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フランスの腕時計ブランド『BALTIC(バルチック)』 24年7月1日に「価格改定」(ひと目でわかる新価格と価格上昇率)

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【※このコンテンツはプロモーションを含みます】

 私なんかは唯々「腕時計が好きなオッサン」でしかないわけですが、アウェーな場所で「腕時計が大好きです!!」みたいな表明を行うと「随分と余裕があるんですねぇ」なんて感じで「根拠のないお金持ち扱い」を受けてしまうことがあります (;´∀`)

 「違う違う!! 今日なんて上下『無印』やし、最近はそれすら勿体ないって思うねんで??」と間違った認識を正しつつ「唯一の趣味だからね!!」と素直に肯定できない自分を情けなく思うときもあります。単純に困惑するからなんですけどね。勘違いされちゃうと…(とんだ間違いなので)

 現実の私はほんの僅かな価格変動に一喜一憂を繰り返し「おっかなびっくり」の腕時計趣味街道を歩いている状態です。新聞の経済面(初出は1、3面が多いですね)で為替関連のニュースを目にするたび「もう見たくない」「これでまた腕時計が高くなる」と嘆息し、私にとっては唯でさえ無謀な「高級腕時計」が、さらに「無謀の高み」に飛び去ったことを知るのです (;´Д`)

日銀に「円安」を是正するつもりはあるのか??

 デフレを克服し、経済成長を促進するために超低金利政策を維持してきた日銀。円安は輸出企業にとって有利に働くため、一定程度の円安を許容することが経済全体にとってプラスになるとの考え。それ自体は私も「まあそうかなぁ~」と思います。

 ただ、何ごとも「塩梅」です。エネルギーの高騰を招き、生活コストを全体的に押し上げるに至った元凶は「弱すぎる円」にあります。何がハードカレンシーですか!? これほど主体性を失った基軸通貨って過去にありましたっけ?? (;´Д`)

 確かに、急激な為替の変動は経済に混乱をきたしますから避けるべきことです。ただ、日本の国力とは企業の業績のみで語るべきものではないはず。現在の「モノを買えない日本」が続けば、いずれは材料調達にも事欠くことになり、得意の「モノを売る日本」の立場も危うくなるでしょう。「円が力を失う」とはそういう意味があるのです。

 「為替介入とかせんのかい!!」と思いますよね?? 実際、日銀が為替介入することは稀で、通常それは財務省の仕事です。突発的な円の急落に対して日本政府がカンフル剤的な介入を行うこともありますが、あくまで一時的な措置であり、継続的な円安を是正するものではないのです。

 日銀だって円安が経済に与える影響を慎重に評価しているはずで、特に輸入品の価格上昇が消費者物価に与える影響や、企業のコスト増加が経済全体に与える影響を注視しているはずなんです。必要に応じた政策金利の調整。資産購入プログラムの変更だって視野に入れているでしょう。ところがこれまでのところ、大規模な政策変更は行われていません。円安を悪と捉え「是正すべし」の前提で考えるなら「日銀も政府もやる気なし」と言われても仕方がないかもしれません (;´∀`)

日本で「高級輸入品」が高価な理由

 弊サイトとしましてはこれ以上、腕時計を含む「高級輸入品が高騰」すると困っちゃうわけです。夢も希望も(ブログのネタも)なくなっちゃいますからね。とは言え私なんかが「何で値上げすんねん!?」と憤ったところで、事はそう簡単な話ではありません。そこには幾つかの要因が複雑に絡み合っているからです。良い機会なので、以下にその主な要因を説明させてもらいますね。悲しいですよ~ (;´∀`)

為替レートの影響

 円安が続いているため「輸入品の価格が相対的に高く」なっています。特に、円が米ドルやユーロに対して弱い場合、海外からの商品を購入する際のコストが増加します。これが輸入品の価格に反映されるため、消費者が支払う金額も高くなります。

輸送コストの増加

 世界的な物流の混乱や燃料価格の高騰により、輸送コストが上昇しています。特に「COVID-19 パンデミック」の影響で物流が滞り、運送業界全体が未だ不安定な状態にあります。これにより輸送費が高騰し、そのコストが商品価格に転嫁されています。

関税および税金

 日本は一部の高級輸入品に対して高い関税を課しています。消費税だって考慮に入れる必要があります。これらの税金が加算されることで、輸入品の価格はさらに上昇します。

サプライチェーンの問題

 特定の高級品については、原材料の供給不足や製造業者の生産遅延などの「サプライチェーン問題」が影響を及ぼしています。これにより、商品が市場に到達するまでのコストが増加し、最終的な販売価格に反映されます。

ブランド価値とマーケティング

 高級品はそのブランド価値やマーケティング戦略によって価格が設定されることが多いです。ブランドの認知度や高品質、限定性などが価格を押し上げる要因となります。日本の市場では消費者がブランド価値を重視する傾向があり、そのために「高価な価格設定」が許される場合があります。

小売業者のマージン

 輸入品を扱う小売業者は、自身の利益を確保するために価格にマージンを上乗せします。特に高級品に関しては、店舗の運営コストやマーケティング費用なども考慮されるため、最終的な価格が高くなることが一般的です。

 これら全ての要因が組み合わさることで「高級輸入品の価格が上昇する」と言われています。実はこの中で「ブランド価値」だけが経済のダイナミズムと関係のない要素です。ブランドの価値には数値化できる根拠があるわけではありませんし、それは所謂「ハッタリ」に属する類いのものです。ただ、だからこそ高級なイメージをプライスタグで表現し、例え売り上げが奮わなくとも、易々と価格を下げるわけにはいかないのです。頻繁なセールを行うブランドの多くが「モール ブランド」などと揶揄されている現状を見ると「高価でも仕方がない」と消費者に刷り込むことの困難さが解ると思います (;´Д`)

「H°M’S” WatchStore」発表。フランスの腕時計メーカー『BALTIC(バルチック)』値上げについて

出典:https://baltic-watches.com/

 個人的な気持ちとしては、これまで良く耐えてくれたとバルチックさんに賞賛を贈りたいくらいですが、それでも「大好きなブランドの値上げ発表」を目にすれば、しょんぼりしない愛好家はいないでしょう。

 ただ、本当に長く、安いままで提供を続けてくれました。「マイクロブランド」である「バルチック」の名声は一般的とは言い難く、多売によって薄利に耐えるタイプの商材ではありません。ですが、当の「バルチック」も販売の「H°M’S” WatchStore」もそれに耐えてきました。その一つの成果として、日本国内のみならず、海外からも「安くバルチックが買える」と噂を聞きつけたお客さんが押し寄せるお店になったわけです。

 少なくとも国内で「良い感じの時計」「10万円を切っている」「良心的なバルチック」の構図を作ったのは「H°M’S” WatchStore」の功績です。私なんかもその流れで「バルチック」にどハマり。僅かな期間ですでに「5本」のバルチックを所有するに至りました(6本目は納品待ち)

 安価ながら正統派クラシックの重厚さを感じさせる時計が、昨今の常識では考えられない安さで提供されてきたのです。バルチックという歴史の浅いマイクロブランドが一定の成功を収め、この先の展望を余裕を持って描けるステージに入ったとするならば、それは間違いなく「安くて良いものが評価された」からに他なりません。

 そんな「バルチック」も7月1日、遂に「価格改定」です。悲しみと同時にこみ上げる「感謝の気持ち」。私が自分好みのバルチックを何本もコレクションできたのは、バルチックと販売店が消費者が求めるところを大切にして、本来はコストに転嫁する部分に目をつぶってきたからだと思います。

 ただ、何ごとにも「限界」はあります。値上げの発表から数日、弊腕時計喫茶の元にも値上げのリストが送られてきました。そこに並んでいたのは煌びやかな趣味世界とは一線を画すリアルな数字。それを拝見して、さすがの私も理解しました。それこそが販売店の「矜持」ってヤツだったのです。踏ん張ってくれていたのですよ。

為替の変動が外国産腕時計の日本国内価格に反映されるタイミングについて

 バルチックの「主要モデル」の値上げリストを公開する前に、為替の変動が輸入品の日本国内価格に反映されるタイミングについて知っておく必要があるかもしれません。それはさまざまな要因によって異なりますが、一般的には以下のプロセスを経て価格に影響を与えます (;´Д`A

輸入業者の価格設定

 為替レートが変動すると、輸入業者が海外から商品を購入する際のコストが変わります。輸入業者は為替レートの変動を考慮して、新たな仕入れ価格を設定します。この段階では、通常、短期的な変動に対しては即座に反映せず、ある程度の期間を見て安定した価格設定を行うことが多いです。

在庫の消費

 輸入品の国内価格に為替変動が反映されるまでには、既存の在庫が影響します。多くの輸入業者や小売業者は一定量の在庫を持っており、その在庫が販売されるまで新たな仕入れ価格の影響は遅れます。このため、為替レートの変動が即座に店頭価格に反映されるわけではなく、数週間から数ヶ月の「タイムラグ」が生じることが一般的です。

契約条件と価格交渉

 多くの輸入業者は、一定期間ごとに価格を見直す契約を結んでいるため、為替レートの変動が即座に価格に反映されるわけではありません。例えば、四半期ごとに価格を見直す場合、為替レートの変動が価格に反映されるのは次の「契約更新時期」になります。

物流と通関手続き

 商品の輸送や通関手続きにも時間がかかります。海外から日本に商品が到着するまでのリードタイムが数週間から数ヶ月かかる場合もあり、その間に為替レートが変動しても、既に出荷された商品には影響がありません。

小売業者の価格設定

 小売業者は、輸入業者から仕入れた商品の価格を設定する際に「為替レートの変動」を考慮します。小売業者も一定の利益マージンを確保するため、為替レートが大きく変動した場合には、仕入れ価格の上昇分を価格に転嫁することがあります。ただし、消費者の購買意欲や市場競争も考慮するため、価格設定には慎重さが求められます。

 為替の変動が輸入品の日本国内価格に反映されるタイミングは、通常、数週間から数ヶ月かかることが多いと思います。これは、輸入業者の価格設定、在庫の消費、契約条件、物流と通関手続き、小売業者の価格設定など「複数の条件を満たすために時間が必要」だからです。このタイムラグを理解することで、為替レートの変動が国内価格に及ぼす影響をより正確に予測することができます。

2024年7月1日、バルチック主要モデルの価格改定リスト(H°M’S” WatchStore の資料から作成)

 では、私が入手した資料の中から、バルチック主要モデルの「価格改定」を見ていきたいと思います。モデルによってはそれほど上がったとは思えないものもありますが、これまでギリギリ10万円以下で踏みとどまっていたモデルに関しては心理的な引っかかりがあるかもしれません。桁が変わるってそう言うことなんです。「10万円以上のゾーン」に入っちゃうわけですからねぇ (;´∀`)

モデル名販売価格(税抜)新価格(税抜)価格上昇率(%)
AQUASCAPHE CLASSIC – BLACK CREAM¥90,000¥99,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC – BLACK SILVER¥90,000¥99,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC – BLUE GILT¥90,000¥99,00010%
Beads Of Rice Metal Bracel¥17,000¥19,00012%
BICOMPAX Black Silver – leather strap¥82,000¥92,00012%
BICOMPAX Blue Gilt – leather strap¥82,000¥92,00012%
BICOMPAX Silver – leather strap¥82,000¥92,00012%
HMS Black Silver – leather strap¥53,000¥62,00017%
HMS Blue Gilt – leather strap¥53,000¥62,00017%
HMS Silver – leather strap¥53,000¥62,00017%
BICOMPAX Black Silver – leather strap¥86,000¥97,00013%
BICOMPAX Blue Gilt – leather strap¥86,000¥97,00013%
BICOMPAX Silver – leather strap¥86,000¥97,00013%
HMS Black Silver – leather strap¥58,000¥67,00016%
HMS Blue Gilt – leather strap¥58,000¥67,00016%
HMS Silver – leather strap¥58,000¥67,00016%
AQUASCAPHE GMT Green¥160,000¥170,0006%
AQUASCAPHE GMT Grey¥160,000¥170,0006%
AQUASCAPHE GMT Orang¥160,000¥170,0006%
AQUASCAPHE GMT Orang¥155,000¥158,0002%
Compressor divers Bluedial¥98,000¥111,00013%
Compressor divers Blackdial¥98,000¥111,00013%
Compressor divers Blackdial¥98,000¥111,00013%
AQUASCAPHE GMT Green¥155,000¥158,0002%
AQUASCAPHE GMT Grey¥155,000¥158,0002%
AQUASCAPHE White BK¥90,000¥99,00010%
MR01 SALMON¥86,000¥93,0008%
MR01 BLUE¥86,000¥93,0008%
MR01 SILVER¥86,000¥93,0008%
AQUASCAPHE BRONZE BLACK¥97,000¥107,00010%
AQUASCAPHE TITANIUM BLUE¥115,000¥121,0005%
AQUASCAPHE TITANIUM BLACK¥115,000¥121,0005%
AQUASCAPHE BRONZE BLUE GILT¥97,000¥107,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC BLUE GILT¥103,000¥113,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC BLACK CREAM¥103,000¥113,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC BLACK SILVER¥103,000¥113,00010%
AQUASCAPHE CLASSIC WHITE¥103,000¥113,00010%
Compressor divers Blackdia¥110,000¥125,00014%
Compressor divers Bluedial¥110,000¥125,00014%
FLAT LINK Bracelet¥17,000¥19,00012%
HMS 003 – SILVER BLUE¥58,000¥67,00016%
HMS 003 – SALMON¥58,000¥67,00016%
HMS 003 – BLUE GILT¥58,000¥67,00016%
HMS 003 – SILVER BLUE¥53,000¥62,00017%
HMS 003 – SALMON¥53,000¥62,00017%
HMS 003 – BLUE GILT¥53,000¥62,00017%
BICOMPAX 003 – SILVER BLUE¥86,000¥97,00013%
BICOMPAX 003 – SALMON¥86,000¥97,00013%
BICOMPAX 003 – BLUE GILT¥86,000¥97,00013%
BICOMPAX 003 – SILVER BLUE¥82,000¥92,00012%
BICOMPAX 003 – SALMON¥82,000¥92,00012%
BICOMPAX 003 – BLUE GILT¥82,000¥92,00012%
Bead of rice straight bracele¥17,000¥19,00012%
HERMÉTIQUE TOURER – BLUE¥89,000¥94,0006%
HERMÉTIQUE TOURER – GREEN¥89,000¥94,0006%
HERMÉTIQUE TOURER – BROWN¥89,000¥94,0006%
HERMÉTIQUE TOURER – BEIGE¥89,000¥94,0006%
BICOMPAX 002 – GOLD PVD – BLACK¥86,000¥97,00013%
HMS 002 GOLD PVD – BLA¥58,000¥67,00016%
MR01 – GOLD PVD – BLACK¥86,000¥93,0008%
※同型モデルであってもケースバックの違いなどで価格は変わります商品の取り扱い有無に関するお問い合わせはHMSさんまで (*´ω`*)

 とまあ、こんな感じです。他のブランドでしれっと行われている価格改定に比べたら、ホントに微々たるものなわけですが、皆さんそれぞれに感じ方やお考えがあるでしょう。

 歴史の浅いマイクロブランドである「バルチック」にとって、価格改定は「ギャンブル」です。特に熱烈なファンの存在によって急速に成長することができたバルチックさんにしてみれば、将来的な顧客離れをはらんだターニングポイントになりかねません。

 ただ、実のところ私個人は何の心配もしていないのです。すでに世界中の腕時計マニア、世界中の腕時計メディアの中で、閉じた世界とはいえ「バルチック」の名声は、揺るぎないものになりつつあるからです。

 私が新価格表で見付けた「バルチックの良心」。例えば「AQUASCAPHE GMT」は僅か2%の値上げに踏みとどまったことで、今後はむしろ「お買い得」に見えることでしょう。また、バルチックのニュースタンダードを牽引するモデル「エルメティック」も6%の上昇で堪えてくれました。これはバルチックさんが「エルメティック」を今後も重要な柱と考えてのことだと思います (*´∀`*)

『Hº M’ S” Watch Store』さんの公式へは以下のリンクからどうぞ (*´ω`*)

https://www.hms-watchstore.com

主要各国における「BALTIC」の評判は??

 フランスの腕時計メーカー「バルチック」は、ヴィンテージ風味のデザインと現代的な技術を融合させた魅力的な腕時計を提供することで、世界中の腕時計マニアの期待に応え続けてきました。そんなブランドとしての今後の展望を予測する材料として、主要各国でのバルチックの評判について纏めてみました (*´ω`*)

フランス

 ブランドの母国であるフランス国内で「バルチック」は高い評価を受けています。創業者である「エティエンヌ・マレク」氏のヴィンテージウォッチへの情熱と、クラウドファンディングを通じた成功ストーリーが、多くの時計愛好者やメディアの関心を引いています。フランスの時計コミュニティでは、バルチックのデザインと品質が評価されており、特にその価格帯での価値が高く認められています。

アメリカ

 アメリカでも「バルチック」は人気があります。特に、ヴィンテージスタイルの時計が好きな層に受け入れられており、Hodinkeeなどの時計専門メディアでも好意的なレビューを受けています。アメリカの消費者は、バルチックの時計が提供するデザインと品質のバランスに満足しており、特にその手頃な価格が魅力とされています。

イギリス

 イギリスの時計市場でも「バルチック」は高評価を得ています。英国の時計愛好者は、クラシックなデザインと現代的な技術を組み合わせた時計に高い関心を持っており、バルチックの製品はそのニーズに合致しています。英国の時計フォーラムやレビューサイトでも、バルチックの時計はポジティブな評価を受けています。

日本

 日本では、バルチックの時計はデザイン性と品質の高さから注目されています。特に、時計専門誌やオンラインレビューサイトでの評価が高く、日本の消費者は細部にこだわったデザインと職人的技術を評価しています。バルチックのクラシックで洗練されたデザインの素晴らしさは総代理店「H°M’S” WatchStore」を通じて広められ、日本の時計愛好者に好まれています。

ドイツ

 ドイツの時計市場では「バルチック」の時計は高い品質と魅力的なデザインで知られています。ドイツの消費者は品質に対する期待が高く、バルチックはその期待に応える製品を提供しています。ドイツの時計フォーラムやレビューサイトでも、バルチックの時計は高評価を受けています。

 このように「バルチックの時計」はそのヴィンテージインスパイアされたデザイン、高品質な製造、そして手頃な価格帯で「国際的に高い評価」を受けています。各国の時計愛好者やメディアからの評価は非常にポジティブであり、特にデザインとコストパフォーマンスの面で多くの支持を獲得しました。

『クラシック&アヴァンギャルド』 現行「バルチック」の人気モデルについて

 「バルチック」さんの世界販売でこれまでに最も売れた時計を「BALTIC Bicompax 001」だとする怪しげな情報を発見しました。さすがにこれはどうなんでしょ??… Kickstarter キャンペーンで発表したバルチックさんの「最初期のクロノグラフ」ですからね。初手からそんなに本数出してたのかなって (;´∀`)

出典:https://baltic-watches.com/

 ただ、この「BALTIC Bicompax 001」を見て下さいよ。これは今すぐ復刻すべきタイムピースだと思うのですが如何でしょうか?? 私的には「どストライクデザイン」なんですけど(笑) こんな時計をKickstarterで見付けたら、そりゃあ誰だってスマホを連打しますよ。当時、売れまくったのは間違いないはずです。

「BICOMPAX 003」サーモンダイヤル

 現行のBicompax「002」「003」も欲しくなる魅力に溢れています。私自身は小径の「003」を所有していますが、上品で見栄えも最高。所有する喜びに満ちた時計です。

「BICOMPAX 003」裏も泣かせる!!

 バルチックさんでクロノグラフと言えば「TRICOMPAX」。ムーブメントが「Sellita SW510-M」なので少々値が張りますが、抜群の雰囲気に負けて軍門に下った男は数知れず… (;´∀`)

「TRICOMPAX」パンダ派とリバースパンダ派に分かれたのも面白かったですね

 幾つかのバリエーションで悩ませてくれるダイバーズ「AQUASCAPHE」。事情通の方なら「アナタ持っていないじゃないの??」とツッコミたくなるかもしれませんが… 欲しくても堪えてるんですよ。精神力で。

 リミテッドモデルが爆発的な人気を呼んだ「HERMÉTIQUE TOURER」も忘れてはなりません。バルチックさんにとって、実質初めてのフィールドウォッチ。あ、ちなみにジャケットスタイルと相性抜群です (*’ω’*)

「HERMÉTIQUE TOURER」CEOがいる場所で買いました(笑)

 最後に忘れてはならない… っていうか私が一番好きなバルチック「MR01」。このモデルに出会わなければ、こんなに「バルチック推し」にはならなかったはずです。異色で「2本」買っちゃったくらいですから。実際、マイクロローターは反則ですよね!? ズルいですよね!?

「MR01」私にとってバルチックの原点です

 腕時計メーカーとしての「バルチック」の凄さは、この隙の無い「ラインナップ」を僅か数年の期間で作り上げた構想力にあると思います。要するに自分たちのコレクションを冷静に俯瞰する目を持っていて、点と点を正確に繋ぎ広く展開する術に長けているのです。

「MR01」魅惑のマイクロローター

 広げるだけではありません。何度も立ち位置を振り返り足りないものを補いつつ、時々は原点に立ち返る謙虚さも持っている。このようにユーザー目線にも等しい感覚を忘れないからこそ、バルチックへの期待と支持が止まないのだと思います (*´∀`*)

少々の値上げで易々と評判を落とす「バルチック」ではない

 大手ブランドや国産ブランドにはない「味」でマイクロブランドというカテゴリーを牽引してきた「バルチック」。その高評価の礎に「見た目や出来映えに比して安価な価格設定」というバリューがあることは事実です。

 今回の価格改定でその辺の魅力が削がれるのかと言えば… どう考えてもそんなワケはありません。値上がりしたとしても、まだまだ充分に安いですからね。

 「バルチック」の歩みは自ブランドの成長を現しただけのものではありません。バルチックさんの成功が大きな呼び水となって「マイクロブランドって何だか面白い!!」という評価を作り上げたのです。実際、それこそがバルチック最大の功績ではないかと私は考えています。

 お解りだと思いますが、ここ数年で値上げを断行しなかったブランドの方が稀少です。資本的体力のあるブランドなら自らの資本で値上がりの要因を吸収できそうなものですが、実際は大手ほど簡単に値上げを断行します。何処とは申しませんが… (;´Д`)

 ここまで、面白い時計をできるだけ安く提供してくれたバルチックさんですが、評価と成長の曲線で今後を予測するならば、この辺がブランドとしての「脱皮の時期」なのかもしれません。痒いところに手が届く趣味性の高い時計を安く作ってくれるブランドであることは、広く周知されました。ならば次の段階は「他のブランドではダメだ。バルチックが欲しい」と消費者に言わせることです。

 「懐かしさ」「新しさ」はバルチックさんの燃料のようなものです。今後はそこに「ラグジュアリー」な何かが加わることで、ブランドの皮が一枚むけるのではないかと思います。

 昨年「H°M’S” WatchStore」さんが主宰したバルチックのファンミーティングで「ダニエルCEO」に直接質問する機会に恵まれた私は、バルチックの今後を占う上で重要な疑問をぶつけました。その際、CEOが話してくれた「今後に期待して欲しい」の一端が、発売が待たれる「プリズミック」であることは間違いないでしょう。

「PRISMIC」出典:https://baltic-watches.com/

 「プリズミック」には、これまでのバルチックにはなかったメッセージが込められています。私はそれを「ほんのりラグジュアリー路線への第一歩」だと考えていまして (*´ω`*)

 これまで「バルチック ブランド」を支えてきた数多のファンを裏切ることなく、さらなる付加価値獲得へ向けた努力の先にあるのは、ブランドイメージの上昇であり「脱皮」に他なりません。ならば、為替変動を理由に行われる今回の価格改定なんて、さほど気にするほどのことでもないでしょう。充分にそれだけの価値がありますからね(むしろまだ安かったり??)

『Hº M’ S” Watch Store』さんの公式へは以下のリンクからどうぞ (*´ω`*)

https://www.hms-watchstore.com

最後に… それが「希望の道」ならば

 ブランド価値の上昇は、すでに何本かのバルチックを愛用中の方にとっては内心喜ばしいことでしょう。将来的に更なる値上げがあったとしても、ブランドとしてのステージが上昇しているのなら充分に納得できることです。

 「機械式腕時計の入門編」としての存在から、より趣味性の高い「価値を持つ時計」を作るブランドとして認められるか… 「バルチック ブランド」はその潜在能力を示すべき段階に突入しました。その先兵たる「プリズミック」を見る限り、バルチックさんの未来は「希望への道」に繋がっているような気がしてならないのです。

※この時点で「実は狙っているバルチックがある」と自覚症状をお持ちのアナタ!! それならば、値上げ前にサクッと手に入れてしまうのも「全然アリ」だと思います。大幅な値上げではないとは言え、そりゃあ少しでも「安いに越したことはない」ですからね (*´∀`*)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (6件)

  • こんにちは。毎回更新を楽しみにしています。なんちゅうもんを書いてくれたんや…(京極さん@美味しんぼ)。と言いますのは、プリズミックをプレオーダーしてバルチック欲を宥めすかした私にこんなもの(名文)を見せるなんて!いやホント、バルチックいいですねえ。価格改定前の駆け込み入手という大義名分?を得て勢いづいた私は、以前砂布巾さんがレビューされたAQUASCAPHE Gray HMSさん別注とバイコンパックスのサーモンダイヤルで迷っています。どちらも正解な選択こそ難しい。そんな優柔不断な私に何かアドバイスをください…

    • まりもさま。コメントありがとうございます♫

      まさかまさか、HMS表参道で実際にお目にかかることになるとは(笑)
      こんな夢のかけらもない枯れたオッサンが筆者でスミマセンでした(汗)

      遠方から「時計が見たい!!」という情熱で東京までこられたことにリスペクトです。
      店長も喜んでましたよ。

      コメントへの返信が遅れてしまいアドバイスを差し上げられなかったこと、お詫び申し上げます。
      ちなみに何をお買い上げになったかについては、店長に聞きました(笑)
      使い倒して、楽しんで下さいね♫

      • たまたま帰り際に『腕時計喫茶というブログを読んで来たんですよ〜(エヘヘ』とお伝えしたところお引き合わせいただいた店長さんにも感謝しきりです。いやはや非常にミラクルな体験でした。砂布巾さんがあんなにシュッとしたダンディな方だったとは…良い意味でショックです(笑)!
        砂布巾さんのレビューに影響受けまくったこの時計も愛でながら使い倒したいと思います。最後になりましたがレザーの時計コースターまでありがとうございました。この子の定位置になりました。ではでは!

        • まりもさま。
          ダンディって(笑)

          滅多に聞けないそのお言葉を噛み締めて余生を送らせてもらいます(笑)

          腕時計が繋ぐ不思議な縁… いやぁ~面白いですねぇ~(*´ω`*)

  • 食品や消耗品などの値上げは
    ボディーブローのように効いてくるので気になりますが
    腕時計の値上げはあんまり気にしないようにしてます。

    値上げに煽られずほしいと思った腕時計はほしいタイミングで買う、
    多少値上げされていたとしても、価格以上の何かを腕時計がもたらしてくれる、、と私は信じています!笑

    • Y太さま。コメントありがとうございます♫

      欲しけりゃ買う!! 大正解です。
      嗜好品ですから安ければ買うってものでもないですしね。

      多少値上げされても価格以上の何かをもたらす…
      そのセリフ、関係者が聞いたら泣いちゃいそうですね(笑)

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