最近、寝付きの悪い夜が続くsuna_fu_kinです。
それもこれも、外出自粛でウォーキングにも行けないことによる運動不足が原因なのは明白。神経は疲労しても体力は有り余っているので、横になっても睡魔がやってこないのです。寝れない、スマホ見る、余計寝れなくなる…以下ループ(;´Д`)
明日も7時起きなのに、こうやって眠気がやってくるまでブログを書いています。キツイなぁ…
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「ステイホームをゲームで過ごそう!」
ここに集って下さるのはあたり前のことながら「腕時計が好き」な方だと思います。恐らくは30歳代以上~50歳代までを中心とした世代の方々でしょう。
そんな方々に質問!
ゲームってやります?(´・ω・`)
私はかつて、かなり気合の入ったゲーマーでした。
一時期はゲーム業界にも身を置いていた私。性格的に凝り性なものですから、それこそあらゆるゲーム機を所持して、好きなジャンルのゲームが発売されたら片っ端からやらずにはおられない…そんな男でした。
ハイスペックなゲーム用PCの自作にも命をかけていました。ビデオカードだけで20万円とか、ホント普通だと思っていたんです。そしてどういうわけだか「高価なパーツから壊れる」のです。不思議だなぁ…(´;ω;`)
そんなゲーオタな私も、歳とともに視力が衰え、反射速度が低下して結果が残せなくなってくるにつれ、次第にゲームから距離を置くようになってしまいました。とある海外のゲームの世界では、結構有名なMOD職人だったんですけどね…(遠い目)
もう10年近くまともにゲームと向き合ってなかった私ですが、この「ステイホーム」な世の中で時間を持て余すようになって、久しぶりにPS4を起動してみました。そこには未クリアのゲームがあるわあるわ。
しかし、どういうわけだか好きで買ったはずのゲームに触手が向かない。これも恐らくは老化の一種なのでしょう。ドンパチ物に興味が湧いてこないのです。
とは言え、ストレス解消にはゲームが一番!という感覚は残っていました。う~ん…何かしら遊びたい~遊びたい~とインストールされたゲームのアーカイブを探ってみると、あ!なんかこれオモロかったわ!ってな作品が見つかりました。
「√Letter ルートレター」
まあまあ古い「推理ゲーム」の本作。それまで推理ゲームなんて地味なものに触れたこともなかった私がこれを買った理由は唯一つ。舞台が「島根県」だったからです。島根と言えば「神の国」、そして私の父方の本拠地。ってことは私自身のルーツでもあり、神道の家に生まれたものとしては見過ごせん!と思ったのです。ストーリーも情緒があって何とも甘酸っぱい展開。反射神経を要求されるシーンなんてほとんどありませんから、これなら今でも遊べるかなぁ~と思った次第です。
ところが問題は…キャラクターがアニメ調の画作りなのです。苦手なんですよ…アニメ調のキャラクターって。何ていうか…感情移入ができない…わけではないのですが、時間がかかっちゃうのです。
「この歳でアニメ調はキツイわぁ~」と思って似たようなゲームはないかいな~とダウンロード可能なゲームを探していると、「実写版?」発見!
おぉ!これええがな!
速攻ポチってしまいました。
早速始めてみて解ったのですが、内容は「まんま同じ」でした。キャラクターが実写になっただけです。「なんやねん!それ!」と憤ったのもつかの間、私はあっというまにその世界観に没入していました。
この実写版「√Letter ルートレター Last Answer」、アニメ調のオリジナルキャラを実写の役者さんたちが恐ろしい再現度で演じてくれていたのです。ある意味ビックリしました。こっちが恥ずかしくなるくらいに同じ(笑)
アニメ作品の実写化ってろくなイメージがありませんが、ここまで違和感なくやれてるのには明確な理由があると思います。
それは「声はオリジナル版同様に声優が担当している」こと。
声優さんの声の演技は現実離れしたものを要求されるケースが多い分、自然な演技と比べると異質なものです。反面、作品の世界を箱庭のように閉じ込める力があると思うのです。この作品に限っていえば、「声を声優が担当」というのは、作品の世界観をオリジナルに引き続いて守るためには、絶対に必要な条件だったと思います。
知り合いにアイドルと二足のわらじを履く声優さんがいますが、日本人の役者の声を日本人の声優さんが担当するというアプローチが増えれば、作品の切り口も増えるし彼女らの仕事も増えるしで、なかなか良いなぁ~と思いました。
興味を持たれた方のために、詳しいストーリーには触れないでおきます。少し悲しくて、ほっこりして、時々ゾクッとさせる…そんな展開がお好きな人なら、一種の小説として楽しめると思います。マルチエンディングなので全部のエンドを見るまでは止められなくなりますよ(〃∇〃)
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「知性の象徴、アンティーク時計」
私にとって気になって調べまくって、探しまくってもなかなか入手に至らないのが「アンティーク時計」です。躊躇する理由はズバリ「自分の目利きに自信がないから」(;´∀`)
年がら年中「アンティーク時計」を追い続けているマニアという訳ではない私ですから、その知識には所々に綻びがあります。「後々の価値」などは無視できるのですが、例えば壊れた時の修理がどの程度までなら可能なのかなど、一朝一夕に集めた情報だけでは判断しづらい案件もあります。どのような分野でも同じでしょうが、情報はある程度の年月を費やして理解しなければ知識としては使い物にならないものです。
てな事情で、私自身はこれまでアンティークの時計には「及び腰」でした。本当は1960年代辺りのアンティークに形容し難い憧れがあるのに、最後の一歩を踏み込めないでいるのです。自分の力で修理できちゃうコレクターの人に私が常々「勝てない!」と感じるのは、まぁそういうことです。
数年前に大阪梅田の某腕時計専門店で「オーデマ・ピゲの手巻き」を発見しました。ケースやリューズの枯れ方が理想的。ダイアルはリダンでしたが、それでも20年ほど経過しているからか、いい感じで馴染んでいてほとんど違和感は感じませんでした。確か60万円程だったと思います。私のお財布としては高価ですが、ピゲとしては恐らく買い得だったんじゃないでしょうか。
そのお店は以前にエドックスのアンティークを購入したお店でした。買ってすぐに不具合が見つかって「再オーバーホール」となりましたが、その際の対応が丁寧で印象としては良いお店です。
お手頃価格だったエドックスのキングスター。丸くて可愛い時計です。
うやうやしく展示された「ピゲの手巻き」は、何かもう「ピカーッ!」って感じで輝いていて訴えかけが凄かった。
例えるなら百戦錬磨の北新地のマダムからアゴをコチョコチョされて「坊や…いらっしゃい❤」ってなもんです。
「こりゃあ腕にはめたらヤバいな」…アンティークに限ったことではありませんが、腕時計はお店で腕に着けた途端に「負け決定」です。
その時は60万円もあれば他に何が買えるか…なんてことを一心不乱に考えました。「うまい棒が何本」とか「チロルチョコ何個」とか、まぁそんなアホな比較です。とは言えそのアホ思考のお陰で、無謀な買い物から距離を置くことができました。
それでもずっと後ろ髪が引かれていたのでしょうか…何度も何度もお店のホームページを覗いて在庫を確認してしまいました。在庫が「SOLD」になったのを見てようやく諦めがついたくらいです。
アンティークは基本的に一点物です。その出会いはまさに「一期一会」。絶対に欲しいと思ったなら、瞬間的に内容を見極めて判断を下す「眼力」が必要なのです。私はこれが致命的に足りていません。手を出すには、腕時計好きとしてまだまだ「浅すぎる」のかなぁ~と思ったりもします。
アンティーク時計と正しく付き合うには、「知識」の深さと広さ、価値を見極める「正確な判断力」が必要です。つまりアンティーク時計をこよなく愛する時計好きの方々には、それらを十全に備えた「知性」があるということになります。
アンティーク時計を「素敵」に思う時、その憧憬はそれを大切に扱うコレクターの知性にも及びます。アンティーク時計自体はもちろん素敵、でもその魅力に理解のあるコレクターさん自身も素敵なのです。
経済力や社会的な地位を体現した高級腕時計も悪くないと思います。でもこれからは「知性を象徴する」腕時計として、アンティーク時計にも目を向けていこうかなぁ~と思う次第です。けれど気を付けないと、深く知りすぎて、気付いた時には奥深いアンティーク時計の世界から、足抜けできなくなる危険性もありそうです。ニーチェの有名な言葉を借りるなら…
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」ってヤツですね。こわー(;´∀`)
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