14ヶ月ぶりに大阪に帰りました。思えば、緊急事態宣言の継ぎ目を狙って帰省を目論むも、何かしら(誰かしら)のプレシャーを感じて自粛したり、「チャンス到来!」と思っていたら自部署で新型コロナ(疑い)が連続して右往左往させられたり。さらには、ようやく「帰れる!」と思って新幹線のチケットを取ったにもかかわらず、地震で都内まで揺れてそれどころではなくなったり…「○○さんが帰ろうとすると、必ず何か起きますね!」なんて、まるでアンゴルモア大王のような言われよう。それってワシのせいなんかい?(;´Д`)
新幹線は席の予約に難儀して、結局、朝の7時26分発しか取れませんでした。こんなに早起きしたのは久しぶり。
東京駅の東海道新幹線改札はとんでもない混みっぷりでしたが、そこにスマートEXで紐付けたカードが反応しないトラブル発生。刻々と近づく発車時刻に焦りまくりの私。それでも駅員さんの迅速な対応で事なきを得ました。乗車の瞬間、背中でプシューッと扉が閉まるギリギリのタイミングでしたが(;´∀`)
車内では通路を挟んで泣き別れに座っていたご夫婦に、私の席を替わって差し上げましたが、その際にお礼としてお菓子を頂戴しました。こういうの素直に嬉しいですねぇ(*´∀`*)
久しぶりの大阪は以前とほとんど変わりのない様子でしたが、いきなり新大阪のエスカレーターで「左立ち」してしまう私。気付かぬうちに魂まで東京に屈してしまったのかとヘコみました(;´∀`)
初日は自宅でしばらく過ごした後で、かつての行きつけにご挨拶に伺いました。新型コロナの影響や何やでお店を畳んでたらどうしようと心配ではありましたが、各々元気に営業継続中。年の瀬の賑わいも多少は戻ってきている様子でした。
お土産を渡してあらかた挨拶を済ませた後、最大のお目当てであるお店に伺いました。久しぶりに味わう「大阪で一番旨いカレー」。
う…うまい!!今度はいつ食べれるか解んないぞ(泣)
この後、コーヒーを飲んで常連さんと旧交を温めました。そして2杯目のドリンクとしてチャイを注文。チャイは作るのが何気に面倒くさいらしく、毎度オーダーすると嫌な顔をされます。久しぶりでもやっぱり嫌な顔をされました。おぃ!!(笑)
さて、ちなみに今回の帰省。オミクロン株のこともあります。自宅、ましてや実家での宿泊は自粛すべきかどうか最後まで悩みました。結局、ニュース報道などで市井の反応を参考にして、大阪梅田の安いホテルで2泊することに。おかげで帰省したって感じが余り味わえませんでした(;´∀`)…でも、これくらいの慎重さはこのご時世、必要ですよねぇ。
チェックインが午後4時なので、まだまだ時間があります。腕時計好きなら、することがない時にすることは決まっていますよね(笑)
ってなわけで、すぐ近くのなんばは「T屋百貨店」さんへ。こちらには「ウォッチメゾン」というワクワクするような腕時計専門フロアがあって、かつては週に2回は顔を出していた空間なのです。本館から外れたスイスホテル側にあって、その奥まった感じが妙に落ち着きます。腕時計好きの隠れ家みたいなものです。
14ヶ月ぶりの帰省だというのに、反射のように「ロレックス」に並んでしまう私。こんな日に「ロレックスマラソン」しなくてもいいじゃないかと思いますよね?私も思いました(汗)だけど、こんな日だからこそ「特別な出会い」があるんじゃないかと…
なかったですけど(泣)
はい、気を取り直して他のブランドを見る私。軒並み目を通して印象に残ったのは、またしても「パネライ」でした。今の私、よほどパネライが気になるようです。
特に銀座で購入した「PAM00723」と同型のケースを使った「PAM01314」は素敵でした。白いダイアルのサンドイッチ文字盤、夜光自体も白っぽくて上品なモノクロームの写真を見るよう。ブレスを共用して使うのもアリだな。またゆっくり鑑賞しに行こうっと。
ちなみにスタッフの方との会話の中で、ルミノールの主力はあくまでも「44ミリ」だという結論に至りました。そうだろう!そうだろうとも!!
そろそろチェックインできる時間になってきたこともあって、なんばから梅田に移動。ホテルの部屋に重たいiPadやモバイルバッテリー、着替えなどを置いてから再出撃しました。もちろん、腕時計を見るために!!
まずは「HK百貨店」さんへ。ここでも「ロレックス」から見てしまう悲しさ。もしかしたらという一縷の望みを捨てられない卑しき男。そんなヤツに幸運など訪れるはずもなし!!
「在庫を見てまいります」
は、はい…( ゚д゚ )
久しぶりの応対に鼓動が早鐘を打ちました。まさか…今日、ここで、買えるのか?カードはどれで切ればいい?いや即時振込がスマホからできるしそっちがベスト?
…そして3分後。
「在庫はございませんでした」
(´;ω;`)
解っていたさ。
動揺と意気消沈が思いっきり顔に出ていたと思います。しかし、こんな時こそ「IWC」ですよね。傷ついた男のハートを癒すのは、いつだってこのブランドなのです。
はぁ…落ち着くぅ…(*´∀`*)
誰がこの「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41」を見て90万円以上の時計だと思うかって話なんですが「IWC」の時計はいつだって「身に着けて初めて真価が計れる」タイプの時計なんですよ。そこにこの思い切ったグリーン。確かに昨年は珍しくも「緑のダイアルカラーが流行った」年でしたが、このグリーンはそういう日和った意味合いとは異なる「挑戦的な色」に見えます。合わせる服装は難しくなりますが、「IWC」の真意を理解すれば、自ずと落とし所が見えてくる…そんな気がしませんか?
「ポルトギーゼ・オートマティック40」はい、ちょっと前にも見てました(笑)美しいですねぇ。限界まで大きくしたスモセコ(最近流行ってます?)がスモセコらしからぬ主張を決めて、ちょっと可愛らしいデザインの時計です。アプライドインデックスの高級感は100万円超えのドレスウォッチとも張り合えそうです。これで80万円ですからね。やっぱり「IWC」は良心的なブランドです。旅先でもしっくりくるなぁ…(*´∀`*)
「HK百貨店」さんの腕時計売り場ですが、全体的にゆとりがありつつもお客さんを囲い込む奥深いところがあって、腰を据えて腕時計を探せる作りでした。スタッフの方の応対も「品格」と「熱っぽさ」が共存しており、高級品だからといってしゃちこばることもなく、関西人らしくフランクなところが好印象です。私も子どもの頃から母に連れられてよく来てましたからね。梅田でデパートといえばここですもん。
お次は「DM百貨店」さんに移動。こちらの腕時計売り場も中々見ごたえがあるんですよね。東京異動以前は度々お世話になってました。
まずこちらでも最初は「ロレックス」。てめぇいい加減にしろって感じですかね(汗)しかしここでも「しばらくお待ち下さい。在庫を確認してまいります」の一言。来るの…いよいよ来ちゃうの?( ゚д゚ )
「申し訳ありません」
(´;ω;`)
ううん。いいのよ。
またもや意気消沈してしまった私。どうせ、オレなんてよぉ…あ、あんなところに「ユーロパッション」さんだ。ワインダーなんか見ちゃうもんね(´;ω;`)
っていうか「ユーロパッション」さん。めっちゃ面白いですね。はじめてじっくりと「U-BOAT」の実物を拝みましたが、アイヤー!めちゃカッコイイヨー!!でした。
買ってたヨー。20歳若かったら(笑)
他にも私の大好物とも言える「微妙なブランド」のオンパレード。「ユーロパッション」さん面白すぎます。
そして私が「大阪みやげ」にしそうになったのがこちら。
「アルカフトゥーラ」の「866SLBK」です。どうです?デザイン的にはくるものがあるでしょ?まぁ実際はクオーツだしエセクロノグラフだしアレなんですが、とにかく雰囲気が良かったです。腕時計の「カッコいい」を集めて作った感じがしました。
このブランドは「ユーロパッション」さんのオリジナルだそうです。他にも腕時計好きの秘孔を突いてくるモデルが沢山ありました。めっちゃ安いので、この先、仕事でヨレヨレの精神状態になった時、カンフル剤として買おうかと思っています(買うんかい…)
他にもあちこちのブランドを見せて頂きました。ただ一点、気になったことが。某ブースの某スタッフさんに、ほとんどやる気を感じなかったのです。私が見ていた数分の間にも、2組のお客さんがスルーされてましたからねぇ。幾ら何でもあれはダメだと思いますので、「DM百貨店」さんには早めに改善して欲しいところです(;´Д`)
次の日は実家で母親の相手をして、最終日は友人と寿司ランチを楽しんで今回の帰省は全日程を終了しました。久しぶりだというのにホントにあっという間(汗)
本当はもっと会わなくてはならない人がいましたが、3日間ではとても無理。次はもっと短いスパンで帰省したいところですが…それも今後の変異種の動向しだいでしょうか。
それにしても、帰省中でさえも腕時計を見に行ってしまうおバカな私。こんなアホな病があるとして、果たして付ける薬があるのか?…あったとしても、それすら腕時計の形をしてたりして…ねぇ(;´∀`)
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