【使って解る】CITIZEN PROMASTER LAND(BJ7107-83E)


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昨年11月に日本で発売されたばかりの「BJ7107-83E」を購入して3ヶ月近くが経過しました。当ブログのページ毎のアクセス傾向を見ると、発売直後よりも注目が集まっているような気がします。どこかの腕時計関連メディアの方で取り上げられたりしたのでしょうか?

 

 

本日のAmazon価格は「34,650円」でございます(定価:49,500円)

 

確かに「PROMASTER LAND」では最安級ですし、電波時計ではないもののエコ・ドライブや20気圧の防水性能を備えています。「GMT」という絶妙なひねり要素も加わって、手前味噌ではありますが、実売価格を超えた魅力のある時計だと思います。人気が出る要素が詰まっているのは確実!

これまで多くの時計に散財してきた私ですが、その中でもこの時計「相当、気に入っている一本」です!(コレクションの中で良いハズシになってます♪)

 

今回は、入手から3ヶ月間で何度か使用して、いろいろ気がついた「魅力」「問題点」をリポートさせて頂こうとか思います。

 

まずは基本スペックのおさらいをば。

 

ケースサイズ

ケース幅は「42ミリ」です。これを大きいと見るか普通と見るかが、購入を決断する際の最初の関門かと思います。まぁ、小さくはないですね。それは間違いない。

ただ、世界都市が刻まれたベゼルの視覚的な凝縮感のおかげで、それほど「大きな時計」という印象は持っていません。ラグに至るフォルムがそこはかとなくクラシカルで、そのことも小ぶりな時計のような空気感をまとわせているのだと思います。

むしろケース厚の「13.3ミリ」の方が問題かもしれません。もちろんこれは腕時計の標準サイズからいって「ぶ厚め」です。シャツの袖口にスッと滑り込む類の時計でないことは確実です。どちらかというとシャツよりもニットやスウェットとの相性が素晴らしい。半袖の季節なら言わずもがなです。

 

重量

重さは16.5センチの腕に合わせたブレスのコマ数で「158グラム」でした。ステンレスの3針でスポーツモデルなら「ちょい重い」くらいでしょうか?クオーツムーブメント搭載と考えると確かに「重い」部類ですね。ただその分、ケース、ブレスともしっかり作られています。

 

ムーブメント

クオーツですから実感できるような誤差は生じておりません。何より素晴らしいのは大小のインデックスをバッチリ捉える秒針の「運針」です。これには正直「当たり外れ」がございます。大量生産の工業製品ですからね。私が購入した個体が特に当たりだったとしても、この運針には感動しました。これがねぇ…案外できていないんですよ。スイスの高級ブランド(どことは申しませんが)のクオーツが苦手にしていることを、「実売3万5千円」でさらりとやってくれちゃいます。

 


「運針正確」CITIZEN PROMASTER LAND(BJ7107-83E)

 

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外観

ケースデザインはシンプルでクラシカルな部類だと思います。ややこしい意匠のベゼルが男心をくすぐりますね。

何気に私が気に入っているのは「ベゼルエッジのギザギザ(コインエッジ)」。ギア感だけでなく、何となくドレスな味わいがある絶妙な山が刻まれています。この時計の見た目のクラス感はかなりのウエイトでこのベゼルエッジが担っています。ぶっちゃけ美しいです(〃∇〃)

 

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リューズも存在感があって「BJ7107-83E」によく似合っています。操作性もかなり良い方です。

ハンド(針)に高級感は感じませんが、クオーツでありながら十分な太さがあります。黒いダイアルと白いハンドはコントラストの高さも相まって「最高レベルの視認性」です。

 

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「GMT針」の赤はこの時計唯一の差し色。さりげないですが、一瞥の鮮烈さがあります。ともすれば淡白な印象に落ち着くシンプルな時計ですが、GMTのおかげで心に響く存在感を保っているのでしょう。

ケース、ブレス、ダイアル…オールブラックなカラーリングですが、完全な「黒」ではなく「限りなく黒に近い焦げ茶」といった印象です。恐らく、真っ黒過ぎてしまうと「G-SHOCK」のように若者向けの時計になっていたかもしれません。 「BJ7107-83E」のように「ガンメタ調」の色合いなら、落ち着いた「大人の黒」といった風情で、私のようなオッサンにも似合ってくれると思います。

惜しいところ

ブレスの出来は良いです。しかし「バックル」が残念。いやまぁ、普通なんですが…普通以上を求めたくなる時計なので、評価が辛口になってしまいます(汗)

 

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まぁ、このバックルを見たとしても、お買い得な時計には間違いないのですが(汗)

 

風防は「クリスタル・ガラス」「サファイア」は付きません。普通のミネラルガラスに特殊な処理を施したものをそう呼ぶそうです。ちなみにモース硬度は「3~6」。サファイアクリスタルが硬さの極みの「9」ですから、比べるとかなり格落ちします。

 

あとは「重さ」でしょうか?

 

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「158グラム」、私にはわずかにオーバーウエイトな数字です。これは令和2年最初の時計として入手した「ミルガウス」の153グラムとほぼ同じ…っていうか少し重いくらいです。

「ミルガウス」の方はさっさとNATOベルトに換装してしまいました。本当ならコレもそうすべきなのかもしれませんが…どういうわけだか、数字ほどは重く感じていないのです。なぜだろう…ケースとブレスの重量配分が重さを感じさせないとか?

う~ん?腕時計のスペック上の重さと実際に使用した時に感じる重さには、常々「差がある」と思っていたので「ミルガウス」「BJ7107-83E」の感じ方の違いは興味深いですね!(また、調べてみます!)

 

おすすめしたい人は?

無責任な意見で申し訳ありませんが、ピッチピチに若い人よりも、30歳代後半から40歳代…重さに耐えられるなら50歳代半ばまでの男性にオススメできると思います。

そのココロは…「案外地味」だからです。若い人にはちょい物足りなく感じるのではないかと推察します。身に着けて初めて分かることですが、黒い時計とは思えぬほどに肌に馴染みます。時計だけ見てると白黒のコントラストが目立ちそうじゃないですか?ところが、まるで忍者のように肌に馴染み、服装に溶け込むのです。特に少しグレーがかってきた頭髪をお持ちの方なら、このわずかに暖色の色味を感じる「ガンメタ色」がしっくりとくることでしょう。

それほどお高くもなく、若い人にも買いやすい時計ですが、私としては「G-SHOCKが浮き始めたと感じる世代の人」に着けてほしい時計です。あ、シブ好みで背伸びしたい年頃の若い人にも、もちろん「アリ」ですよ(*´∀`*)

 

通常のシルバー・ステンレスモデルにも、また違う魅力がありますね(〃∇〃)

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