時計選びは狂おしいほどに楽しい。
インターネットや雑誌から情報をかき集め、実際に店舗に見に行くときの至福。何度体験しても、また何度でも体験したいと感じる幸せな時間です。
しかし、好きに任せて好きな時計を買いまくっていると、ある時困ったことが起きていることに気が付きます。私の場合は「フォーマルに使える時計がない」のでした(;´Д`)
[フレデリック・コンスタント]FREDERIQUE CONSTANT 腕時計 インデックスオートマチック シルバー文字盤 303MC4P6 メンズ 【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: FREDERIQUE CONSTANT(フレデリック・コンスタント)
- メディア: 時計
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↑こういうヤツですよね。きっと。
そりゃあそうです。自分の頭の中の欲求に任せて買っていれば、自然と似たようなモノが集まりがちです。多少の嗜好のブレがあったとしても大枠で見れば似通った「従兄弟たち」の集団です。
どんなに高級なブランド品であっても、時計は服と同じカテゴリーとも言える特徴があります。季節や特定のシーンで「着替える必要」があるのです。
ちなみに、西洋のドレスコードはだいたいで6種類あると言われます。
フォーマル、セミフォーマル、ビジネス、ビジネスカジュアル、スマートカジュアル、カジュアル、です。
正直、日本でここまで意識する必要性はないかもしれません。しかし、ほとんどの場合「その時」は突然やってくるのです。まさか、結婚式にダイバーズという訳にもいきませんし、大切な商談の席でG-SHOCKという訳にもいきません。
現在は古典よりも個性が優先される傾向があるとは言え、古典を大切にする人の前では最低限のドレスコードを守ったほうが無難ですし、そういう礼儀を守れる人間だということをアピールする数少ない機会でもあります。
例を上げつつ、私の手持ちの中に適応可能な時計があるかを見ていきましょう。
【フォーマル系】
一般的なラウンドケースの3針が良いとされています。ダイアルはシルバーかホワイト。インデックスはシンプルなバータイプやローマンタイプ、黒いレザーのストラップが無難でしょう。これらの条件を満たしていても、ケースサイズが大きすぎるものはNGです。
となると、手持ちで該当するのは…
かろうじて白いダイアルとバーのインデックス。革のストラップに換えれば許してもらえるかなぁ…いや、もっと華やかさが…さすがに結婚式にこれだと、仕事を途中で抜けてきたみたいになっちゃう(;´д`)
変化球でコレは?元々手前のストラップが付いていて、顔もクラシックなのでギリギリ…ダメ?やっぱり?でっかいレバーが?
自分でこんなことをやってみて確信しました。フォーマル用、急いで買わなくちゃ!
【ビジネス・ビジネスカジュアル】
この辺りなら沢山ありそう。実際に仕事場で使ってるし!ということで探してみました。
シンプルな細いラインで構成されたマックス・ビルの名品。余計な威圧感も与えないしクラシカルで品格もある。ビジネスでは最高じゃないでしょうか?
ビジカジ寄りにするならこんな鮮やかな色のダイアルもアリじゃないでしょうか?これもケース自体はクラシカルな形状というのはミソですね。うん。ビジネス使いできる時計は幾つかありそうです。
いいぞ!調子出てきました!
【カジュアル系】
これも厳密なドレスコードではいろいろ暗黙の決まりがあるようです。大事な人に会う可能性のある週末はビジカジ寄りのほんのりカチッとした時計が良さそうです。
遊びのあるデザインでも、全体をクラシックにまとめた時計なら、週末気分からパブリックな人付き合いまで無難にこなすことができそうです。
ビジネスからは逸脱したサイズ感の大型の時計でも、やはりクラシックなまとまりのある時計は比較的万能選手だと言えます。
遊びの中にもほんのりとクラス感のあるこの辺の時計と使い方が、私は一番好きです。個性もあって応用範囲も広くて、最も活躍してくれるラインです。
【完全なカジュアル】
「今日は近所のカフェでぼーっと過ごすぞ!」と心に決めた日の時計です。完全に好みに走っていいスタンスですが、屋外のことも多く、使われ方も千差万別。だからこそ防護性能の高い時計が必要です。
台風だって怖くない防水性能を持ったダイバーズなら、丸一日気兼ねなく過ごせます。ベルトはシリコンラバーやNATOが最適でしょう。
楽器の練習に出かける時は、軽くて衝撃に強い時計が頼もしいです。
こういったスーツが似合わない時計は週末から休日で集中的に使います。
いかがでしたか?
想像通りというか、私のコレクションには週末に相応しい…ちょっと遊んだ時計が多いという結果でした。TPOをわきまえず無計画に買い揃えた結果です。フォーマルはほぼ壊滅的で、対策待ったなしと言った感じ。
ビジネスですが、私の場合はかなりユルいドレスコードの職場で仕事をしていることもあって、基本的にはどれを着けても怒られません。さすがにキャラクターウォッチは使えませんけど(・д・)
目的をシーン別に絞って自分のコレクションを振り返ってみると、これまで意識してこなかった盲点が見えてきて興味深くもあります。
皆さんもお持ちのコレクションで、一度試されてみては?
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