「腕時計インスタ」で使用者続出の謎アイテム「クリスタルガード クロノアーマー」。日々の使用で輝きを失った腕時計のケースやブレスに「ギラつきのない上品な艶」を与え蘇らせるという評判は「事実」なのか!?
気になって仕方なかったので、とりあえず買ってみました。やはりこういう新しいものは使ってみなくちゃ良し悪しも判断できません(…と言いつつ、疑いの目を向ける懐疑派の私です)
現在、Amazonでも楽天でも入荷待ち状態の人気商品です(・∀・;)
ちょうどメガネ洗浄用スプレーくらいの大きさの容器に収められた「謎の青い液体」。私が購入した際のお値段は税込みで定価の3,300円でした。高いのか安いのか判断がつきかねる代物ですが、楽天のポイントがそれくらい溜まっていたので、今回は珍しく躊躇なくポチることに( ー`дー´)
ちなみにAmazonでは「売り切れ」。どのタイミングで火が着いたのか解りませんが、ここ一週間くらいの間で繰り広げられたインスタの「クリスタルガード祭」を見れば「オレのお気に入りも磨いてみたいぜ!」と思った人が急増したのは間違いないと思います。需要の将棋倒しですね(;´∀`)
「クリスタルガード クロノアーマー」の発売元である「株式会社EAU ROUGE」さんの説明によりますと…
『腕時計の日々の手入れに使うことで、傷や汚れの予防が可能』とのこと。
私は腕時計を着用したら「必ず拭き掃除をする」人なので、基本的に手持ちの腕時計全てがキレイな状態で保存されています。それでもステンレスは次第にくすんで輝きを失いますので、そういうときは「ステンレス専用クリーナー」を使ってきました。
はい、これです。お世話になってます。
ステンレス特有の黒ずみがいとも簡単に落とせます。これを小さな絵皿に噴射して、綿棒を使ってちまちま磨く感じです。
そして、どうしても目立ってしまう小傷には、これを使っています。
超微細な研磨剤とワックスが染み込ませてあるクロスです。根気良く磨くことで、薄い小傷なら(完全に無くなるわけではありませんが)目立たなくさせる効果があります。
しかし残念ながら、どちらもチタンの外装には使えないそうなので、今後、チタンの時計が増えてきたらどうしたものかなぁ~と思案中でした(杞憂かもしれませんが)
そこに「彗星のごとく(?)」現れた「クリスタルガード クロノアーマー」。ステンレスはもちろんのこと、ゴールド、プラチナ、チタン、カーボン、プラスチックに至るまで、あらゆる素材の時計の手入れに使えるという触れ込みの優れもの。
界面活性剤の洗剤を一切使わずに時計の汚れを落とし、さらには「鉛筆硬度9H」というクリスタルガラスの皮膜を塗布して時計の外装をストロングに強化。何となくマユツバな雰囲気も漂いますが、事実だとしたら腕時計愛好家にとっては、お手入れの必須アイテムになる可能性だってあります。
古今東西、小キズに悩まない腕時計コレクターはいませんからね~(;´Д`)
ここで小さな疑問を感じました。小キズから時計を守れるほどの硬度を塗膜する「クリスタルガード クロノアーマー」で腕時計をゴシゴシ磨いたら、逆に傷だらけになったりしないのかな?
これについて公式には「ゴシゴシ磨き上等!」とは書かれていません。が、「ゴールドやプラチナといった表面硬度が柔らかい素材において、特にその保護能力を発揮する」という説明文を見つけました。少なくともステンレスを磨く分には問題無さそうです。
と言うわけで早速、うちの腕時計たちをスケープゴートにして実験してみます(*´∇`) まずは…ハミルトンの「Lloyd(ロイド)」をフキフキ。フランク・ロイド・ライトの造形をオマージュしたこの時計、ステンレスケースの表側は総ポリッシュ仕上げでツルツルです。なので手の脂が残っていたりすると、とたんに薄汚れて見えてしまうところが玉にキズ。ちなみに磨き布には至極普通のマイクロファイバークロスを使用しています。
明らかに艶が増してエッジが立ったことで、ロイドの特徴である複雑な構造の面白みが明確になったような気がします。リューズやクロノのプッシャーの存在感も増しました。「クリスタルガード クロノアーマー」を使えば、元々がツヤツヤな時計であっても、より深みのある艶を与えて美観を底上げできるようです。
お次は、高級感からは程遠いエグみのあるゴールドがセクシーな「セイコー5スポーツ」で試してみましょう。
これは想像以上に美しい仕上がりになりました(*´∀`*)
どちらかといえば「金融業者」風のイヤラシイ系のゴールドでしたが、柔らかな艶が全体を包みいい感じです。光沢自体は増しているのですが、全体の印象は逆に落ち着いた雰囲気になったような気がします。特にサテン仕上げのヘアラインの一本一本に違いを感じますね。うん!なかなかの高級時計に見えるじゃないの!?(笑)
お次は、グラハムのクロノファイターでも試してみます。
ポリッシュのベゼルとサテンのラグが立体感を増しました。ポリッシュ面はもちろん鏡のように美しく輝くのですが、サテン仕上げのパーツが本当に化けますね。リューズやプッシャーなどの細かいパーツもエッジ感が増して、ハッとするような美しさを感じます。バネ棒までもピッカピカ。買ったばかりの頃は、このくらいの輝きだったのかも。
お次はブローバの「アキュトロン2」。立体的なケースデザインでラグジュアリー感の高い一本です。
これを見れば「クリスタルガード クロノアーマー」の効果が解りやすいかもしれません。ブレスのコマのサテンとポリッシュの光沢の種類の差がハッキリと現れて、見た目の高級感を爆上げです。特にサテン仕上げを数段美しく見せる効果があるのは、間違いないでしょう。
お次はチューダーの「ミッドサブ」。ほとんど埋没していたリューズの王冠がくっきりと浮き出てきました。このリューズ、こんなに雰囲気あったんだなぁ…
この「ミッドサブ」はポストアンティークに分類される年代物ですが、若々しい艶をいとも簡単に取り戻すことができました。「クリスタルガード クロノアーマー」は古い腕時計に使った場合のほうが、顕著な効果を目のあたりにできると思います。 ちなみに某高級腕時計正規取り扱い店のスタッフの方に見せたら「マジでキレイですね!」と驚かれました。プロの目から見ても「クリスタルガード」には確かな効果が認められるようです。
正直、安っぽさは隠せないオリエントのマコ2も磨いてみました。
ブレス、バックルの輝きを照覧あれ!
まるで公式の製品写真のような光沢が出ました。ちなみにここで上げた写真はすべて、撮影したままの状態を使用しています。フィルターでコントラストを変えたりはしておりません。金属製品の理想的な艶感が出ていると思います。
リューズやそのガード部分も美しいエッジが立ちました。磨き分けされた部分を本来あるべき姿に整えることで、これだけ構造の美しさが引き立つんですね。また、安っぽいと言われるベゼルのディスクプレートもしっとりとした艶が乗って、美しい黒の発色が蘇りました。ベゼルエッジもいい感じでしょ?
状態の異なるいろいろな腕時計で試してみました。その結果として「謳い文句に偽りなし!」の有能な商品だと 判断しました。わずか30mlしか入っていないスプレーなので、毎日のように時計を掃除する私の使い方だと、あっという間に無くなってしまいそうですが…間違いなくリピ買いすると思います。
最後に「クリスタルガード クロノアーマー」の諸性能をザクッとまとめて終わりにします。
あらゆる素材の腕時計のコーティングと手入れに使える!
ステンレス、ゴールド、プラチナ、チタン、カーボン、プラスチックなど腕時計ならなんでもござれ!
光沢保持率「100%」クリスタルガラス皮膜でピカピカ!
腕時計の表面に「JIS規格」の国家試験で光沢保持率100%が証明されたクリスタルガラス皮膜を形成。樹脂やオイルなどを一切含まず、酸化して腕時計の素材を痛めたりすることもない。ギラつかない艶と上品な輝きを実現!
安全なクリーナー成分で指紋や油脂を落とす!
界面活性剤を一切含まず、人体にも安全なクリーナー成分を採用。腕時計の防水性能や素材の品質を損なうこともない。普段の拭き掃除だけで腕時計の掃除とコーティングが可能。指紋や油脂などが付着しにくくなり、軽く拭き取るだけで汚れを簡単に落とせるように!
鉛筆硬度9Hのハードな皮膜で傷予防!
腕時計に鉛筆硬度9Hのミクロのクリスタルガラス皮膜を形成。擦り傷をある程度予防する。ゴールドやプラチナなどの表面硬度が柔らかい素材においては、特にその保護能力を発揮。表面に擦り傷がつく確率を大幅に下げることができる!
使えば使うほど、腕時計が美しく強く!
日々の手入れに使うことによって、ミクロのクリスタルガラス皮膜が強く成長。コーティングを重ねることによって、見た目がギラついたり、品質が落ちることも一切なし。使えば使うほど、上品な艶と擦り傷の防止能力が増していく!
以上です。大切な腕時計をお持ちの方なら、試す価値はじゅうぶんにあると思います。特に古い時計や安っぽい時計が「大化け」しますよ(笑)レッツトライ(*´∀`*)
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