先日、パリに滞在中の日本人が、「約9000万円のリシャール・ミル」を盗まれるという「マジか!」ってな事件がトップニュース級としてメディアに取り上げられました。何ですか、高級ホテルから出てタバコを吸おうとしたところで…ヤラれたと( ゚д゚ )
タバコを「一本くれよ」と近寄ってきて、手を出した瞬間に電光石火で手首から時計を盗む手口だったらしいです。只々、気の毒としか言いようがありませんが…正直思うんです。今どきヨーロッパでタバコを吸える場所をウロウロ探してるのは日本人くらいですよね。しかも高級ホテルから出てくるところを見られちゃってる。
(高級ホテルに泊まれる)=お金持ち。(無防備に外でタバコ吸ってる)=日本人。(ならば、腕にあるのは)=高級時計。すごく単純な方程式で目星を付けられちゃったような気がしてなりません。
例えば私も時計好きの端くれですが、「リシャール・ミル」のそれもこのクラスの時計なんてお目にかかる機会すらありません。夢にさえ見れない。想像の世界であっても考えるだけで緊張します(汗)
なので、突如として目の前…至近距離にその時計があったとしても、現実感がなさすぎて私の頭では理解不能だと思います。9000万円の時計の質感なんて私なんかに解るはずもないですから。
と考えると、犯人が「腕時計専門の窃盗犯」だとしても、この「リシャール・ミル」の価値を解った上で犯行に及んだとはとても思えないのです。きっと、せいぜい2万ユーロくらいのシロモノだと思って盗ったのではないでしょうか?現実離れした高級時計はどこかパチもん臭さも感じられて、「コイツの時計、リシャール・ミルだ!」と思ったとしても、それが本物かオマージュ品かはたまたスーパーコピーかなんて、瞬時に判定できる人間がそんなに多くいるとも思えません。高度に訓練された窃盗犯だった可能性もありますが、やっぱり「高級ホテル前」が悪かったのかなぁ(;´Д`)
それにしてもこんなレア過ぎる時計。どうやってお金に買えるんでしょうか?シリアルを削って闇市場に流したり…そういうシンジケートがあったりするんでしょうか?何だか腕時計のとてつもない闇の部分を見せられたようで、腕時計好きとしてはとても暗い気持ちになっています。
昨今パリでは、ワザと人にクルマをぶつけて転倒させ高級腕時計を盗んだり、フイにぶん殴って腕時計を盗む、「ワンパン強盗」みたいなのも横行しているらしい。恐いよフランス!花の都じゃないの!?
確かに9000万円は痛いと思います。うちのマンションなんか、2つも買えちゃうわけで…(汗)とはいえ命あっての物種。被害に遭われた方に怪我がなくて本当に良かったと思います。
パリなんて縁のない話やなぁ~と思ってたら思い出しました。以前にうちのユニットでパリ公演する話がありました。条件が合わなくて流れた案件ですが、今度またパリ公演のお誘いがあったら、名誉なことなので仕事辞めてでも行きたいと思います。
泥棒が目の色を変えて狙うような高級時計は持っていない私ですが、パリに行くなら「安心・安全の国産時計」が無難ですね。
「リシャール・ミル」のオマージュ時計だと、「Anne Coquine」さんが良いバランス感覚で面白そうです。元があそこまで高価だとオマージュくらいなら許せる気がしませんか?コピー品は何があっても「最低」ですけど。
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