新ブログ「腕時計茶寮（24年1月に閉鎖予定）」始めました！！

　「砂布巾（すなふきん）」と申します。「砂」が姓で「布巾」が名。一応、設定上はそうなっております。そんなこんなで、はじめましての皆さま、よろしくお願いします(*´∀｀)

　これまで「腕時計喫茶」という名前の（ほぼ）腕時計専門ブログを5年以上の間、主催・運営して参りましたので、そちらの方で「砂布巾」というへんちくりんな名前に、何となく聞き憶えのある方もおられると思います。

　さて、すでに弊ブログのタイトルから大凡のお察しの通り、こちらも「（ほぼ）腕時計専門のブログ」になる予定です。「なんやねん！？また似たようなもん立ち上げよって」とのご懸念…至極ご尤もです。「腕時計喫茶」を長くご愛顧いただいた読者の皆さまならば、尚更そうかもしれません。

　正直この先、どのように育っていくのかについては全くの未知数である弊ブログなのですが、現時点で考えている「新ブログ・腕時計茶寮」の方向性というものがございますので、まずはそちらを説明したいと思います。

「腕時計茶寮」で目指すものは何か？？

　起点と終点を結べば相当なキャリアがあるようにも見える私の「腕時計歴」ですが、実は何度も興味を失う瞬間がありましたので、その実情は虫食いの穴だらけも良いところなのです。先に「興味を失う」と申しましたが、その頃、「腕時計よりプライオリティー上位に、別の興味対象が存在した」というのが正しいかもしれません。

　そんな風でしたから、他人さまに向かって堂々と「腕時計が好きです！！」と宣言できるような私ではありませんでした。腕時計という「小さな機械を身に着ける行為」自体は変わらず好きでしたから、それほど腕時計に熱い気持ちを持っていなかった時期であっても、必要に応じて腕時計を購入する場合にはそれ相応の一本を選んでしまう…私の腕時計との距離感は、せいぜいその程度のものだったのです。

　ある時、会社の先輩が身に着けていた腕時計が「おぉ！！」と唸らせる逸品だったのを見付けた私は、サラリと…本当にサラリとそれを誉めました。

「さすがに良い時計を使っていらっしゃいますね！！」

　それは雲上の次辺りに位置するクラスのブランド品で、尚且つ「2針」という渋好みの時計でした。それを確認した瞬間、少し胸の辺りが熱くなったのを憶えています。先輩とはいえ、私とさほど年齢も変わらない男性が「2針」ですもん。説明は難しいのですが…置いて行かれたように感じたんです。「えっ！？先輩はもうそこまで行っちゃってるんですか？？」みたいな感じです。

　と同時に、「私という時計」の中で固着していたオイルが溶けて、輪列がゆっくりと動き出すのを感じました。それが元来、超絶筆無精な私に（ほぼ）腕時計専門ブログ「腕時計喫茶」を始めさせたきっかけ…つまりは、腕時計人生「再起動」の瞬間だったと思います。

「原点」を思い出せ！！

　思い返せば「腕時計喫茶」を始めたばかりの頃は、特に企画性を意識することもなく、ある意味「テキトー」に思い付いたことを書き殴っていた私。確かに「このままじゃダメだ！！」と反省したからこそ、現在の「腕時計喫茶」のスタイル…1万字近い文章量で構成された「読み応え重視のコンテンツ」を作ることにシフトして来たのですが…ぶっちゃけ、とてつもない労力を必要とします(；´∀｀)

　文章を書くこと自体は全く苦ではないのです。それも大好きな腕時計のネタなのですから、そのこと自体に疲労感などは感じません。ですが…問題は「時間」です。

　本業で作る書類仕事なども、私はかなり早いほうだと思います。同格の管理職辺りからはよく「最初の数行から筆が進まん」なんて話を聞きますが、私自身にそういうことはありません。「数日中で！！」と言われた書類なら、ほとんどがその日の内に書き終わっていると思います。

　ただ、現在の「腕時計喫茶」のように「1万字級」だとそうは行きません。書ける時間も基本的には仕事を終えた帰宅後に限定されますし、1日2時間書けるかどうか…ってな感じなのです。つまり、一つのコンテンツを捻り出すのにトータルで10時間必要だとすると、ウイークデーに帰宅後の時間を全て使ったとしても、週にたったの「1本」しかリリースできないことになります。ぶっちゃけ、これではいかんと思うのです(；´Д｀)

　というわけで「腕時計喫茶」を始めた頃の感覚に立ち戻り、思い付いたらできるだけ早くカタチにしてリリースするスタイルにシフトチェンジしたいと考えました。

　ただ…「腕時計喫茶」の今の空気感を荒らしたくはないのです。読者の皆さまから頂いたご意見のほとんどが、ありがたいことに長文だからこその「読み応え」を評価して下さるものでしたし、私自身も「腕時計」という素材にオリジナルの調味料を加え、自家製の鍋でコトコト煮込んだ今の「暑苦しいスタイル」を気に入っています。

　ならば「3000字クラス」の…普通のブログならこれでも十分な文章量だとは思いますが…私が書く記事としては相当に短文だと思われるものに関しては、新規に立ち上げたこちら「腕時計茶寮」に掲載しようと思ったのです。恐らくは単純に「4000字以内ならこっち、それ以上ならあっち」みたいなフローになるはずです。短い文章でしっかりしたリード文を使った企画性の高い文章は難しいでしょうから、自然と「企画性の高いものは『腕時計喫茶』で」になると思います。

「ジャブ」を連打で集める感じ

　短い文章で構わない前提があれば、あまり深掘りできないテーマであっても取り上げられるようになるでしょう。それは要するに、私のブロガーとしての「守備範囲を広げる」可能性を示唆するものです。

　「腕時計喫茶」が常に「右ストレート」でKOを狙った戦い方だとするならば、「腕時計茶寮」は脚を使って常に相手の死角に回り込みながら「左ジャブ」の手数で勝負するスタイルでしょうか。ガードの上からだろうがお構いなしにパンチを集めて、あわよくば、腕時計好きの皆さまの急所を狙いたいと思います(*´∀｀)

　ただでさえ「週に2本のリリース」という目標をこなせないでいる私ですから、この先の「二刀流」に不安もございます。ですが、そろそろ新機軸を打ち出す段階だと思ったのです。

A rolling stone gathers no moss.
転石苔むさず

　私も大概な年齢になりましたし、一体いつまで腕時計と対峙し続けることができるか…その見通しは定かではありません。ですが、どうせ続けるなら、思い付く手を全部試してみたいのです。恐らくはそれが、クリエーターとしての私が「停滞と退廃」を拒絶するための「唯一の武器」だと思っています。

「WordPress」を使った初めての本格的なブログ運営

　「腕時計喫茶」はプラットフォームに「はてなブログPRO（有料）」を利用しています。個人ブロガーにとっては心強いサポートがありますし、「はてな」のコミュニティーが後ろ盾になってくれる有り難さは格別。続くかどうかも解らない状態で初めてのブログを開設するならば、まずは「はてな」から始めることをお薦めします。

ですが今回の「腕時計茶寮」で選択したのは…
「ワードプレス」

　ご存知の方も多いと思いますが、世のブログのほとんどは「ワードプレス」をプラットフォームにしたものです。膨大なテーマがありますので全て違ったものに見えますが、よくよく見ると「ワードプレス固有の作り」に気付くと思います。

　実は私、これまでもひっそりとワードプレスを使って参りました。ブログとして外部にローンチしたものはありませんが、主にCSSやJavaScriptの動作確認用として作ったサイトが幾つかございます。「ワードプレス」のテーブル作成機能で表を作って、それをはてなの「腕時計喫茶」へ移植…そんな使い方をしてきました。

　そして今回、初めて外部に公開するためのサイト構築に「ワードプレス」を使います。気合を入れるために早速、人気の有料のテーマを導入しました。いやぁ…有料テーマって意外と高いんですねぇ(；´∀｀)

　テーマの各種カスタマイズはこれからですし、まずはコンテンツを20本くらい生み出してから、レンタルサーバーの拡張なども考えたいと思っています（今のプランだと遅いかもしれないので…）じわじわと整っていく様子（？）その辺もお楽しみ下さい（笑）

最後に

　ブログのネーミングですが、「腕時計喫茶」に対して「腕時計茶寮」としたのには理由があります。まぁ…これは私だけの拘りなのかもしれませんが…「喫茶店」に入ったならばコーヒーを頼むのは当然として、マスター拘りのナポリタンや、店員の女の子が作ったサンドイッチも食したくないですか？？そこから長居して色々話し込んでしまい「ヘイ！！マスター。ミックスジュースもお願い！！」と追加オーダーするところまでが、私にとってはデフォなのです。

　つまり、私にとって「腕時計喫茶」は、立ち寄って下さった腕時計好きの皆さまを「何やかんやで満腹」にすることが目的のブログであると言えるかもしれません。「もう晩御飯は食えない…（ゲフッ）」…そんな風に満足してもらえたら…ブロガー冥利に尽きますね。

　「茶寮」には様々な意味がございますが、広義にはお抹茶を点てていただく「小さな茶室」だと解釈しています。実はうちの母が茶道と華道の免状を持っていまして、前に言われたことがあるんです。「濃茶はおかわりできない」と。ちなみにお茶席で出されるお茶には「濃茶」と「薄茶」があって、薄茶ならおかわりが可能なんだそうです（泡立てるのが薄茶だっけかな？）

　私は「腕時計茶寮」でお出しするお茶を「濃茶」にしたいんです。僅かな湯量にたっぷりのお抹茶。それを読者の皆さんで回し飲んでいただく…単発の短い文章でも、私自身の言葉で紡いで「印象に残る一服」に仕立てたいと思います。

　通勤の行き帰り、昼食後の腹ごなし、スモーキングタイムのお伴、就寝前の読書の代わり…そんな感じの「スキマ時間」にでも目を通していただけたなら…それこそが望外の喜びでございます。

　うわっ！！言うてるそばから4000字超えとるやん～(；´Д｀)

　ともあれ！！「腕時計喫茶」共々、新ブログ「腕時計茶寮」をよろしくお願い申し上げます(*´∀｀)