で主要な通信社のニュースに触れる機会が多いわけですが、ブルームバーグもその一つです。正直、真偽に疑問符の付くニュースの発信も多いブルームバーグさん。データはしっかりしていても分析段階でのバイアスが強いなぁ~と感じることも多々あります。ニュースも商売ですからね。仕方がないと言えば仕方のないことです。
そんなブルームバーグさんが発信する「高級腕時計関連」の記事ですが、昨年終盤辺りから、かなり厳しい論調が見られるようになってきました。どうやら「腕時計ブームの終焉」が現実のものになってきたみたいです。
今回はブルームバーグさんの高級腕時計に関する記事をピックアップしながら、高級腕時計の現在地とブーム終焉の可能性、そして今後の高級腕時計の在り方について考えたいと思います。要点をまとめた方が圧倒的に解りやすいと思いますので、あくまでドライに本文の要所だけを掻い摘まんで参ります。あまり情緒的な話にはしたくないですしねぇ (;´Д`)
ロレックスなど中古高級腕時計「2年ぶり安値(さらに下落の可能性)」2023年11月
昨年11月の時点で、高級腕時計の中古価格は顕著な下落に晒されていました。この記事では統計データから現象を分析し、その原因がシンプルに上げられていました。
市場の動向:
- ロレックスやパテック・フィリップなどの中古高級腕時計の価格が先月、2年ぶりの安値に下落。
- 供給が増加する一方で需要が減少しているため、価格が下がっている。
統計データ:
- ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数は10月に1.8%低下し、2021年以来の低水準を記録。
- 22年4月の高値から42%の下落。
背景:
- パンデミック中に高騰していた人気モデル(ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ)の価格は現在、経済的不安定さ、高インフレ、地政学的緊張の影響を受けて下落。
- 時計コレクターが購入を控えている状況。
供給と需要のバランス:
- 英国拠点の時計取引プラットフォーム、サブダイヤルの共同創業者クリスティー・デービス氏によると、供給が増加しているため、中古時計ディーラーが在庫を売却するのに時間がかかっている。
- 市場での下落圧力が強まり、さらなる値下がりの可能性がある。
腕時計喫茶の考え:
まず、これらの現実には、そもそも「値上がりし過ぎた中古高級腕時計」という前提があります。ぶっちゃけまだまだ正常に下がったとは言えません。正規新品より高い中古品なんて、骨董的価値でもない限りはあり得ないんです。
COVID-19 パンデミックが収束して「お金の使い道」に選択肢が増えたことで、腕時計に対する出費が減るのは当然です。他にも色々楽しみたいでしょうからね (・з・)
供給の増加は「腕時計ブーム」とやらがこの先も続くと楽観したメーカーによる目論見違いに過ぎません。需要を超える商品在庫は「叩き売りの前兆」です。ほら、作りすぎたコロッケは安くしてでも売り切らないと、賞味期限を過ぎちゃうでしょ?? そこはある意味、高級腕時計も変わらないのです。
スイス高級時計「輝かしいブームにお別れ(消費者心理に変化)」2023年12月
森羅万象、始まりがあれば終わりがある… ということで、この記事では終焉に向かう高級時計のブームの現状と、その理由が記されていました。要点をまとめると以下のような感じです。
パンデミック期のブーム:
- パンデミック期に外出制限があった富裕層や余裕資金を持つ消費者が高級時計に投資し、スイス時計の輸出額は過去最高を記録(2022年には約250億フラン)。
現在の状況:
- 金利上昇や景気低迷、強気な値上げや供給増加などで需要が冷え込み、時計メーカーの需要が急落。
- ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数では、取引額の多い50モデルの価格が2022年4月のピークから約42%下落。
経営者の見解:
- オーデマピゲのCEOは、パンデミック期の異常な需要が再現されることはないと述べている。
高級品メーカーの現状:
- LVMHやケリングなどの高級品メーカーもインフレと景気後退の影響を受けて売り上げが低迷。
- フィナンシエール・リシュモンの時計販売は半期決算で3%減少し、米州では17%も落ち込んだ。
市場低迷の兆し:
- スイスの時計輸出は7月に過去2年余りで初めて減少。
- 中古時計の価格は1年余り値下がりが続いている。
影響と対応:
- 部品サプライヤーやホディンキーなどの関連企業が人員削減を始めている。
- ロレックスやオメガなどの主要ブランドが値上げを実施。
未来の見通し:
- ノルケインのCEOは、消費者心理の変化が売り上げの鈍化を引き起こしていると指摘し、今年の売り上げ予測を50%増から30%増に下方修正。
腕時計喫茶の考え:
報道の隅っこで慎ましく暮らす私ですから、この記事で一番ショックだった項目は腕時計情報メディア「ホディンキー」の人員削減についてでした。えぇ~ 困るなぁ(汗) ホディンキーさんの記事が大好きなんですよねぇ… あ、何ならウチで書いてもらって良いですよ??(原稿代は要相談)
ニュースの重要度は「万人にとって不可欠な情報か否か」で判断されるものです。昨今のミートショックが大きな話題として取り上げられるのも、野菜の値上りが大ごととして取り上げられるのも、それが万人の生活に打撃を与えるからに他なりません。ですから腕時計のニュースの重要度なんて、そもそもが大したことではないのです。一般紙のトップに上がってこないでしょ??
こうして専門誌の規模が小さくなれば腕時計のあれこれが人の目に触れる機会が減ります。情報に触れる機会が無いということは、折角の高級腕時計も「存在していないのと同じ」です。メディアの縮小はただでさえ縮小傾向の市場をさらに冷え込ませるでしょう。ヤバいですよ~ 本当に (;´Д`)
高級腕時計ブーム後退「地政学的緊張が高まる中で買い手は慎重姿勢」2024年3月
そうなんですよねぇ… 腕時計に興じていられるのも平和だからなんですよ。「国や経済がヤバくなったら持ち金をデイトナに換えておけば間違いない!!」なんて話もまことしやかに囁かれていましたが、所詮は都市伝説の類いだったのかもしれません。
需要の減少:
- 2023年の高級腕時計のオークション市場での売買金額は、前年から13%減少し、6億1000万スイスフラン(約1030億円)にとどまった。
原因:
- 地政学的な緊張の高まり(ウクライナや中東での戦争)や、世界的な経済成長の不安定さが影響している。
- 富裕層の買い手が慎重姿勢を強め、高額時計への熱狂が薄れた。
具体的な影響:
- 2023年に100万スイスフラン以上で落札された腕時計は58本で、前年の98本から41%減少。
- 最も高額で落札された腕時計5本のうち3本はパテック・フィリップ製。
背景:
- 新型コロナのパンデミック期とその直後には、低金利などで潤沢な資金を手にした買い手からの需要が急増し、ロレックスやパテック・フィリップなど高級腕時計の価格が高騰していたが、そのブームは後退した。
腕時計喫茶の考え:
経済は地政学的な安定の上に語られるものですから、戦争や紛争の影響から切り離すことはできません。周りでドンパチが起きているような状況で心の余裕が失われれば、誰だって高級腕時計なんかに興じている場合ではなくなるでしょう。絶対的に大切なのは家族や自分の命ですからね (>_<。)
タグ・ホイヤーの6450ドルの腕時計「円急落で東京では21%お買い得に」2024年4月
腕時計の買い控え傾向が明るみになる反面、円安で苦しむ日本という国は外国人にとって魅力たっぷりの「お買い物天国」になっているそうです。日本人としては何とも腹の立つ話ですが、これに関してもブルームバーグの記事がありました。
円安と高級品価格:
- 急激な円安と高級ブランドが為替相場変動を反映する価格改定を行っていないため、日本で高級品を割安に購入できるチャンスが生まれている。
- 例えば、タグ・ホイヤーのカレラ・クロノグラフは東京で78万5000円(約5087ドル)で販売され、ニューヨークよりも1350ドル余り安い。
購買行動:
◉世界中からの買い手が日本に集まり、高級品を転売して利益を得るバイヤーもいる。
◉インスタグラムのインフルエンサー、ミセス・ダウ・ジョーンズさんは、高級ブランドの中古アパレルの掘り出し物の見つけ方についての動画を投稿している。
経済状況と円安の影響:
- 日本銀行が2007年以来初めての政策金利引き上げを実施したが、円は対ドルで34年ぶりの安値近辺で取引されている。
- 銀座では多くの外国語が聞かれるようになり、特に中国人ツアー客が免税価格で日本製品を買いあさっている。
高級ブランドの価格設定:
- 高級品メーカーは通常、価格の裁定取引を防ぐために世界中で価格を均一化しようとするが、ここ数年の値上げを踏まえ、顧客負担を増やすことに慎重になっている。
- エルメスやシャネルなど一部の人気ブランドを除き、販売は低調なため、価格設定に慎重にならざるを得ない。
割安な高級アイテム:
- 円安の影響で、日本での高級アイテムの価格が事実上割安になっている。一部の例として、以下の商品が紹介されている
- シャネルのクラシックハンドバッグ:米国より1423ドルお得
- ディオールのJ’Adiorスリングバックパンプス:米国より190ドルお得
- タグ・ホイヤーのカレラ・クロノグラフ:米国より1363ドルお得
- カルティエのLOVEブレスレット:米国より506ドルお得
- プラダのサングラス:米国より135ドルお得
腕時計喫茶の考え:
いやぁ~ まさに「お買い物天国」。外国人旅行者にとっては円安サマサマですよね。この記事のポイントですが、個人的には為替の変動に対して値上げを控えている… いや、控えざるを得ない日本のお寒い現状ではないかと思います。要するに為替を反映させちゃうと「日本人が買わなく(買えなく)」なっちゃうのです。泣ける~ (´;ω;`)
強い通貨を持っている外国人に蹂躙され続ける「弱い日本」の構図は、もはや言われるまでもないことですが、こうしたニュースで世界の転売屋が大挙して集う様子を報じられると、さすがにヘコみますね。何とかしてくれ!! 現内閣!!
高級腕時計の値下がり続く「株式にリターン劣り一部投資家撤退」2024年7月
この記事では「投資家」の動向から、高級腕時計が「投資対象としての魅力を失った」ことが示されていました。血も涙もないデータが並んでいますので困惑は避けられませんが… 最後にはちょっとした「希望」もありました。
価格の下落:
- 最も取引されている50モデルを追跡するブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数は6月に1%未満の下落。
- 同指数は1年間で8%、過去2年では23%の下落。
- 対照的に、米国株のS&P500種株価指数は過去1年間で27%上昇。
2022年初めの価格高騰とその後の変化:
- ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなどのスイスのトップブランドは、2022年初めに流通市場で空前の価格高騰を見せたが、その後は価格が下落。
- ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数は、2022年6月までの1年間で40%急上昇したが、S&P500種は約1%下落していた。
投機的な投資家の市場退出:
- 高級時計が値上がりし続けると期待していた投機的な投資家は、株式や他の投資の方がより良いリターンを提供したため、市場から退出。
ブランド別の動向:
- 一部のブランドは値下がり局面でも価格が上昇している。例えば、リシュモンが所有するカルティエの時計は人気が高まり、カルティエの時計価格を示すサブダイヤル指数は1年間で2%近く上昇。
- ロレックスのモデルは6月に価格がほぼ横ばいで推移。姉妹ブランドのチューダーは下落。
- スウォッチ・グループ傘下のオメガとカルティエのブランド別指数、およびエントリーレベルの高級時計の価格は6月に小幅な上昇を示した。
腕時計喫茶の考え:
結果を出す有能な投資家とは実際、物事に拘泥しない存在なのです。ブランドが投資家にちやほやされて夢見心地でいる間も、冷徹な投資家は「もっと効率的に稼げる投資対象はないか??」と探し続けています。折に触れ「あれは投資家に裏切られたからだ!!」みたいな話を耳にすることがありますが、それって相当にお花畑な発想です。本来、投資家はカッコーであり、自分の資産を育てる環境を探しているだけで、ブランドの成長に二人三脚で協力するような有り難い存在ではないのです。ブランドや業界が泣き言を言ったところで、それは全て自業自得というもの。
ですが「希望」もありそうです。値下がりの局面でも価値を上昇させる時計の存在です。これは消費者が未だに「腕時計を見捨てていない」ことの証左でしょう。エントリーレベルの時計が売れているのは、要するに消費者が「安くて満足できる腕時計を欲している」ことに他なりません。ティソのように安くて質の良いブランドや、台頭するマイクロブランドにとっては、むしろ「追い風」が吹いているのかもしれないのです (*´ω`*)
スイス高級時計業界が深刻な落ち込み「中国などの需要低迷が直撃」2024年7月
「富」とは安定した国家が保証する様々な価値観の上に築かれるものであって、今サイフの中に幾らあるかで判断すべきものではありません。その点、中国の「富」は脆弱でいつ失われてもおかしくない不安定なものだと言えます。この記事では腕時計やラグジュアリーを例に「中国偏重」のリスクがあぶり出されています。
売り上げの急減:
- 高級腕時計の売り上げが急減し、消費者が高価な時計の購入に慎重になっている。
- リシュモンとスウォッチ・グループの決算は、中国を中心に買い控えがあることを示した。
中国市場の低迷:
- リシュモンの時計ブランドの4-6月売上高は13%減、大中華圏では27%の減収。
- スウォッチは1-6月の中国売上高が30%減、全体の売上高は14%減、営業利益は70%減少。
パンデミック時の好況からの転落:
- パンデミック中、旅行や外食に行けず資金に余裕ができた消費者が高級時計を購入した。
- 需要急増に伴い多くの時計ブランドが値上げを行ったが、それが現在の消費者の購買意欲を抑制する原因となっている。
欧州の高級ファッションブランドも影響:
- 英バーバリー・グループ、ドイツのヒューゴ・ボス、仏ケリング傘下の「グッチ」なども中国での不振が響いている。
- パンデミック当時の好況から一転し、直近の決算は売り上げの二桁台の落ち込みを示した。
スイスの時計業界への影響:
- スイスの時計部品サプライヤーは注文の先送りに直面し、一部の部品メーカーは社員に労働時間の短縮や夏季休暇の延長を要請している。
- スウォッチ・グループは生産を20-30%抑制し、一部のブランドはサプライヤーへの発注を遅らせている。
米国と日本市場の状況:
- 米国市場は底堅く、日本も円安を利用する観光客のおかげで好調。
- それでも、中国市場の落ち込みを埋めるには至っていない。
将来の見通し:
- アナリストは、中国の需要低迷が近く終わる兆しは見えないと指摘している。
腕時計喫茶の考え:
中国という国家が如何に経済的に脆弱であるかがよく解ります。特に資産の王様であるはずの「不動産」は目も当てられません。率先して国民や住民の財産を守る文化が、今の中国には存在しないのかもしれませんが。
中国市場が低迷するということは、巡り巡って中国国内のサプライヤーも苦しむということです。近年、中国のサプライヤーは侮れない実力を身に付けてきましたが、市場低迷が機会喪失に繋がり、新興サプライヤーの可能性を奪うかもしれないのです。腕時計業界にとってそれは世界的な損失。勿体ない話ですよね (;´∀`)
最後に…「腕時計ブームが終わったら、新しいブームを待てば良いじゃない!?」
高級腕時計ブームは終わった… どの段階を以て「終わった」とするかが難しいところですが、腕時計業界にとってまばゆいばかりの「栄光のシーズン」は、世界的に終了したと言って構わないと思います。過去に色々とやらかしのあるブルームバーグさんの報道であっても、そこは間違いなくそうでしょう。
少々意地悪な表現になりますが、私個人的には「ブームがあって良かった」と思っています。資金力がある方は高価であろうと関係なく腕時計にお金を使えたかもしれませんが、資金力がリトル・リーグ並の私にはとても買えませんでした。ですから良かったのです。無謀な買い物をせずに済みましたからね。
パンデミック中に世界で一斉に起きた「腕時計ブーム」のような流行は二度と起きないかもしれません。ただ、腕時計全体が収束する中で売り上げを伸ばしたエントリーレベルの腕時計のように、薄利多売の芽は残されているのです。煌びやかなブームを経験した業界にとってはしち面倒な取り組みかもしれませんが、今は「将来の上得意を育てる」ための畑を耕す時期だと考えるべきです。「腕時計は終わった」と見切りを付けて去って行く連中は去らせておけば良いでしょう。どうせまた「美味しい!!」と感じたらしれっと戻ってくるはずですから (;´Д`)
「パンデミック期の異常な需要が再現されることはない」とオーデマピゲのCEOは語ったそうですが、むしろ再現すべきではありません。数年後に必ず起こるであろう「ブーム」に向けて業界が行うべきは、投資家や経済の動向に振り回されることなく、過剰な利益の追求に走らず、顧客に「真に愛し続けてもらえる腕時計」を提供し続けることです。
「絶対に手放したくない時計」なら中古市場にも流れませんよね?? それは資産性とは無関係の「腕時計の本質的な価値」によるものです。要するに、良いものを作ってさえいれば「腕時計は絶対に大丈夫」。愛好家にとって楽しみな「新たなブーム」は絶対に来ますから、皆でのんびり待ちましょうよ。手元の腕時計たちを愛でながら (*´ω`*)
ご意見・ご感想
コメント一覧 (4件)
昨今の日米同時株安は確実に、高級腕時計業界に影響を与えるでしょう。業界再編もありうると思います。
先月嫁さんとオーバーシーズ(嫁さんが購入)を予約しにいくと、直ぐに買えました。やはり世界的に売れ行きはイマイチなのでしょう。
隊長さま。コメントありがとうございます。
政策金利の調整は早かったかもですね。放っておいても米国の株安は進んだでしょうから(汗)
とは言え、世界の逃げ道たる円が弱すぎるのも考え物。
こう言うときですね「やっぱゴールドだな!!」と当たり前の気持ちになるのは。
何はともあれ、オバシおめでとうございます♬
株安だろうが何だろうが皆さん時計買ってるなぁ(笑)
今回も読み応えのある記事…!興味深くしかと拝読しました。おもしろかったです!
リセールで儲かるような時計は持っていない私(笑)には、行き過ぎたブームの終焉は朗報でしかないというのが正直なところです。業界そのものの勢いが落ち込むに至り、良い時計の創出にまで悪影響が出なければ、ですけれど。
とは言え今さら人件費や資材の高騰は如何ともし難いところでしょうから、欲しかった時計がお安く?!みたいなウハウハな状況は望むべくもありませんね。
良し悪しをシビアに吟味しつつ、自分にとっての『コクのある』時計を探していきたいと思いました。
まりもさま。コメントありがとうございます♬
資材の高騰に関しては、ステンレスにも様々なグレードがあるとは言え、時計一つに使う素材の量はさほど変わらない事実を考えると、
「安い時計は何で安いままなの??」といった疑問は尽きません。
人件費はもう… 観光地で食べるアイスみたいなもので、スイス製と言われてしまえば人件費を含めて高額になる構造は変えようがないかもしれません。
ブランドにとって一度上げてしまったポジションを落とすような値下げは難しいでしょうしね。
ただ、狂ったような中古価格上昇は落ち着きそうです。
かつてのように、ロレックスですら中古が新品より安くなれば、その時点で「正常に戻った」と判断しても良いでしょう。
その日が来たらワタクシ、またロレックスを買います(笑)