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腕時計を見に行く際に着ける「腕時計」

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どれだけインターネットショッピングが便利になろうとも、腕時計は「実物に触れてから買うべき」ものです。身に着けた時に得られる「近接情報」は、腕時計情報誌やインターネットメディアから得られる内容を遥かに凌駕するからです。

都市部に住む方なら、近場にデパートや専門店が軒を連ねているでしょう。それは幸いなことです。色んなブランドの色んなモデルを腕に乗せて、皮膚でその腕時計の真価を味わって下さい。特にデパートは多様なブランドを一箇所で味わえるのでオススメ。スタッフの方々のレベルも総じて高いですしね(*´∀`*)

それにしても、日頃から見知らぬお客さんと対面する腕時計販売店のスタッフさんには、常々頭が下がる思いです。対応したお客さんの何パーセントが実際に購入に至るのか私は知る由もありません。しかし、「購入の可能性」というよすがに頼る商売である以上、誰が相手であっても接客に手を抜くことは許されないでしょう。まさに「そこにお客さんがいる限り!」です。

例えば、身なりが良いからお金持ち…イコール「買ってくれる人」なら、こんなに簡単な接客はありません。ところが…私の知り合いには、ヨレヨレのスウェットがトレードマークで全く身なりに頓着しない人物でありながら、実はすごいお大尽だったりする人がいます(買い物も豪快です)お客さんを「見た目」で判断し区別することが、如何に危険であるかという一例です。

とはいえ、実際のところ「見た目による区別」は存在します。私もそういう感じで扱われたことがありましたし、雑に扱われているお客さんを近くで見たことがあります。特に悲しかったのは、明らかに「買うぞ!」と気合いを入れて来たであろう若いお客さんが、上から目線の男性店員に偉そうに言われて意気消沈する様を見せられた時でしょうか。

ホント、未だに若い人を「若い」というだけで「舐めてかかる」大人(オッサン)がいるのです。こういう人がいるから、若い人が生理的にオッサンを敬遠しちゃうんですよ。悲しい(´;ω;`)

2年ほど前のことですが、私が頑張ってインスタをやっていた頃、腕時計に興味があるという若い方からダイレクトでメッセージを頂きました。「沢山の腕時計をお持ちで羨ましいです」…確かに、数だけは色んな腕時計の写真をポストしていました。

続けて「質問があるのですが…」と来ました。どうやら近々、生まれてはじめての高級腕時計を買おうと思っているらしく、失敗したくないので、ご意見を伺いたいとのことでした。

そんな大層なコレクターではありませんよ~と、私のほうが随分恐縮してしまったのですが、私のポストがその方にとっては腕時計のセンス的に「ツボ」らしく、今後も参考にして行きたいとのことでした。光栄なことです。インスタはたま~にですが、こうやって見知らぬ者同士を結びつけることがあるのです。海外の方とも数人、直でのメッセージ交換がありましたしね。

「最初の一本を一緒に考えて欲しい」と言われて悩みに悩みました。お値段がお値段ですしその責任は重大。聞けば私が想像してた以上の資金をお持ちで、それは数回分のボーナスを貯めたものだと聞きました。ますます責任を痛感する私。

色々思いを巡らせた結果、私は以前から「これが正解なのではないか」と考えていた、とある提案を若い方にしてみました。それは…

「最初の一本こそ、ロレックスにすべき」です。

これはその頃の私が、最も安らかに腕時計人生を楽しむための「王道」として導き出した答えでした。「ミルガウス」を手に入れる前のことです。

理由は幾つかありますが、大きく分けて2つ。

まず1つ目の理由です。それは「ロレックス」を持っていることによる「心理的な余裕」が生まれること。「優位性」と言い換えても良いかもしれません。といっても無闇に「ドヤる」という意味ではなく、2本目、3本目と腕時計を増やす際に、揺るぎない価値を持つ「ロレックス」を起点にすることで、上に下に広い視野を持てるという意味です。

実はこれ、手持ちの腕時計が増えていく中で、私自身が「最初にそうすべきだった!」と思っていたことでした。最初に「ロレックス」という「不動の4番打者」を入団させておけば、後はそれぞれに際立った特徴をもつ腕時計を自由に探せるじゃないか…と。

恐らくこの順番で買っていれば、私のコレクションはもっと整理されていたはずです。現在のような「変態的な陣容」ではなかったでしょうし、最初に「ロレックス」があるという充足感ゆえに、総数で4、5本のコレクションに落ち着いていた可能性もあったのです。使ったお金も随分少なくて済んだでしょうしね。まぁ、今となっては…なのですが(汗)

2つ目の理由は「舐められなくなる」かもしれないこと。これは「若いくせに生意気」に見られるのと表裏一体なのですが、むしろ若い人ならこれくらいの「背伸び」があっても良い気がします。若いということはそもそもが未熟なわけですから、「ロレックス」のステータスを借りたって文句を言われる筋合いはありません。誰に安易と言われたって、若いんですからきっと許されます。

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実際、「ロレックス」の持つステータスの意味は他のブランドとは一線を画します。腕時計の実力だけで推し量れば正直「そこまでか…?」と思わないでもありません。しかし、「ロレックス」は高級腕時計ブランドという括りを超えた存在であり、その価値はダントツの知名度を以て世界の隅々で効力を発揮します。

例えば、前述の「舐められた若い人」「ロレックス」を腕に巻いていたら…店員さんの対応は全く違ったものになっていたでしょう。「若くてもロレックスを買える人」という「ステータスの見える化」が可能になるからです。世界中の人が「ロレックス」に群がる最大の要因、「ロレックス」だけが与えてくれる恩恵の正体はこれだと思います。超一流企業の名刺みたいなものでしょうかね。

これは私の経験からですが、腕時計専門店に腕時計を見に行く際、どこかしら名の知れたブランドの腕時計を着けていった方が、上質な接客を受けられる可能性が高くなるのは間違いありません。

「オメガ」「パネライ「ブライトリング」「IWC」「チューダー」なんかもギリ行けるかな?私の手持ちではこんなところが「舐められないブランド」でしょうか。私は持っていませんが、国産なら「グランドセイコー」の一択になるかもしれないですね。

確かにこの辺りを身に着けて行って鼻で笑われたことはありません。しかし、どのブランドのブティックに赴いても通用するのは、正直、「ロレックス」…ウチの場合、ミルガウスしかないのです。何十本持っていても…です。

わざわざ腕時計を見に行って「けんもほろろ」にあしらわれたら、どんなに腕時計が好きな人だって多少は心が折れます。

大阪ではなんばに住んで心斎橋まで歩いて腕時計を見に行き、ここ東京では西新宿と中野坂上の中間に住んで、新宿駅前までふらふら歩いて腕時計を見に行ける私ですが、もしも遠路はるばる郊外や地方から東京に腕時計を見に来た人が、満足な接客を受けられなかったらと考えると心が痛みます。そのトラウマだけで腕時計のことがキライになっちゃいそうです。

私の場合、接客に求めるのは何といっても「情報」なのです。それを引き出すために慎重に言葉を選んでいるつもりですし、むしろ店員さんを気持ちよくさせるさせる客でありたいと思っています。「気持ちよく売る」「気持ちよく買う」の関係が理想なのです。

しかしそれは、店員さんに認められなければ始まりません。お目当てのブランドが決まっているときは「一種の礼儀」として、同じブランドの時計を着けることもあります。「いつもご愛用ありがとうございます!」なんて、そこから「会話」が盛り上がる場合も少なくないからです。

けれど…これはもう「絶対」といっても構いませんが、どんなブティック、どんな売り場に行っても「一目置かれる」存在は、「ロレックス」しかありません。少なくとも私の手持ちではそうでした。

そんな経験を幾度も味わって、私もすっかり達観してしまいました。もう最初から「今日は腕時計を見に行くから、ミルガウスにしておこう」と考えるようになってしまったのです。もしもウチの「ミルガウス」が喋ったら…「ワシは水戸黄門の印籠かい!」とか言ってそうだなぁ(;´Д`)

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