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腕時計「ラグジュアリー・スポーツ(ラグスポ)」は本当に終わりなのか??

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「記事投稿450回記念プレゼント企画」へのご応募、誠にありがとうございました。お陰さまで無事に8月31日の締め切りを迎えることができました。

今回の募集では応募の条件として「未曾有の腕時計価格高騰」をテーマにした「レポート」をお願いしました。そのレポートの内容で私の膝を打った方を当選者とする。はずでしたが… すみません。送っていただいた全てのレポートが、私の膝を粉々に破壊しかねない「力作」でした。

とは言えどうにかして「当選」を決めなければなりません。う~ん… 数日中には決めますので、もう一度だけじっくりと読ませてください。膝への追加ダメージは覚悟しています (;´∀`)

ってなわけで、もう少々お時間をいただきたく存じます。その間に「アキュトロンⅡ」はピカピカに仕上げておきますので、何とぞご容赦を(謝)

さて、今回は少々物議を醸すかもしれない内容です (;´Д`)

これは私がここ半年くらい前からジワジワと感じ始めていたことでして。そろそろこのタイミングで纏めておいても良いかなぁ~と、そんな風に思っての今回と相成りました。

「ラグスポ」… 考えてみれば如何にも怪しげな名称、怪しげな括りです。「曖昧な定義」は腕時計業界の「十八番」みたいなところがありますが、中でも「ラグジュアリー・スポーツ」というジャンルは、かなり感覚的な線引きで、ぼんやりと捉えられていると思います。

ですから、いずれは業界や専門誌が、納得できる定義付けを行ってくれるものだと思っていました。しかしながら、そこに関しては完全な見込み違い。ぶっちゃけ、放ったらかしの状態です。

これまで、弊ブログでも何度か「ラグスポ」というジャンルを扱ってきました。その都度、どうにかして確固たる定義を探そうと躍起になりましたが、結局のところ、後発の意外なモデルが「ラグスポ」と括られるたびに敢えなく頓挫。正直「何でもありやん!?」と諦めの境地に達してしまいました。

そんなフワフワした存在の「ラグスポ」。とは言え、相変わらずその人気と熱量には凄まじいものがあります。ちょこちょこ「新作のラグスポ(っぽい何か)」も発表されていますし、それはベンダー側が「まだまだ稼ぐ余地あり!!」と踏んでのことでしょう。

私も相変わらず気にはなります。追い続けてもいます。オーソドックスな時計に比べて際立つ「キラキラ」「ワクワク」するデザインを目の前にして、敢然と無視できる腕時計好きは多くないでしょう。それに、何やかんやで話題の重心は未だ「ラグスポ」にありますしね (*´∀`*)

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ラグスポと「リバーシブルのダウンジャケット」

「ノーチラス」にしても「ロイヤル オーク」にしても、最初期は目論見ほど売れなかったそうです。不人気ラインだったのですよ。とても信じられないことですが。

それがどのようにして「売り切れ続出の大人気商品」になり得たかについては複雑な事情が絡み合っていることですし、詳細な言及は避けたいと思います。それでも、めちゃくちゃ乱暴に言い切るなら「時代が変わり、人が変わったから」でしょうか。さすがにザックリし過ぎかぁ??(汗)

ただ、初見参当時に「不人気」だった理由なら解ります。つまり 「パテック フィリップ」を購う人からすれば、キレイ目なスポーツウォッチ「ノーチラス」は、些か中途半端な存在に見えたからでしょう。

そもそも、誰かさんが安っぽくカテゴライズして生まれた「ラグスポ」というジャンル名。私は一向に好きになれません。どこか「お子様ランチ」に似た響きがありますし、事情をよくご存じない方たちを適当にあしらうために付けられたのではないかとすら訝しんでいます。それでもある程度上手く浸透しちゃってるので、尚更始末が悪いのですが… (;´∀`)

そして「ラグスポ」なんて言葉の無かった当時のお金持ちさんも、それと同じような感想を「ノーチラス」「ロイヤル オーク」に抱いたのではないかと考えます。それはどんなにしっかり作ってあっても、何となく安っぽさから脱却できないアイテム… 例えば「リバーシブルのダウンジャケット」と同じように見えたかもしれません。正統派のお金持ちさんからすれば、そんな「みみっちいもの」を購入する必要性がないですからね。

「スポーツ モデル」が欲しければ買えば良い。キラキラした「ラグジュアリー ウォッチ」が欲しければそれも買えば良い。こんな「どっちつかず」な時計を買う必要がどこにあるんだ?? そんな顧客の「正論」に抗うため、当時の販売員さんたちは骨を折ったことでしょう。

「数十年後には爆発的な価格に跳ね上がりますから!!」なんて言っても、当時のお客さんは信じなかっただろうなぁ~  (;´∀`)

定番になれなかった「ベルボトムのジーンズ」と同じ運命を辿るか??

もう一つ、ファッションで例えてみましょう。若い方は想像もつかないでしょうが… かつて、猫も杓子も「ベルボトムのジーンズ」を穿いていた時代があったのですよ。「ベルボトム」… ご存じないですか?? またの名を「ラッパズボン」。裾が極端に広がったデザインのボトムスのことで、ジーンズ(デニム)やパンタロンで使われることの多い形でした。ベルボトムのジーンズにボサボサの長髪… 世の中、何が流行るか解らないですね。

現在「ラグスポ」と括られる時計たちは、この「ベルボトムのジーンズ」と同じ命運を辿るかもしれません。1970年代に爆発的に広まった「ベルボトム」ですが… 見たことありますか?? 現代の街中で裾広のジーンズを穿いた「レッド・ツェッペリン」みたいな兄ちゃん… まず見ませんよね?? (;´Д`)

世界中のファッションを席巻した「ベルボトムのブーム」。そこそこ長い年数持続した流行だったと思うのですが、残念ながら定番化には至りませんでした。解んないですけどね?? もしかしたらリーバイスのブティックに行けば、埃を被ったラッパズボンが出てくるのかもしれませんし (今でも『フレアパンツ』』ってのがあるそうですが、ベルボトムって感じはしないんですよねぇ~)

ただ、一般認識としては、70年代の一時期以降、広範囲のリバイバルも定番化も起きてはいないと思います。私なりにその理由を考えてみましたが… 定番として広く定着するには、些か「エキセントリック」過ぎたのではないでしょうか?? 要するに「じゃあお前は『ベルボトム』を穿いて会社に通えるのか??」と聞かれたとき、さすがにそれはないなぁ~と観念した時点で「ベルボトム」を定番に据えるわけにはいかないのです。明らかに限定的な用途でしか使えないわけですからね (;´∀`)

また、こうも思います。「ラグスポ」には漠然と「ラグスポっぽい意匠」ってやつがあるわけですが、そのデザイン自体には確固たる「必然性」がないんですよね。純粋に「新しいデザイン」を追求した結果が「ラグスポ」なので仕方ありませんが、私はこれが定番に至る道における「最大の障壁」ではないかと考えています。

例えば、すでに定番ラインとして定着して久しい「ダイバーズ」。明確な用途が生み出した「必然の形状」には有無を言わせぬ「説得力」があると思います。その事実が、各メーカーがこぞって似たような形態のダイバーズを生産しても許される「根拠」になっているのです。「水中で潜水時間を管理するための機能」「デザイン」に根拠を与え、あるべき姿として「認知」された末の「定番化」です。

比べて「ラグスポ」の場合はどうでしょう??「ラグスポはこうあらねばならない!!」といったデザイン上の指針があるわけでもありません。守るべきルールがないということは、表面的なデザインに、機能上の不可欠な要素が存在しないということです。そういった「根拠の薄さ」は用途をもぼかします。明確な役割を持たない「ラグスポ」「定番化」が難しいと、私が考える所以です。

感じ始めた「ラグスポの中途半端さ」

前段で「ラグジュアリー スポーツの時計」「リバーシブルのダウンジャケット」に例えさせていただきました。「そんな貧乏くさいアイテムと一緒にするな!!」とお怒りの方もいらっしゃるでしょう。もちろん、例えるからには「リバーシブルのダウンジャケット」と同様のメリットもあるのです。

「一本で様々な用途に使える」… これに尽きるでしょう。ハイセンスな「ラグスポ」が一本あれば、気楽なプライベートはもちろん、ビジネスでも大切なお呼ばれでも過不足無く、その役目を果たしてくれるでしょう。ですが、その高いユーティリティー性能… 「マルチロール」が徒になってしまうこともあります。高価な腕時計なら尚のこと。用途別に、或いは嗜好別に準備された腕時計の「完成度」を比較するとき、「ラグスポ」のそれを同列に置き、真正面から比べることは困難です。エレガントさにおいては生粋のドレスウォッチに太刀打ちできませんし、機能においてもスポーツウォッチの純血種に勝てるとは思えません。

「ラグジュアリー要素」「スポーツ要素」のバランス次第のところもありますが、「ラグスポ」に付いて回る「中途半端さ」に関して言えば、そのコンセプトからして、そう言う宿命を背負っていると考えた方が良さそう… そんなことは「大前提」として十分に理解しているはずの私ですが、放置されたままの「中途半端さ」が気になって仕方がないときがあるのも事実です (;´Д`)

目に見えて起きつつある「ラグスポデザインの枯渇」

 「確固たるスタイルがない」… にも関わらず、著しい制限を課せられているかのように見える「ラグジュアリー スポーツの時計」です。この現状に一番驚いているのは、80歳で天寿を全うした当の「ジェラルド・ジェンタ」さんではないでしょうか?? 「ロイヤルオーク」などをデザインした当時の彼の発想が「天才的」であったことは事実ですが、現代のデザイナーがそのアイデアを凌駕できない理由にはならないと思います。

 ただ… 私自身もデザイン畑の人間です。理由はなくとも「何となくの事情」なら解ります。要するに「ジェンタ デザインの過剰な神格化」によって、デザイナーも依頼するブランド側も、その領域から脱することが難しくなっているのです。自縄自縛ってやつですね (;´∀`)

 「成功例に倣う」こと自体は罪でも何でもありません。完全なコピーデザインでもない限り、エッセンスとして要素を取り込むことに何ら問題はないのです。ただ、大元が「唯一無二の存在」だった場合、僅かな引用であっても「ハッキリ」とオリジナルを想起させてしまうことがあります。これが「ロイヤル オークっぽいなぁ」或いは「ノーチラスじゃね??」と言われてしまう時計が頻出する理由にはなりませんが「二大アイコン」の影から離れられない現実が、その背景にあることは確かでしょう。

「ラグスポの氾濫」が招く不幸な「コモディティ化」

アチコチから似たような意匠の「ラグスポ」が出まくってたじゃないですか?? アレってまだまだ続くんでしょうかねぇ (;´Д`)

最上位の「ラグスポ」が輝かしい販売実績を残す中、「ご相伴」に与ろうと考えるブランドがあっても不思議ではありません。しかも、その「戦線」に加わるためのデザイン的な特徴は極々シンプル。要するに「多角形のベゼル」「ラグから一体になったブレスレット」さえあれば、消費者に対して「ラグスポ」を印象付けることが可能なのです。

考えてみてください。シンプルを極めた2針のドレスウォッチで優劣を争うことに比べて、それがどれだけ「楽」であるかを。

極限まで追求した「装着性」。どの角度から見ても美しい「完成されたデザイン」。そして、100年後もそれら要素の価値を約束する「不変性」。それらの完成形として、パテック フィリップの「カラトラバ」がその最高峰であることは、万人の認めるところでしょう。

残念ながら「ラグスポ」の多くに、そこまでの「不変性」を求めることは難しいでしょう。どれだけ人気があっても、どれだけ高価であっても、ある種の「流行り物」であることは否めないからです。

そこに被せるように「類似品の頻出」です。そもそも凝ったデザイン故、質感などデリケートな部分で優劣の判定が難しい「ラグスポ」です。腕時計愛好家なら、低価格帯のドレスウォッチとカラトラバを取り違える方は少ないはずですが、こと「ラグスポ」となるとどうでしょうか?? 部品の多くを別体にできるというのもあるかも知れませんが「100万円のラグスポ」「10万円のラグスポ」の間に、お値段ほどの差はありません。恐らく「真似るに易い」のが「ラグスポ スタイル」なのでしょう。

そういった「良く出来た低価格ラグスポ」の氾濫は、次第に消費者の心中から「高級ラグスポ」に対する「有り難み」を奪うでしょう。所謂「コモディティ化」の正体は、この「有り難みの喪失」に他なりません。

また「特殊なデザイン」故に起きる「コモディティ化」もございます。例え話で恐縮ですが… 貴方の学生時代に、クラスの友人が妙に気になる「デザインTシャツ」を着てきたとします。「自分も欲しい!!」と思いたった貴方はその友人に、売っていたお店の情報なんかを聞いちゃうかもしれません。

その勢いのままTシャツを購入した貴方。そしてクラスで「2人目」のゲットを誇るべく意気揚々と登校したはずが、クラスの男子の半数がすでに同じTシャツを着ていた…

実際、私には似たような経験があるのです(スニーカーでしたが) 私の場合はその後一度も、そのスニーカーに足を通すことはありませんでした。無駄に多感なお年頃でしたからね (;´∀`)

この例え話を、そのまま「ラグスポ」に置き換えること自体は無理があります。Tシャツのように安くはないですし、腕時計に対する「リスペクト」も相変わらず高いままですから、同様の事態が起きる可能性なんてほとんどないでしょう。多少「被り」が起きたところで、気にせず使い続けるはずです。

ただ、その特殊なデザイン故に、他のカテゴリーの時計と比べて「数的な氾濫」が起きた際の「看過できなくなる閾値」がシビアになる可能性は高いと思います。ロレックスの「エクスプローラー Ⅰ」が同じフロアに5本あったって気にもなりませんが、「似たようなラグスポが5本」はかなり嫌かもしれません。「ラグスポの時計」「滅多に見かけない」と言う希少性があってこそ際立つのであって、似たようなデザインをアチコチで見かけるようになれば、いずれは「カテゴリー」そのものの価値すら安泰とは言えなくなってくるでしょう。

最終的に文化として残る「ラグスポ」はどれだ??

ドレス ウォッチに「流行」なんてありません。そんなものが必要ないレベルでポジションが確立されているからです。そもそもの用途が明確ですから、必要なタイミングで必要な人が購入するでしょう。さらに言えば「上質が信条」という認識が完成しているため「どうせ買うなら良い物を!!」というマインドもすこぶる強い。

故にハイブランドほどドレス ウォッチに力を入れますし、所謂「一生物の腕時計」として皆が認めるものにドレス ウォッチが多い理由も、その辺りにあるでしょう。要するに、流行なんて全く必要としていないジャンルなのです。

ドレス ウォッチが「文化」として自立していることは間違いありません。ハイブランドになればなる程、アイデンティティーを担っているのはドレス ウォッチですし、そこには外野が口を挟めない世界観が詰め込まれています。

比べて「ラグジュアリー スポーツの時計」には残念ながらそこまでの文化がありません。もちろん、ヴァシュロンも入れた「雲上御三家」だけは別格ですし、ここ数年の大流行を経て完全に「文化」として定着した感もあります。

低価格帯の筆頭は何と言ってもモーリス・ラクロアの「アイコン」でしょう。「アイコン」を軸に据えるためにラインナップを整理したり、他の低価格帯ブランドとは「ラグスポ」に賭ける気合が違います。私にとって「安い時計(アイコン)が高い時計(ロレアート)を諦めさせた」という、稀有な経験をもたらしてくれた時計です。だからですかねぇ… このモデルなら、低価格帯の「ラグスポ文化」を守ってくれると信じられるのです (*´∀`*)

ただ、それ以外はどうでしょうか?? 中には「気の迷い」みたいな「ラグスポ」もありましたし、素人目に見ても「あぁ… 急いで作ったんだろうなぁ」みたいなプロダクトもありました (;´∀`)

そう言った時計たちは将来、90年代に流行した「やたらと有機的な線を持ったブレスレット」の時計(タグ・ホイヤーのアレ)と同じように振り返ることになるかもしれません。「そう言えば、ラグスポって流行ってたね!!」みたいな感じです。

現在ラインナップ中の「ラグスポ」を10年後も脈々と作り続けているブランドは、一体全体どのくらいの数になるでしょうか?? 恐らくかなりの数のブランドが「ラグスポ生産に見切りを付ける」でしょう。後々「歴史の徒花」みたいに語られるモデルも少なくないかもしれません。

ですが私は、そこからが本当の始まりではないかと思っています。実際のところ「ラグスポ」は時計史上最大級の「大流行」を経験したばかりです。その反動でもしかすると一時期、見向きもされなくなるかもしれません。

しかし、価値の磨き直しはそこから始まるのです。腕時計は廃れてからが本番… 再評価と再定義はその瞬間から始まり、次の爆発に向けて力を溜めるのです。

最後に… それでも「ラグスポ」の腕時計は終わらない

不安にさせちゃったとしたら… ゴメンナサイ (;´Д`)

しかし「流行」には必ず「終焉」がセットで訪れるものです。インパクトが大きければ大きいほど、その反動もまたデカいわけで… そこは静観するしかないと思います。

中には中古市場の取引価格下落を見て、愕然と冷や汗を流した方もいらっしゃるかもしれません。特に高価な「ラグスポ」をお持ちの方の心中は穏やかではないでしょう。お察し申し上げまする (;´Д`)

ですが、慌てて売りに走ることを私はお薦めしません。今すぐ売らないと破産する!! って方は別ですが、特に困ってない方なら様子を見るべきでしょう。案外、次のブームがあっと言う間にやってくるかもしれませんし、日本で下火になったとしても、他の国では燃え上がっているかもしれないからです。「腕時計地政学」とでも言えば良いでしょうか… その辺のタイムラグを見守ってから、ゆっくり判断すれば良いのです。

また、慌てて売り払った人が多い分、確かに中古市場での高級ラグスポ価格は下がっています。逆説的に言えば「今こそ買う!!」っていうのも一興でしょう。

「流行りが終わりそうになってからってのもなぁ… 」と思いますか?? 何を言ってるんですか!! カレーだって二日目が美味しいんですから、一時の熱狂が過ぎ去ろうとしている今こそ、お好きな「ラグスポ」に手を出す「食べ頃」かもしれませんよ??

インパクト重視のジャンルである分、その反動としての「休眠期」はあるでしょう。ですが、そんなことと「ラグスポが好き!!」な気持ちの間に因果関係はありません。「人気が落ちる=中古価格が下がる」なのですから、そこは「最大のチャンス到来!!」と考えて、ブーム最盛期では望むべくもなかったモデルを狙っちゃいましょう。私も虎視眈々ですよ!!(笑)

そして、すでに憧れの「高級ラグスポ」をお使いの方は、どうかそのままお持ちになって、次の再評価が訪れたとき、盛大にほくそ笑んで下さい。「腕時計あるある」で一番ポピュラーな喜びごと、「手放さなくて良かったぁ~!!」を、存分に味わえるはずですから (*´∀`*)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (4件)

  • 「ラグジュアリー要素」と「スポーツ要素」
    ジャケットの例えも秀逸ですが、車と同じですね笑
    「ラグジュアリー要素」と「スポーツ要素」
    「ラグジュアリー要素」と「利便的要素」
    「スポーツ要素」と「利便的要素」
    中途半端なものが世の中多いですね

  • 砂布巾さん
    こんばんわ、黒海月です。
    今もってラグスポとは何かはつかみかねてます。ですけど、多角形でブレス一体型でキラキラした腕時計は欲しいですね。ダイヤルがブルーなら、なおさら欲しいです。もう諦めたとはいえ、ロイヤルオークやオーヴァーシーズは、心惹かれます。もし、ラグスポの人気が凋落し、価格が暴落→在庫がダブつき、ぼろっと買える状況が転がり込んでくるのであれば、もう、大歓迎ですがな。
    話は変わりますが、定義が分からないのはパイロットウォッチ。色んなブランドが出してますが、機能やデザインに一貫性がないように見えてます。GMTやクロノグラフの様な可能でも無し、リューズが大きければ良いでも無し、過去にパイロットのために提供されていたような経緯が根拠に見えます。それでも、各ブランドがパイロットウォッチとして、ジャンル分けまたは商品名でリリースしてます。
    しかれど、各ブランドはラグスポと明確に銘打って出してないような。もちろん、それを意図して、あるいは狙って、乗っかって出してるブランドもあります。今年、IWCがインヂュニアをジェンタデザイン復活で刷新した様に。まあ、純粋にメチャメチャ欲しいですけど、インヂュニア。
    ラグスポとはメディアが腕時計を盛り上げるために作ったジャンルな気もします。今や機能的必要性が無い機械式腕時計を盛り上げる原動力になっていると考えれば、それもまたアリですね。
    機械式腕時計が、文化として生き残っていくうえで必要な過程なのかも?やはり、身につけるものとして、アクセサリー的なステータス的な位置付けを強調したラグスポという、フワフワした位置付けは、面白いというか、購買意欲をそそるというか。
    砂布巾さんの記事を拝見して、腕時計というジャンルにおいて流行り廃りがあるのは文化として健全だなと感じました。
    やっぱり、腕時計は面白いですね!

  • とりもさま。
    コメントありがとうございます(*´∀`*)
    PPにしてもAPにしても、最初のラグスポは「高級時計のビギナー向け」的な意味合いが濃かったのだと思います。
    取り敢えずコレ一本持っておけば大丈夫ですよ~みたいなポジションだったのでしょう。
    汎用性が高いということは、反面ガチッとハマるシーンがないということですね(;´Д`)

  • 黒海月さま。
    コメントありがとうございます(*´∀`*)
    今日もフラフラと中古時計を見に行きましたが、数ヶ月前なら見る気すら起きなかったAPとかVCとかが「あれ?? 買えるんちゃう??」みたいなレンジに落ちてきてるんですよ。夢見ても…いいのね?? (;´∀`)
    単純な言葉で括ったほうが管理がし易いですからね。
    そして「ジェンタデザイン風」という解りやすい記号を持った時計たちを一括りにしたのがラグスポなのだと思います。
    流行は始まった瞬間から廃れていくものだと思っています。
    そして終わった瞬間から再生が始まる。
    ラグスポなんてしょーもないワードを作った時計マスコミさんたちには、再生までのサポートも責任を持って欲しいですね(;´∀`)

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