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ユニクロカラーで考える「色で失敗しないムーンスウォッチの選び方〈前編〉」

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う~ん…何度拝んでも、オメガさんの「ムーンウォッチ」は最高に格好良いです。使っていて非の打ち所がありません。

仕事で行き詰まっても「ムーンウォッチ」を見ればリセットできたり(笑)
(310.30.42.50.01.001)

明らかに機能性だけを追求して作られたにも関わらず、その果てに獲得した稀代の「ハンサム顔」。しかもこのイケメン時計…付き合う相手を選ばないんですから(; ・`д・´)

要するに誰にでも似合っちゃうんです。この私ですら「ムーンウォッチ着用」で多少は盛れちゃうんですから…罪作りな時計ですよ(笑)

ちなみに洋服も選びませんからね。どんなデザインだって、どんな色だって…「ムーンウォッチ」は拒絶しないのです。見境なく誰とでも付き合う誰かさんのように、どんな服装でも問題なく馴染んでしまうのです。ホント、罪作りな…(;´∀`)

そう言えばある時、ならば「パンイチ」の状態でも盛大に盛ってくれるのか??と疑問が湧きまして、鏡の前に「ボクサーブリーフ一丁」の状態で立ってみたんです。左腕に「ムーンウォッチ」を着けた状態で。

そこには…パンイチとは思えないくらい「イケメンの自分」がいました。何というブースター能力。全裸でもイケるかもしれません(笑)

…という実験の結果(?)が示す通り、コーディネートに関してはほぼ「万能」とも言える「ムーンウォッチ」「浴衣姿」で使っていた知人もいるくらいですから、和装、洋装の別なく「オールラウンドで格好良くなれる腕時計」と言って間違いないと思います。文字通り「買って悔いなし!!」でした。

それでは昨今、腕時計界隈を賑わす大人気スウォッチ「ムーンスウォッチ」の場合はどうでしょうか??

派生元のオリジナルである「ムーンウォッチ」に酷似した2点のモデルならば、本家と同レベルの汎用性があるでしょう。それこそ「パンイチ」にも似合うはずです(笑)

ですが、私は思うのです。「ムーンスウォッチ」という企画のヘソは、突飛にも見える「カラフルなモデル」にこそあるのだと。

モナリザ並みに知られた「ムーンウォッチ」のスタイルをキャンバスに、色の持つ「無限の可能性」を具現化したプロダクト…それこそがオフザケ感満載、楽しさ満載「ムーンスウォッチ」の真骨頂なのではないかと思うのです。

確かに、様々な意味で「キッチュ」なカラーリングが施されたモデルが多い「ムーンスウォッチ」ですから、コーディネートの難易度は相当に高いと思われます。ですので、着こなしで下手をするとスウォッチの「安っぽさ」だけが全面に出てしまい、入手までの苦労を台無しにしかねません。そんなトホホな事態は避けたいですよね??

というワケで…建築・インダストリアル・グラフィックなど、ムダに幅広いジャンルで経験を積んだ「プロのデザイナー」でもあるワタクシから、虎視眈々と「ムーンスウォッチ」を狙う皆さまに向けて「カラーリングで失敗しないムーンスウォッチの買い方」なるものを提案したいと思います!!

ナニナニ??…怪しいって??(笑)

美大や専門学校で色彩学関連はみっちり学んでいますので、テキトーなことは申しません。どれも根拠があってのことですので、安心して付いてきて下さいね(;´∀`)

とりあえず馴染み深い例として「ユニクロ」さんが現在販売している「Tシャツのカラー展開」を参考に「ムーンスウォッチ各モデル」に合わせる洋服の「カラーコーディネート」を考えてみたいと思います。どちらかと言うと、長袖を着用する「秋以降」に向けての提案です。「突飛な色だと思っていたけど、このモデル案外使えそう!!」なんて思っていただけたら嬉しいかなぁ(*´∀`)

※ちなみに腕のイラストは薄手のセーターをイメージして描きました

 ちなみに、図解の中にある色名の左側の数字はユニクロさんが決めた「色番号」だそうです。二桁数字で左側が色の系統、右側が濃度を表しているとのこと。その辺を踏まえて頂いた上でご覧下さいね。

また「ムーンスウォッチ」各モデルの色の影響で発色が変わる「肌」にも注目して見て下さい。やっぱり肌色がキレイに見えなくちゃね~(*´∀`)

ってなワケでとりあえず!!スウォッチさんの公式に掲載されている順番で「色合わせ」行ってみましょう!!

Table of Contents

Mission to the Sun(SO33J100)の印象は??

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

ど派手なゴールドのダイアルに、さらにど派手なイエローのケース。破綻しそうな配色バランスをベゼルのホワイトが辛うじて繋ぎ止める…見た目通り、何とも着けこなしの難しいモデルだと思います。

Mission to the Sunに似合う色は??

Four selections of “Mission to the Sun”

私なら合わせる服はコントラストを抑えめにした柔らかい色調にします。そしてド派手な「太陽の輝き」は、その彩度のみを楽しむようにするでしょう。ここに濃淡のニュアンスまで加わると、本当に宇宙空間で輝く「太陽」のようになってしまいますからねぇ(汗)

というワケで、淡めのアースカラーっぽい色と合わせるのが最も映える組み合わせだと思います。色相を赤系に振って合わせた「27オレンジ」もハイセンスです。「00ホワイト」に合わせれば、まるで王子さまの金時計。何れにせよ、かなり高段位のお洒落さんって感じになりますかねぇ(*´∀`)

Mission to Mercury(SO33A100)の印象は??

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

主体色のダークグレーに、引き締まったブラック要素を随所に配置。相性の良いメタリックグレーのストラップを纏った精悍な姿です。実は私、コレが一番欲しかったりしてます(笑)

後述する「Mission to the Moon」も当然気になりますが、余りにも本家と同じ過ぎますので「本家ユーザー」としては少し捻ったほうが良いかなぁ~と。そんな風に考えると、ほぼ自動的にコレってことになりまして(;´∀`)

Mission to Venusに似合う色は??

Four selections of “Mission to Mercury”

コーディネートのポイントはメタリックグレーのストラップ。服のカラーはこのストラップを活かす色味をチョイスしました。どちらかというとダークトーンで彩度は弱めの色との相性が良いと思います。何気に「19ワイン」がシックでお洒落でした。「38ダークブラウン」なら男臭さ爆発です。いやぁ~まさに思った通りのニクいヤツ。渋い装いになりますね!!(*´∀`*)

Mission to Venus(SO33P100)の印象は??

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

安っぽい言葉は使いたくありませんが、これは仕方がないかも(笑)めちゃめちゃ「ガーリー」な一本です。パステルピンクのケースに、赤みを感じるベージュのダイヤルが品良く収まっています。写真で見る限り、ベゼルに溝があるのはこのモデルだけですね。

サブダイヤルの楕円の縁取りはシルバーでしょうか??この辺りの装飾がラグジュアリー度を高めて、チープに見えがちなピンク色の「可愛らしさ」だけを取り出すことに成功しています。スカッと白いストラップも、必然的に時計全体の「甘さ」を強調していますが、お姫さま的世界観の時計に見えて…どっこい!!全モデル中、最も野心的な試みを感じる一本です(*´∀`)

Mission to Venusに似合う色は??

Four selections of “Mission to Venus”

合わせる服の色ですが、ピンクの甘さを克服したいなら「09ブラック」がオススメ。モード系の黒い服を着こなす格好良いお姉さまが、こんな可愛らしい時計を着けていたら…間違いなく「ギャップ萌え」でしょう(笑)

無難な「02ライトグレー」もピンクの甘さを受け止めてくれるはずです。また、比較的彩度の近い「31ベージュ」を合わせるのも女性らしさ満開でいい感じ。若さと可愛さを全面に出すなら「00ホワイト」一択ですね(*´∀`)

Mission on Earth(SO33G100)の印象は??

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

一見、特に難しさを感じない時計に見えますが…待ってください!!このケースの緑(アースグリーン)はデザイン的に中々厄介な色だったりします。「明度も彩度も中途半端」ですからねぇ…。

ダイヤルとベゼルのダークブルーは数少ない相性の良い色の一つで、差し色の赤茶、これもまた選びぬかれた色であることが解ります。地球の名を冠している割に、人類には難易度の高いモデルです(笑)

この微妙なニュアンスで何故か目立ってしまうアースグリーンをどう扱うかが、コーディネートの鍵になります。

Mission on Earthに似合う色は??

Four selections of “Mission on Earth”

まず、濃いめの「59ダークグリーン」を合わせてみました。これなら緑色のケースにグラデーション効果による必然性が生まれます。次に差し色の一つから着想を得て「19ワイン」を選択。いい感じでケースの色が落ち着いてくれました。色相の異なる薄い「51グリーン」もイケてる気がします。「27オレンジ」を合わせてみたら妙に気になるキッチュなテイストに。ケースの色の生っぽさが相殺されてお洒落に見えました(*´∀`)

MISSION TO THE MOON(SO33M100)の印象は??

出典:https://www.swatch.com/ja-jp/

印象はほぼ「ムーンウォッチ」です。サブダイヤルのヘコみ具合とか…良くできてますよねぇ。そしてこのベゼルですよ。そりゃあもう、皆んな欲しいってなりますわな(笑)

もちろんサブダイヤルの配置なんかは異なるワケですが、現行品の「ムーンウォッチ」に酷似していることは間違いありません。ということはですね、元ネタ同様に「服を選ばない」はずです。

ケースの素材は比較にならないくらいチープですが、この「存在の軽さ」こそが「ムーンスウォッチ」をヒットさせた最大要因だと思うのです。このコンセプトでオメガさん自身が「ムーンウォッチ・ライト」みたいな企画を通しておけば…今頃は十数万円の廉価版ムーンウォッチが話題をさらっていたかも知れません。

Mission to the Moonに似合う色は??

Four selections of “Mission to the Moon”

基本的にどんな色でも合ってしまうはずですが、渋くまとめるなら「09ブラック」は外せないところです。ほらね、メチャメチャ格好良いでしょ??(笑)

少し明度を上げて「07グレイ」を選べば、ケースの色味がいい感じで引き立ちました。「64ブルー」「39ダークブラウン」なら、ベゼルやダイヤルのブラックに単なる「黒」以上のニュアンスが生まれます。ここでは4種類のコーディネートのみをサンプルしましたが、かなりはっちゃけた色でも可能性がありますので、幸運にも「MISSION TO THE MOON」を入手できた方は色んな組み合わせを楽しんでみて下さい(*´∀`)

ぜぇぜぇ…まだ5本分しかお見せできていませんが、このまま最後まで行っちゃうと「1万字超え」は確実…そんな大作は読んで下さる方も大変なはず(汗)ということで、残りのモデル「6本分」に関しては後日、それもできるだけ早く「後編」としてリリースさせていただきます(;´∀`)

何らかの参考にして頂けると信じて、最後まで書かせていただきます。次回「色で失敗しないムーンスウォッチの選び方〈後編〉」のリリースを楽しみにお待ち下さい(*´∀`)

※お待たせしました!!後編へどうぞ!!

※以下はこれまでのムーンスウォッチ関連記事です。

すげぇ…我ながら良く書きましたな(;´∀`)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは、黒海月と申します。
    いやーーー、刺さりました。まさに全国のムーンスウォッチの入手を心待ちにするファン必読の記事ですね。
    実は、私も今年ムーンウォッチプロフェッショナル(310.30.42.50.01.002)を買っちゃいました。なんでしょうか、何にでも馴染むというか、身に着けるとホッとするというか、すっかりハマってます。まさか、「パンイチ」に合うとは想定外でしたが(笑)。今度、風呂上がりにでも試してみます。
    で、ムーンスウォッチ、本家とはかけ離れたMission to Neptune、または、Mission to Plutoが欲しいです。しかし、これって難しい色合いではとの悩みに、この記事、グッときました。
    砂布巾さん、後編を少年のころジャンプの発売を待つ心持で、お待ちしております。

  • 黒海月さま。
    ご覧いただきましてありがとうございます!
    こんなに喜んでいただけるなんて…ブロガー冥利に尽きます。
    各モデルの色の紹介はアチコチのメディア、ブログで拝見しますが、コーディネートの視点では見たことがなかったので、企画にしてみました。
    少年ジャンプを待つ心境…凄い解ります(笑)
    ムーンウォッチをお持ちとのこと…「隣にムーンスウォッチを!!」の野望は何としても叶えたいですよね!!
    今後ともよろしくお願いします(*´∀`)

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