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「ムーンスウォッチ」と「AIKON #tide」にまつわるお話

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情けないことに、大前提として「365日金欠」なのが私という男。そんな私がどっぷり胸まで浸かってしまった「腕時計沼」は、何やかんやでお財布に負担を強いる罪作りな趣味でございます。

そこに持ってきて「ローンを使うのは住宅購入時のみ!!」と頑なに思い込んでいる私ですから、ここ一番で出せる金額もたかが知れているワケです(;´Д`)

ここ数ヶ月、弊ブログを更新する気も起きなかったくらいですから、とにかく仕事がキツい状況が続いています。何かと気を使ってもらい支えていただいた方が異動でいなくなったり、一番評価してきた部下が辞めてしまったり…ただでさえ単身赴任で淋しいのに、孤立無援もここに極まった感じなのです(´;ω;`)

思えば近年の私、こういう「苦境」に出くわしたときは、必ずと言っていいほど新しい「腕時計」を購入してきました。欲しかった腕時計を手に入れて「これ買っちゃったし頑張るしかないぞ!!」と自らを鼓舞してきたのです。腕時計好きの方ならこの気持…解ってもらえると思います。

ですがホントに、今はお金がないのです。そもそも単身赴任は会社から事実上の「二重生活」を強要されている状態なので、生活にかかる出費の大半で「二倍の負担」を強いられるのです。一応、それっぽい補助も出るには出てますが、その「雀の涙」は毎月の家賃で相殺されます。要するに「東京にいればいるだけ貧乏になる」のです(泣)

そんなこんなで、今の自分を奮い立たせるために「必要な腕時計」にしても、おいそれとは買えません(アレ??何か買っちゃいましたっけ??)ですので基本的には、あちこちのブランド公式をハシゴしながら、叶わぬ妄想に興じるしかないワケなのです。世知辛いですねぇ~(;´Д`)

財布にゆとりがない時は、私の「索敵レーダー」も自然と「リーズナブルな時計探し」へと対象を切り替えます。私の主義である「微妙な腕時計好き」はこういう時にこそ遺憾なく発揮され、それはそれで楽しかったりもするのですが。

私が考えるに「リーズナブルな時計」には、パーツや作りでコストダウンを頑張って安くできた「努力系」と、方向性そのもので安く収めた「企画系」があると思います。「努力系」には圧倒的に国産ブランドの時計が多く見受けられ、その企業努力には頭が下がる思いです。

ですが最近ですと、やはりリーズナブルな「企画系」に注目が集まっているのは確かでしょう。その筆頭はスウォッチの「ムーンスウォッチ」シリーズ(BIOCERAMIC MOONSWATCHコレクション)。オメガのスピードマスター「ムーンウォッチ」を元ネタに、スウォッチお得意の「お洒落チープ化」が見事に結実して、ご存知の通りの大評判となりました(一部で大混乱も生み出しましたが…)

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

私も当然欲しくなって右往左往しましたが、今もまだ公式から買えないところをみると、限定商品並みの状況は変わっていないみたいです。普通に変えるようになったら、私は「Mission to Mercury(SO33A100)」を買いたいと思っています。まぁいつになるやらですが(笑)

ムーンスウォッチのケース素材「BIOCERAMIC」はセラミックとバイオソースプラスチックをヒマシ油で練り込んだ自然分解性の素材ですが、カルティエの植物性レザーストラップなどに代表される「SDGs的」な取り組みは、企業の評判を底上げする段階から、キッチリとそれで商売できる段階へと移行したのだと思います。今後もあちこちの「意識高い系」企業が名乗りを上げることでしょう。

時を同じくして、モーリス・ラクロアもやってくれました。ラクロアの評判をを一躍高めた「アイコンシリーズ」から「アイコン #タイド」の登場です。

「アイコン #タイド」「SDGs的」な素材「オーシャンバウンド・プラスチック」から作られています。これはいわゆる「海洋プラごみ」ってやつでして、私も最近仕事で扱ったので一時的に識者っぽくなっちゃってますが…都市周辺の海域のどこぞに「プラごみの墓場」みたいな場所があって、そこから回収して使うワケです。地味に大変な手間がかかっているのですよ(;´∀`)

ラクロアさんが使っている素材はその海洋プラごみにグラスファイバーを合わせて強度を増したもので、同時にCO2排出量も大幅に減少しているそうです。正しく「SGDs」ですな。

とはいえ、こういった試みの大切さは解っていても「だから買おう!!」と思えるかはまた別問題です。高尚な取組の結果、製品としての魅力が失われていたなら…例え根っからの「アイコンファン」の方でも購入は躊躇するはずです。

と、こんなところで「う~ん…」と唸っていても仕方がありません。実物を見ないことには何とも言えないですからね!!

ということで、新宿の某正規品取り扱いのお店に参上したのは、ひと月ほども前になるでしょうか…その際の印象を「アイコンユーザーの端くれ」として書きたいと思います。

アイコン #タイド(AI2008-00000-300-0)

AI2008-00000-300-0

申し訳ないです(汗)この日、お店にあったのはこれだけでした。まず、腕に載せた感想はとにかく「異様に軽い」。体積はSSのアイコンと変わらないのに、着けていないかのような軽さに「新鮮さ」を感じました。SSのアイコン所持者の方なら、視覚と重さの間で記憶のズレを感じるかもしれません(笑)

ダイアルやインデックス、ハンドに関しても手を抜いたところがなく、コストダウンのために魅力を失ったようには見受けられません。鱗のようにも、重なった波のようにも見えるダイアルの細工も印象的で、尚且つプラスチックの外装から浮いたところもない絶妙な色気を放っていました。上手いな…ラクロアさん(*´∀`)

ラバーストラップはこれまでのアイコン専用ストラップと大差なく、着け心地も良さそうでした。プラ外装との相性もバッチリです。

で、肝心の「オーシャンバウンド・プラスチック」に関してですが、ベゼルにケース、ケースバックにリューズ、エンドピースとバックルが新素材製でした。また、専用のケースも同素材製だそうです。徹底してますなぁ。

まずは見た目。ぶっちゃけて言えば「いかにもプラスチック」な感じです。「これってプラスチックなんだ!!見えないな!!」みたいなノリではなく、堂々とプラスチックの見た目です。私もほんの数秒間…それで落胆してしまいました。

ところが細部に目を向ければ、アイコン本来の形に見事に倣っており、素材は違えど幾分も「逃げたところがない」真っ直ぐな作りにハートをズキュンと射抜かれました。オッサンがズキュンとか止めてくれって話ですが、いやもうそんな感じでした(笑)

そんな風に理解が進むと、プラスチックの安っぽい質感も逆に可愛く見えてくるから不思議です。例えばSSのアイコンを愛用している方々が、休日の「外し時計」として購入するのに、こんなに楽しい時計はないでしょう。お手持ちのアイコンの「弟分」として手元に一本…何やら楽しげでしょ??(笑)

実際、私としても仕事用に購入の意図はなく、完全に休日用としての購入でイメージが固まりました。SSのアイコンがTシャツと短パンに着替えたみたいな時計ですから、着けるこちらも当然、休日仕様のイメージです。

実はひと目見た瞬間に思ったんです。「コイツをライブで着けたい」と。

私が数十年、風変わりなステージに上がってきたのは以前にも書かせていただきました。私以外のメンバー全員がプロというレベルの高い活動なのですが、構成によっては私がボーカルとパーカッションを担当することになります。

パーカッションですから本来なら腕時計は邪魔です。ですが私は着けたい(笑)特にカホン(木箱みたいな打楽器です)を打つ際の衝撃は相当なはずで、機械式なら一発でお釈迦になる可能性も否定できません。

ってなワケで、練習も含めてライブの際は毎回「ルミノックス限定」で使ってきました。NATOに換装したルミノックスならさらに軽く、バックルに傷が付くことに対して、過剰に神経質になる必要もありません。

ですが、正直飽きてきました(汗)そろそろ別の「ライブに使える腕時計」が欲しかったのです。

その点「アイコン #タイド」は適任だと思いました。ルミノックスをG-SHOCKに切り替えるというのもアリっちゃアリですが、他人が見た印象はほとんど変わらないでしょうし…「アイコン #タイド」ならほのかな高級感もあったりして、何かちょっと拘った腕時計着けてる!!みたいな感じになるんじゃないかなぁ~と思いまして(笑)

で、購入することにしました。

ただ、こちらの店舗にはないカラーのモデルが欲しかったので、別の店舗から取り寄せということになり「ではまた数日後!!」と相成りました。

ところが、その日の夜に見つけてしまったのです。「アイコン #タイド」「オーシャンバウンド・プラスチック」製のブレスを組み合わせたモデルが近々登場するという衝撃情報を。

「あのプラスチックでブレスってどないやねん!!」と気になって仕方なくなった私。迷惑千万だと承知しつつも、悩んだ末に注文を一旦キャンセルさせてほしいと電話で伝えました。

「こちらこそ、事前に情報をお伝えできなくてすみませんでした!!」と言われて、私の方が大変恐縮したわけですが、ブレスモデルが出たら再度伺いますとお伝えした次第です。いやもう…ホントに良いお店なのです。

そんなこんなで、私の心に深く刻まれた「アイコン #タイド」。ブレスモデル登場の頃にはカラーバリエーションも増えているかもしれませんし、その辺りも楽しみでしようがありません。「SDGs的」なムーブが今後の腕時計業界にどんな形で波及していくか…そこにも注目ですね(*´∀`)

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