『ALL WATCH CLUB』に参加しませんか??

こんな販売スタッフからは買いたくない

  • URLをコピーしました!

記憶に残せないくらい多くの場所へ、何度も何度も腕時計を見に行きました。そのほとんどで心地良い時間を過ごさせてもらいましたが、中には正直「有り得ないくらいに残念」な思いをさせられたこともあります。

それは大阪の某デパートでのことでした。まだフツーにロレックスが正規店で買えた時代、どんなブランドの時計でも、予約して買えないものはほとんど無かった頃の話です。

確か…ゼニスの時計(デファイだったけか…)を見に行ったんです。オイパペの39かデファイの何かを買おうなんて、朧気に考えていまして、実家に寄った帰り道でデパートの腕時計売り場へ吸い込まれた際の話です。

f:id:suna_fu_kin:20220306142250j:plain
別の場所で見せてもらった時の「デファイ」のご尊顔

その頃は今ほど、販売スタッフの方との会話を重視していませんでしたので、独り静かに黙々とショーケースを覗き込んでいました。時々ブツクサ呟きながら。

ゼニスのブースを見ては別のブースを一周して、またゼニスに戻る…そんな感じで自分の中の思考を整理していたわけです。別の選択肢と比較して考える「平行思考」を行っていたわけですが…高価な買い物ですからね、失敗して後悔しない為には手を抜けないルーティンだったりします。

※現在、20名様のご応募を頂戴しております。まだまだ間に合う!!レッツ・オリエント!!

そうしてある程度頭の中をクリアにしてからゼニスのブースに戻ると、私的にはちょっと「苦手なビジュアル」の販売スタッフさんが、声を掛けてきました(この悪印象はある意味当たっていました)

「気になる時計でもあります?」そんな慇懃無礼なトーンで話しかけられた私ですが、そのくらいでは感情を害したりはしません。私が不快に思ったのは、販売スタッフさんが口にした次のセリフでした。

「ゼニスねぇ…そんなに良いですか?」

「え?」…名のあるデパートの名のあるブランドのブースで、吐き捨てるようなこんなセリフを聞くとは思いませんでした。

それは明らかに「ゼニスを欲しがる私」を馬鹿にした態度でした。さすがの私も嫌悪感を隠せなくなっていましたが、こういう「ハズレ」に当たる日もたまにはあるだろうと、気を取り直して会話を続けました。

「いやぁ、デファイが気になってまして」

次に聞かされたセリフがこれまた衝撃的でした。こんな人、販売員に任じちゃダメでしょ!!

「ゼニスならクロノグラフじゃない?」

まぁ、解らんでもない。そういうブランドやしな。アンタの言うことも一理ある。そやけど、それ、お客に対して言うことか??…腕時計趣味始めたばっかりのアンタのお友達に、居酒屋で説教してるんとちゃうぞ!!…と。

ここまで来ると呆れるというか…私の怒りは、こんなヤツにゼニスのブースを任せた某デパートのフロアマネージャーに向けられていました。好きな腕時計を見に行って、これほど不快な気持ちになったことは、後にも先にもこの体験以外ありません。

しかし、本当に有り得ないのはここからでした。

その販売スタッフさんが、盛大にゼニスをディスり始めたのです。

「ゼニスなんて、解っている人は見向きもしない」

 「大層な値段が付いてるけど、過大評価だから」

…最近、嫌なことでもあったんかいな??

「ゼニス買うくらいなら、ブレゲ買うけど」

ゼニスにもブレゲにも、なんて失礼な言いよう。

ワシはデファイ見に来たんやで??アンタのしょっぱい意見なんて知らんがな…って、そもそもゼニスとの比較にブレゲってアンタ…(;´Д`)

その後も彼の「独(舌)演会」は続き、私のメンタルのシールドもだいぶ削られてしまいました。余りのことにトラウマになってしまい、1年くらいはこのデパートを避けたほどです。

彼のようなタイプ…何かにつけ上から目線の人物に一番向かないのが「販売」だったと思います。そうだなぁ…どこぞのコンサルなら向いてるかもですね。根拠を度外視して、自信満々に「言い切る」必要がある仕事ですし。

ただ、私は「腕時計を見に(買いに)行った」のであって、誰かさんの「指導」「啓蒙」も必要なかった。高級腕時計を買おうなんて人は、すでに自分の中にそれなりの価値観を持っているのだから、それを否定する権利は誰にもないわけです。

少なくとも、こんな販売スタッフさんの成績になると承知した上で、身銭を切る人はいないでしょう。私なら絶対に買いたくありません。

お客さんと直に対面する販売スタッフさんの人間性は、そのブランドの印象を大きく左右します。商品知識は当然として、上品で節操のある佇まいや所作に心惹かれることで、お客とそのブランドの時計との距離が縮まるのです。

つまり販売スタッフさんは、商品である腕時計のイメージを具現化した存在であり、物言わぬ腕時計たちの「代弁者」として振る舞わなければならないわけです。

例え「良かれ」と思ってのことだとしても、過剰な意見具申や提案は、消費者の前向きな行動に水を差します。販売員さんがまず努めるべきは、お客の意見の尊重であって、余計な「教育的指導」であってはならないのです。私が出会った困ったスタッフさんは極端に問題のある人物でしたが、残念なことに関西では、似たような方をチラホラお見かけしました。私自身は「ヤバい!!」と感じたらすぐに退散するように学習しましたから、被害に合うことは減りましたけどね(;´Д`)

転勤で東京住みになってからも、可能な限りアチコチに腕時計を見に行く日々を過ごしています。さすが東京だなぁ~と思うのは、腕時計の販売スタッフさんたちのレベルの高さです。先に述べた腕時計の「代弁者」としての役割を理解している方が多く、その「伝える」努力を惜しまない姿勢に感心します。多様な価値観の交錯する「大都市・東京」だからこそ磨かれた「技」かもしれませんね。

狭隘な価値観や知識でお客を威嚇する、件の彼の姿勢は論外です。販売に従事されている方は、お客の求めるものに対する「共感力」「洞察力」を磨いて、接客に努めて欲しいなぁ~と思います。

例え経験不足でギクシャクしてたとしても、私はそういう努力を怠らない「ひたむきな販売スタッフさん」から率先して買いたいですね。

決して安くはない腕時計の購入です。後々まで心に刻まれる「素晴らしい接客」を味わい、購入した腕時計と一緒にして大切に持ち帰りたいものです。

ブログランキングに参加中です

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Please share this article.
  • URLをコピーしました!

ご意見・ご感想

コメントする

Table of Contents