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腕時計には「常座」が必要だ

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 人生には努力の積み重ねが必要であること、それは解ります。努力の末に形作られるものを「生涯」と呼ぶなら、もがき苦しんだ人の生涯にこそ「深み」がある…確かに、修羅場を潜ってきた方の佇まいには、この人の話しを聞いてみたい、この人と一緒に仕事をしてみたいと思わせる何かがあると思います。

 では、人生における何を獲得するために続ける努力なのかと問われたら…私自身の振り返りで恐縮ですが、それは「居場所を作る」、そして「守る」ための努力ではなかったかと思うのです。

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居場所作りは生涯のテーマだ!!

 人それぞれの違いはあるでしょうが、人間が本質的に社会性の生物である以上、個人個人は自らの「立ち位置」にこだわらずにはいられません。子供の頃なら「大人しい良い子」「やんちゃな利かん坊」のような他者評価も、元を辿れば自分で選んだ「パーソナリティー」の結果と言えないこともありません。

 成長につれて「進学」「就職」、組織内部で下される「評価」などを巡って、自らを高める努力の必要性はエスカレートしていきます。それらの成果は後の「結婚」にも影響を及ぼしますし、結婚後も家庭内でのポジション獲得に手を抜くわけにはいかないでしょう。

 良い大学に入る、良い企業に就職する。順調に出世を果たし肩書きを得る…

 結婚後は「良い夫」「良い父親」という評価を得て、それを壊さないように慎重に暮らさなければなりません。文章化すると、何だか息が詰まりますね(;´∀`)

 結局のところ人生は、自分自身の「常座」を見付けるための努力の繰り返しなのではないでしょうか??

 「常座」を見付け「常座を守る」…自分の優秀や優位を周囲の他者に認めさせてナンボなのが人生の本質…とまでは申しませんが、この辺りの人生観に関しては、石器時代から大きく変化したとも思えないのです。嫌ですねぇ~競争の結果としてしか得られない「常座」なんて(;´Д`)

【常座とは】

① きまった人がすわる座席。
② 能舞台で、シテが演技をするときに、動作の起点・終点とする場所。シテ柱の内側でやや前方。役者が橋がかりから舞台へ登場すると、まず一旦ここに足を止めることになっている。また、ここで姓名を名乗るので名乗り座ともいう。なお、ワキの常座は脇座とよばれる。
③ (常坐) 仏語。いつもすわっていること。修行の一つとして、長時間すわっていること。
※細流抄(1525‐34)三「止観に四種三昧あり。いはゆる常行・常座・半行半座・非行非座の四種也」

※コトバンクから引用

腕時計たちに常座を与えてあげよう!!

 ってなわけで(?)せめて私が愛してやまない「腕時計」たちには、そういった競争云々関係なく「居心地の良い常座」を提供して参りました。何てことはない、要するに「収納場所」です。

 以前は「一軍」「二軍」「三軍」…みたいな分け方を意識した収納を心掛けてきましたが、現在は「舶来」「国産」みたいな分け方が標準になりました。ったなわけで、取り敢えず「舶来部隊」からどうぞ!!

舶来ものはウレタンで守る収納

 「CASE CLUB」の32本収納ケースでございます。ぶっちゃけこれのお陰で、百数十の時計を携えての引っ越しもだいぶ楽になりました。

「CASE CLUB」の32本用トラベルケース

 この「ペリカンケース」タイプの収納は、分厚いウレタンで枕ごと時計をホールドしてくれますし、蓋側にもウレタンが敷き詰められているため、文字通り「包み込むように」時計を収納することが可能です。カバンのように縦置きできちゃう時計収納はこのタイプしかないんじゃないかなぁ??(*´∇`*)

 とにかく安心感が段違いなので、めっちゃ気に入っています。全スロットを埋めると壮観ですよ~(*´∀`)

大した時計の持ち合わせはありませんが…迫力だけは!!(笑)

 ちなみに、元々のウレタン枕は折角の腕時計を超絶安っぽく見せますので、速攻で交換することをお薦めしたいと思います。ぶっちゃけ、そこに手を加えるだけで時計の見栄えが数段良くなりますのでご検討ください。一般的な枕のサイズでジャストフィットです!!

 「CASE CLUB」も現在は、私が使っているものよりも新しい「第2世代」なんだそうです。デザインが変わっただけかな??

 多くに人に使いやすいのは「12本収納」かもしれないですねぇ(*´∀`)

 「ツワモノ」の時計兄貴の皆さんには「42本収納」もあるそうです。それでも足りない誰かさんは…どうしたら良いんでしょうねぇ(;´∀`)

国産ものは光を通す天板が必要

 お次は「国産部隊」です。

 天板にアクリルやガラスの窓があって、収納した腕時計を「見られるタイプ」…どこにでもあるフツー過ぎる収納ケースです。このタイプの12本入りケースを私…4個持っておりまして…それでもまだ溢れた時計があるので、どうしたもんかいなぁ~と考え中です(;´Д`)

セイコーが12本…と思いきや!?

 主に国産をこっちに置くには理由があります。光を通す窓がないと、ソーラー物があっという間にエンプティになっちゃうからです。ソーラー物は国産で集まる傾向が強く、どうしてもこうなっちゃうのですが、あんまり見栄えの良い収納方法では有りませんので、ソーラー物(タンクマスト ソーラービート含む)だけを集めた「日当たり重視」の収納手段を模索中です。

 お安くてシンプルなこちらのケースが気になってます。12本用を買い足そうかと…(最近、何本か溢れてきましたので…)

一時置きにピッタリ!!「CELIEU」の『ウォッチコースター』

 ケースの類を腕時計の「寝床」だとするならば、ひと休みに身体を預ける「ソファー」も必要です。一時的に時計を外して楽にしたいときなど、多くの方は机の片隅に「そーっと」平置きするなど、気を使っていると思います。その際に「カツンっ!!」なんて音がしたなら…それは世界中の腕時計好きが「やっちまったぜ!!」と頭を抱える瞬間でしょう。

 そこで私が利用しているアイテムがこれ。「CELIEU(セリュー)」さんの「ウォッチコースター」です(*´∀`)

出典:https://www.celieu.com/

 私自身、このコースターの何が気に入っているかというと…とにかく「シンプル」なんです。シンプル故に用途にムダな制限がなく、それこそアイデア次第で便利に使えちゃうのです(*´∀`)

 この製品を見付ける以前、私も似たような発想から東急ハンズで購入した一枚革を、トレイ代わりに敷いて使っていたことがあります。当然切りっぱなしでコバの処理なんてありませんから、切断面がどんどん傷んできました。

 その点、セリューさんのコースターは小さいながらもきっちり仕上げられていますので、早々に傷むようなこともありません。表面素材は手触りの良いカウのヌメ革(ヌバック)、背面はピッグスエード。6✕6センチの正円型で適度な厚みがあり、ほのかな「所有欲を満たす革製品」です。

机周りでちょっとした贅沢気分が味わえますよ~

 数々の魅力的な時計関連商品を揃える「セリュー」さんですが、商品の制作途中で余った部分の革を何かに使えないかと考えたとき、腕時計を「置く」というシンプルな発想に行き着いて生まれたのが「ウォッチコースター」とのこと。できる限り廃棄物を出さないことで環境に配慮する姿勢は、世界のトップ企業が推進するサスティナブルな取り組みにも繋がりますよね(*´∀`)

ブレスモデルの横置きはもちろん!!

 ね??丁寧な作りで程よい高級感がありますから、置かれた時計たちも心なしかドヤ顔に見えるでしょ??(笑)何気に時計の格好良さも際立っているような気がします。

ストラップモデルの平置きも良い感じです!!

 シンプル故にどんなタイプの時計でも包み込む包容力は、まるで「腕時計専用の座布団」です。貴方が所有する「真打ち」たちを据えて上げてください。アイデアの勝利的な「ありそうでなかった」アイテムだと思います。

腕時計をもう一本連れ出そう!!

 また、一本の時計を大切に扱いたい方、旅行カバンに「もう一本」のお気に入りを忍ばせたい方には、「CELIEU(セリュー)」が作った、こんな気の利いた商品もあります。

 「ウォッチポーチ『ル・カレ』」です。いやぁ~これは超ステキ!!女子が使ってもおかしくないほどの、お洒落なポーチではないでしょうか(*´∀`)

出典:https://www.celieu.com/

 素材は老舗タンナー「姫路レザーの本牛革」を使用。ガッチリ仕上げられたコバを見れば、細部まで手抜かりなく上質であることが伝わると思います。要するに使い込むほどに味わいが増して、どんどん格好良くなるということです。

 大切な腕時計を優しくお洒落に包み込み、サイズも8.5✕7.0✕4.0cmとコンパクトですから「午前と午後で腕時計を変えたい」…みたいな「腕時計沼の住人さま」にピッタリのアイテムではないかと思います(*´∀`)

ちなみに…お幾らだと思います??

 この商品のプレリリースを最初に知ったとき、私は「1万5千円」辺りを予想していました。例えば…ですよ。トップブランドの一つ「LOEWE」さん辺りが似たようなコンセプトの商品を出したとしたら、まぁ「5万円」は下らないでしょう(小銭入れがそれくらいですからね)その辺りから換算して、私なりに「2万を切ったら相当に破壊力があるなぁ」と考えて、「1万5千円」という無茶な価格設定をしてみたのです。

 それが…開けてびっくりの「7,700円(税込)」です。いやいや!!「姫路レザー」ですよ??でもって、このデザイン性ですよ??…そんなわけで、私も購入を検討中です(色で悩んでおりますけどね)

 この価格でこの質感ですから、当然のように人気があります。モタモタしてるとお色味などの選択肢が無くなっちゃう危険性もあるでしょう。皆さん、一緒に焦りましょう(笑)

最後に

 今回は「腕時計の常座」をテーマに書いてみました。これまで、姉妹ブログ「腕時計喫茶」ではあまり取り上げることのなかったテーマではありますが、弊サイト「腕時計茶寮」では、そういった腕時計関連の「イクイップメント」に関する記事もバシバシ書いていきたいと思います。

 腕時計の楽しみは、腕時計だけに留まらない奥深さがありますからね。「周辺」にも拘っていかねば!!ってなわけで、また次回~(*´∀`)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (4件)

  • 腕時計初心者の私には、この手の情報はありがたいです。気が付けば沼の淵まで本数が増えており、将来の引っ越しに備えて、持ち運び用の腕時計ケースを探さなければと考えていたところです。

    • 黒海月さま。
      おー良かったです(*´∀`)
      そうですねぇ~収納に関するリアルな実態って、実は異様に少ないですもんね。
      今回は「CELIEU」さんの協力が得られたので、いつもより自信を持って書くことができました。
      ちなみに、某腕時計ユーチューバーの方の言を借りれば「5本以上は立派な沼」だそうです(;´∀`)

      • ェエッ(°▽°)
        10本以上から沼入りだと、勝手に思ってました。8本なら。。。
        こうなりゃ、覚悟決めて今年も腕時計買い足すしかないですね〜( ̄▽ ̄)
        手始めに10本以上の時計ケースを探すとしましょう!(駄目だこりゃ・・・)

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