「お前らのこと、ボロクソ言われてるでぇ~」
旧知の友人がLINEで知らせてくれたのは、私も愛読している腕時計専門誌のWEB版に書かれていた「とある記事の内容」についてでした。
ほぼ毎日目を通すこちらのWEB版。期待を裏切らない更新頻度、尚且つ文章のボリュームが会社帰りのひとときにピッタリなのです。(この場を借りて、配信に感謝申し上げます)
ちなみに「とある記事」の中身ですが、お話自体は極々真っ当なものでした。
「迷惑だし不毛だから『ロレックスマラソン』は止めましょう」みたいな話です。
ちなみに友人が「お前ら」と呼んだのは「ロレックスマラソン」の「ランナーたち」のことでした。私も含めてだそうです。その「お前ら」が随分叩かれてるぞ…と。
みんな纏めて「ランナー」とされたことには納得いかない部分もあります。ですが私にとっても「ロレックスマラソン」は、間違いなく不毛な行いでした。文字通り手ぶらで、得るものは何もありませんでしたし(;´∀`)
記事の要点は3つ
以下に「とある記事」の概要をピックアップします。要点は主に「3つ」です。
①商品が無いと解っていても毎日来店する客への対応に追われ「極度の接客ストレス」を感じる販売スタッフが気の毒である
②「ロレックス陰謀論」なんて存在しない
③転売だけで数百万円の利益が上がる「セカンドマーケットの異常性」に対する警告
④SNSやテレビなどを「ロレックスマラソンを煽った元凶」と位置付け、それらに影響、或いは感化される消費者の軽挙妄動を戒め
ザクッと纏めるとこんな感じでした。
要するに「店が迷惑してるんだから、買えもしないのに押し掛けないように」ってことですね。うんうん、言いたいことは解る。お店の立場に立てば、こんなに鬱陶しいことはないかもしれません。
ですが反面…これを「腕時計の専門メディア」が書くのは本末転倒なのではないか…そんな風にも思ったのです…(;´Д`)
安っぽい用語故に
「ロレックスマラソン」に関して言えば、私自身は「セミリタイア状態」です。すでに数カ月は緑のお店に近付いてもいません。理由は記事の中で述べられた内容に近いものですが、かく言う私も「買えないのが解っていても並ぶ」というキテレツ行動に、かなりの心的ストレス…「マラソン疲れ」を感じていたからです。こんなこと、他の商材ではあり得ませんからね。
そもそも私は「ロレックスマラソン」という呼称自体に納得できていません。安っぽく事象を一括りにした流行言葉はくだらないことが多いですが、これは極めつけです。
一種のパワーワードであることは認めます。細かい説明が面倒なときに「ロレックスマラソン」と入力するだけで状況を伝えられる便利さは否定できません。記事の端々で、世のブロガーさんたちが使ってしまうのも無理からぬことなのです(私もね!!)
転売ヤーと同列に語るなかれ
「ロレックスマラソン」という言葉自体に罪があるとすれば「マイ・ファースト・ロレックス」が欲しくて初めて店頭に足を延ばした「消費者」と、転売益を得るためだけに頻繁に来店する「転売ヤー」を同列に扱いかねないことでしょう。
この先の何十年も、自分の成長に寄り添ってくれる「特別な腕時計」欲しさに「緑のお店」を訪れる人は、当然ながら半永久的に変わらぬ価値をロレックスに求めるでしょう。そしてロレックスはそれを提供できるブランドです。
では「転売ヤー」は何を求めて「緑のお店」にやってくるのか…もちろん「お金」しかありません。たまたま商材として魅力があるからロレックスなのであって、他で儲かるなら、彼らにとってはロレックスである必要すらないのです。
ロレックス製品の素晴らしさも、彼らには関係ありません。自分がセカンドマーケットに売り捌くまでの間、とりあえず動いていれば良いのです。
本当に特別な時計としてロレックスを迎えたい人と、転売益を上げたいだけの人間の間には、基本的に何らの共通点もないはずです。ただ一つ、どちらにとっても「絶対条件」と呼べるものがあります。「正規品」であることです。
一番安いのが正規品という異常
「正しいロレックス購入者」にとって「正規品」を「正規の価格」で購入することの意味は「最安値である」からに他なりません。並行品、中古品の異常な価格を見ても怯まないお大尽は別として、庶民にとっては正規の手厚い保証を約束された最安値の「正規品」を買う以外の選択肢は無いも同然です。全てにおいて「正規品が勝る」のですから、当たり前なのです。
「転売ヤー」にとっての「正規品」も、最安値であることが最大の魅力であることに変わりありません。安く買う、セカンドマーケットに高く売るという最も単純な行為で運用益を上げるのが彼らです。
セカンドマーケットが「転売ヤー」の売り込みを一斉に拒絶するなら、ロレックスマラソンの「悪の部分」を完全に排除できるでしょう。残るは純粋に優れた腕時計が欲しいだけの「無辜の消費者」です。彼らは販売店に嫌がらせをしたくて並んでいるワケではありませんし、好き好んでこの酷暑の中、路面店の行列に並んでいるわけではないのです。
入店制限に端を発した行列文化は新型コロナの蔓延がもたらしたものです。本来なら冷房が効いた店内でお店のスタッフと軽やかな会話をかわし、お目当ての有無を確認したいはず。彼ら「無辜の消費者」はそこにロレックスのお店が存在して、尚且つ開店しているから赴いているだけなのです。そんな彼らを「マラソンランナー」と称して一括りにするなら、高級腕時計文化もそこまでだと思います。お得意様を排除して商売が成り立つはずもありませんから。
ゆらぐ関係性
これは実話なのですが、私の本宅がある大阪の某所に有名な商店街がありまして。5、6年前ですかね…インバウンド客が殺到してバブルに沸いたことがあったんです。コロナ禍以前の話です。
私もそうですが、地元民にとっては「日々の買い出し先」として重宝した場所でした。それが「インバウンド・バブル」が起きるやいなや、地元常連客に対してあからさまな締め出しが始まったのです。良心的だった老舗もこぞって「観光地価格」で商売を始める始末。とは言え、他に幾らでもマーケットはありましたし、デパートにも近い場所柄もあって「そっちがその気なら二度と行かんわ!!」ってなもんでした。近所のおばちゃんも「高島屋で買うから痛くも痒くもないわ!!」なんてメッチャ怒ってましたっけ(笑)
そしてコロナ来襲…東京に異動になって2年近く経ちますので現状は解りませんが、インバウンドが去りシャッターが固く閉ざされ、照明もまばらになったお店が並ぶさまは「栄枯盛衰」を感じさせるものでした。「驕れる者久しからず」とはこのことです。忘れられない光景ですね。
この事実を見ても解るとおり「一度失うと、関係性を取り戻すのは容易なことではない」のです。これはどんな商売だって…高級腕時計業界だって同様です。「これまで大枚はたいて支えてくれたのは誰か」を見誤るとロクなことはない…教訓だと思います。
渇望を促したのは誰??
話は「ロレックスマラソン」に戻ります。
件のメディアの「とある記事」で「ロレックスマラソン」の元凶として糾弾されていたのは、自称「腕時計投資家」がSNSで発信する「煽り情報」と、それらを軽々しく報道して油を注いだとされるテレビの「バラエティ番組」でした。ですが正直、出自不明の一個人である「投資家」とやらが「頑張って並んだら買えたよ!!」と喜びをつぶやくことに、何の咎があるのかと思います。
バラエティー番組が後先考えずにやらかすのは、今に始まったことじゃありません。それならもっと以前に…例えば、芸能人がテレビカメラの前で高級腕時計を買う企画を始めた段階で、苦言を呈するべきでしょう。アレで高級腕時計に下品なイメージが付きましたからね(;´Д`)
ですが…そもそも論として、ロレックスに対する「渇望を促したのは誰」でしょう。SNS??テレビ??…いやいや、どう考えても腕時計の専門メディアが発信した結果であるのは間違いないでしょう。そこを深掘りせず、表面的な現象のみを語るのはフェアじゃありません。
もちろん、優れた商品を正しく読者に紹介するのが腕時計専門メディアの仕事です。ですので、その行為自体は「良かれ」から始まっています。ですが、結果として「ロレックスに纏わる異常事態」は生まれたのです。そこに自己反省を示さず、読者、或いはロレックスユーザーであるはずのSNSの発信者と、あくまで腕時計に関しては二次的発信者であるテレビをやり玉に挙げて非難する姿勢には同意できません。
専門メディアには、発言にそれなりの矜持を求めたいところです。それは自己反省を含めた今後の正しい道筋を示すことであって「そんなつもりでロレックスを紹介したワケではない」などと逃げ口上を述べることではないはずです。「他のブランドにも目を向けるべき」なんて論点がずれた一文を読むと、如何に責任を感じていないかが知れて、一層悲しい気分になりました。
客観性と平等性
閉じたコミュニティーを相手にする専門性の高いメディアであっても、言論機関としての責任は必ず発生すると思います。特に注意すべきは、話題の発信者が読者(お馴染みさん)の反応を肯定的に捉え過ぎることで、自分の中の「正義」に必要以上の確信を持ってしまうことです。俗に「エコーチェンバー」と呼ばれる現象かもしれません。
プロメディアの人間が客観性を失うとどうなるか…大抵の場合それは「太鼓持ち」か「戯言を宣う不平屋」と変わらなくなるのです。
これは私自身の反省も兼ねた問題定義です。通りの良い「現象」を中心に据えて話を書く場合は、ざくっと大雑把にではなく、問題の本質をしっかりと深掘りしなければなりません。自然発生的に安っぽく命名された「現象」に対しては尚更慎重であるべきでしょう。
件の「ロレックスマラソン」を包括的な現象として乱暴に捉えることで、本来なら括ってはならない「無辜の腕時計好き」に不快な思いをさせているかもしれないのです。そういう「想像力」を失ったとき、言論は非常に危険な攻撃性を持つ場合があります。
販売店の苦しみ
販売店の方々が「売る商品がない」状況で接客を強いられ、それにストレスを感じていることは解りました。「商品をもっと作らせろ!!」なんて暴言を吐くお客さんもいるとのことで、その辺にも苦慮の末のストレスだと思います。件の記事を書いた方が「何とかしてあげたい!!」と自ら一肌脱いだのかもしれませんし、それ自体は私も似たような立場で働いていますので大いに理解できます。
ですが、もしも私がロレックスの正規販売店に勤めるスタッフだとして、同様の状況に苦しんでいたとしたら…当たり前のことですが、最初に自分が所属する会社に不満を漏らすと思います。
「会社は何も対策を講じてくれない!!」
そう考えるのが筋ってものです。少なくとも「顧客(この場合「転売ヤー」を含むところが腹立たしいですが)」に憤りの矛先を向けたりはしません。例えばですよ…何かのイベントを主催したらお客さんが想定よりも押し寄せて、予想外の大混乱が起きたとします。悪いのはお客さんですか??違いますよね??想像力欠如の主催者ですよね??
もしも、ロレックスさんが従業員の心身の健康に配慮する企業であるならば、現状でも幾つか有効な手段があると思います。そんなこんなで、真面目に考えてみました。
マラソン撲滅のための手段3選
①在庫リストを店舗入り口に掲示する
派手なコンビのDJやチェリーには売ってるかもしれませんし、店を閉めるわけにもいかないでしょう。せめて店舗入り口に在庫現状を把握できるリストを掲示して、無駄な行列の発生を排除すべきです。
②並行品、中古品の修理は一切行なわないと表明する
これだけで並行品や中古品の価値は相当に落ちるでしょうから、二次市場の規模を大幅に縮小することができるでしょう。二次市場での価値が落ちれば「転売ヤー」にとってロレックスは美味しい商材ではなくなります。
③保護猫譲渡方式の採用
購入時の身分証明を徹底。合わせて顧客管理も厳格に行います。数年後に保有状況を確認して、確認がとれた顧客には何らかの優遇を行います(優先的に購入できたり、特別なノベルティーを贈ったり)保護猫を受入れたあとで、定期的に生育状況を報告するシステムがありますが、アレと同じ。上手くいけばロレックスと顧客の絆はさらに深まるはずです。
現状の「来店予約」も悪くありませんが、根本的な解決法にはなっていないと思います。最初に考えるべきは「転売ヤー対策」なのだから、そこに集中して「効く」作戦が必要です。
清も濁も一緒くたにして「ランナーたち」を排除すれば、確かに行列は見なくてすむようになるでしょう。SNSやテレビに影響されて「行列」自体を面白がっているなら、そんなものは即刻止めちまえと私も思います。ですが、私自身も解らないのです。本当は何に影響されて次のロレックスが欲しいのかが(;´Д`)
テレビを一切見ない生活をして長いですから、そっちの影響はありません。ですがSNSの影響は否定できない。誰かさんの購入報告を見て「チクショー!!ワシも続くでぇ!!」と思わなかったかと言えば…嘘になるかもしれません。
これを「愚かなこと」と言われるなら…そうなのでしょう。ですがそれも、腕時計の専門メディアが、秀逸な特集などでロレックスの魅力を教えてくれたからなのです。そこに感化されたことは罪ですか??私が単純過ぎましたか??
言論は教育でもある
私も含め、消費マインドは至極単純です。「良いものがあるなら欲しい」これに尽きるでしょう。「マラソンランナーたち」の多くは、専門のメディアによって知識を与えられ目を養われた教え子のようなものです。
ならば、メディアが責任を持って自分たちの顧客でもある消費者を「教育」すれば良いのです。「売ってもいないのに無駄に並ぶな!!」と言い放つのではなく、ロレックスに勝るとも劣らない銘品を、繰り返し教えてくれれば良いのです。
露出の回数がロレックスを上回れば、どんなブランドにも自然と注目が集まるでしょう。「8ページぶち抜き特集」みたいなことを、そういったブランドをテーマにやれば良いのです。「ブームを作る」…それこそ発信側の醍醐味じゃないですかね??
ハードカレンシーとしての腕時計
腕時計の資産性を特集するようなしょーもないメディアは私も大嫌いです。そんなメディアが存在するから「腕時計投資家」なんてワケの解らん連中が生まれると思っています。
腕時計文化の精神性を守りたいのならば、まるで「金」か「ハードカレンシー」のように取り引きされる腕時計について、アンチテーゼを出し続ける必要があります。そしてその役目は「専門メディア」が負うべきものです。自分たちの「庭」が土足で荒らされてるのですから、守るのは当然でしょう。
純粋に腕時計を腕時計として楽しむ「文化」を醸成させる途上で発生した「ロレックスマラソン」。日本人の無駄な勤勉性はこんなところでも発揮されて、怪しげな入荷情報に振り回される人も少なくないと聞きます。本来なら2、3回空振りすれば「売ってたら買う」にスタイルチェンジするには十分なはずです。ところが、これまた無駄に勤勉な「転売ヤー」の影もチラついて、引くに引けない心境のまま、男たちは惰性で走り続けるのです。それもこれも「何としてもロレックスを手にしなければ!!」と思わせる情報を発信した、腕時計「専門メディア」の影響に他なりません。
最後に
怖いくらい長くなってしまいました。私自身も某メディアに所属する身の上ですから、件の記事の中にある「違和感」について、自分自身への戒めも含めて書いてみました。
「ロレックスマラソン」には見た目以上の複雑な側面があります。並んでいる奴らがみんな「転売ヤー」というワケではないのです。私も以前、5人くらいの列に並んでいた際、すれ違いの男性が隣のパートナーに向かって「コイツら全員バカだから」と言い放つのを聞いたことがあります。確かに私は腕時計バカですが、そういう意味で言われたのではないでしょう。
「ロレックスマラソン」というワードには「自虐的な響き」すらあります。件の記事の中で「下衆な儲け話」とありましたが、少なくとも、そう見られているかもしれないと思いつつ「ロレックスが好き」の一念で脚を棒にして並ぶ。また「売ってもらえる服装」とやらの情報を集めて好感度を上げようと試みる…そんな健気な人たちを私は笑えません。もちろん「売りたいのに売るものがない」とジレンマに身悶える正規販売店の皆さんにも罪はありません。
専門誌できらびやかに特集される「Watches and Wonders」の記事を読めば、誰だってロレックスさんの作る新作に恋してしまいます。そして、そう仕向けるのはいつだってメディア側なのです。
「ロレックスマラソン」の元凶を「SNS」と「テレビのバラエティ番組」だとした件の記事に付け加えるなら、ロレックスを紹介し、その底なしの魅力を発信した「メディア」も同じだよと言いたいと思います。
長々とお読みいただきありがとうございました(*´∀`)
※ロレックスマラソン関係の記事はまだまだあります!!
ご意見・ご感想
コメント一覧 (2件)
黒海月さま。
すでにお馴染みさんですね(笑)
こんなブログで良かったらいつでも遊びに来て、コメント残してやって下さい(*´∀`)
今回、私にしては珍しく「苦言」を中心に書かせていただきました。某腕時計専門誌は私も毎号楽しみに購読していますし、そこに気付きを得てブログのネタを思いつくこともしばしばありました。
だからこそ、当該の記事の「論点のズレ」を見付けたとき、所謂「おまいう」的な感想を持ったわけです。期待すればこそ、これを掲載したプラットフォームにも疑問が湧きまして(汗)
私ももう一本くらいはロレックスを持ちたいと思っていますが、あのような記事を読んでしまうと…もういいかなとも思います。
今まさにロレックスを望んでいる人があの記事を読めば、意気消沈は避けられないかと思います。それくらいメディアの影響力は絶大なのです。
最終的に買いに行くのは転売ヤーだけ…なんてことにならなきゃいいですけど(笑)
追伸:来店予約もいいですが、できれば前金で購入予約をやってほしいですね。私なら3年待ちは我慢できます(笑)
砂布巾さん
連日のコメントで失礼します。黒海月ともうします。
私もあの記事にはちょっと違和感を感じました。
ROLEXマラソンがそんなに罪なのか?
初めての腕時計、記念の腕時計、人に自慢するための腕時計などきっかけはそれぞれでも、ROLEXが好きなランナーたちを一刀両断はいただけないですね。
物が売れない時代にこれだけ来店客が多いことは、売り手あるいは作り手として誇るべきことであり、ましてやランナーを一括りに迷惑がることではないはずです。(迷惑な客もいるのもわかりますが)
とある都市では、ROLEX販売店全てでWeb来店予約が始まりました。一度予約が取れ店に行きましたが店員さんの活き活きとした丁寧な接客に良い効果は感じました。ただ、Web予約が転売ヤー対策になっているかは疑問です。(少なくとも平日は普通の勤め人は予約できない・・・)
私はROLEXが好きです。ただ、数か月前サブノンデイトを手に入れたことで、最近落ち着いて、ドレスウォッチの検討を始めてます・・・が、今年は、スピマスも買い資金がない(泣)。タンクマストを買えないわけです。それにしても、以前砂布巾さんが記事を書かれていたキングセイコーもよさげで・・・買えませんが(笑)。
脱線しましたが、ROLEXランナーも、大きな括りで腕時計ファンです。最近の百花繚乱な腕時計文化の原動力となっているROLEX人気を支えるランナーたちをもう少し暖かく取り上げてほしいものです。
追伸:ユニクロカラーで考える「色で失敗しないムーンスウォッチの選び方〈後編〉」はもちろん楽しく拝見しました。もう一度読み返すと、”コレクション”のキーワードに、その手があったかと。服装に合わせていくつかのムーンスウォッチと本家ムーンウォッチを使い分ける。想像するだけで心がザワつきます!