ブレス交換ならちょいと自信のあるワタクシ。難しい作りのブレスほど燃えるのは「変態」ゆえのアレかもしれませんが…そんな私に言わせれば、腕時計の楽しみの「40%」は「ブレスレット(ストラップ)交換」にあります。根拠なんてありません。全くの自分調べでございます(;´∀`)
HºM’S” 表参道店で「界隈の人に会う」
土曜日、最近は定期巡回みたいになってしまった「HºM’S” WatchStore 表参道店」さんへ遊びに行きました。腕時計ショップに「遊びに行く」という表現もどうかと思いますが、このお店に限っては「遊びに行く」が正しいと思います。かつて古舘伊知郎さんは「新日本プロレス」そのものを「戦いのワンダーランド」と形容しましたが、私は表参道の「HºM’S”」さんのことを「腕時計のワンダーランド」と呼んでいます(*´∀`)
ほぼ2週間に一度「HºM’S”」さんを訪れる私ですが、最近はツイッターで言うところの「腕時計界隈」の方々にお目にかかることが増えました。ぶっちゃけ必ず誰かはおられます(笑)
本日はお二人にお目にかかりました(*´∀`)
その日は結構な雨に寒の戻り…それでも足繁く「HºM’S”」に赴く「界隈の皆さま」。もちろん私もその一人ではありますが、何度赴いても必ず新しい刺激があるのですから、それも当然のことでしょう。さすがは戦いのワンダーランド!!もとい!!腕時計のワンダーランドです(*´∀`)
「HºM’S”」の商品そっちのけで、皆さんが持ち込んだ面白い腕時計を拝見してホクホクの私。あーワシも変態時計コレクションを持ってくりゃ良かったなぁ~なんて思いつつ、一介の腕時計馬鹿にとっては、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます(*´∀`)
ってなわけで、偶然と幸運により拝見できた腕時計たちを振り返って参ります。
本日、拝謁を賜った皆さま持参のお時計たち
Wolbrook Watches の「Outrider Automatic」です。「マーク15」のようでもあり「レンジャー」のようでもあり…そこにジュビリー調のブレスまで付いてこの纏まり、この完成度。コイツはかなり面白いぞ!!ちなみに見た瞬間、無意識に私の口から漏れた「買います!!」については…内緒でございますよ??(;´∀`)
しくりました(汗)教えていただいたのに、肝心のブランド名を忘れてしまいました。何でしたっけ…「M」…「エム」…申し訳ない!!歳だから許して下さい(;´Д`)
角目サブダイヤルではありませんが、何となく「モンツァ」を連想させるモデルでした。同時に「ラジオミールのクロノ」っぽさも。間近で見た印象では、シーンを選ばず使えそう。しまった~、腕に巻かせてもらえば良かったかなぁ~(;´∀`)
こちらも名前を失念した「M」のブランドから。良いっすねぇ~。ガツンと腹にくるケースの重量感。視認性抜群のダイヤル。ブレスの接続が敢えて直カンなのもたまりません(笑)それにしても、まだまだ知らないブランドが沢山あるんですねぇ~。勉強させていただきました!!(*´∀`)
第三の「ニバダ グレンヒェン」
さて、お二人が次の地点に移動した後、ストアマネージャーのイージーさんと二人になってからも、ちょこちょこ面白い腕時計を見せていただきました。眼福眼福~!!あ!!写真撮るの忘れた!!(笑)
ニバダ グレンヒェンの「アンタークティック」と「クロノマスター」はすでに入手済みの私。どちらも高い実用性の中にマニア心をくすぐる仕掛けが感じられ、使うたびに気付きがあるというか…毎回「なるほど!!」と唸らせてくれる面白い時計です。少し大雑把なところが残してあるのも好印象。ツールとしての立場を弁えつつも、ほのかな高級感も感じられるため、カッチリめのビジネスシーンでも活躍してくれています。サイズもね、丁度いいんですよ(*´∀`)
前述の2本とくれば…次に手に入れるべきは「DEPTHMASTER(デプスマスター)」でしょう。この基本3種を手中に収めてからでないと「ニバダを語る資格なし!!」…なんて、そんな風にも考えてまして(;´∀`)
これまでに何度も拝見してますが…良いですよ~「デプスマスター」は。重量感たっぷりのクッションケースはまるで「豊穣の女神」の腰つきのように嫋やか。ダイヤルを男らしい面構えに引き締める逆回転防止ベゼル。「パックマン」と呼ばれるグラフィカルなインデックスで遊び心を加えつつも、シードゥエラーの如きヘリウムエスケープバルブを備え「1000m防水」を実現。遊んでいるのかマジなのか…何ともワクワクさせるダイバーズなのです。
ちなみに、本日見せていただいたのはこの辺りです(*´∀`)
デプスマスター パックマン(14105A)
異形のようで、今はこちらが「デプスマスター」の本筋みたいになりました。ガチ性能のダイバーズの厳しさを和らげる「おもしろインデックス」。そこに「タコ針」ですよ…なんじゃこりゃ!!なんでこんなに可愛いの??(*´∀`)
きっちり端まで届く秒針に「ニバダ グレンヒェン」の「時計の本質から逃げない」姿勢も垣間見えます。
デプスマスター ホワイトパックマン(14102A)
こちらは「白いパックマン」です。さわやか~(*´∀`)
「14105A」との細かい差異はございますが、秒針は完全に別なものが付けられています。個人的にはこっちの方が好きです。特に三角のルミナスポイントの色がタマラン!!
デプスマスター ヌメラルズ デイト グリーンダイヤル(14103A
アラビアインデックスの「デプスマスター」です。こちらの写真では解りづらいんですが…ダイヤルのグリーンは彩度高めで目立つ感じでした。だけどそれが全然嫌味じゃないんです!!
丸っこいアロー針はチューダーさんの「レンジャー」のよう。何というか、針で面白くしてやろう!!みたいな意識が常に感じられますね。ニバダ グレンヒェンさんの作る時計からは(*´∀`)
Forstner(フォースナー)のリベットブレスが出てきた!!
ターゲットの「デプスマスター」を決めきれず、消化不良の私。このまま手ぶらで帰ったんじゃ~男が廃る!!みたいな心境になったわけでもないのでしょうが、前々から気になっていた「とある質問」を「HºM’S”のストアマネージャー イージーさん」にぶつけてみました。
「あの~。ニバダの公式に『リベットブレス』があったと思うんですが??」
これまで「アンタークティック」も「クロノマスター」も、どちらも「ライズブレス」で購入した私。それはそれで組み合わせとしては完璧で良いのですが、どちらも着けこなしに「無限の可能性」を感じる時計ですので、異なるブレス、ストラップの組み合わせも試してみたいと思っていました。敢えて完璧から「着崩す」ことで色気が増大する…腕時計にはよくあることですしね(*´∀`)
珍しく無言で「いつもの引き出し」を探るイージーさん。ガサゴソ…「実は…こんなものが」
期待はしていなかったんです。公式の書き方を見ると「Forstner Rivet」と書いてあるだけですし、当然それは、オリジナルのブレスというわけではありません。故に日本の代理店としては「Nマーク」の刻印がある「ニバダ謹製」のみを扱っているに違いない…そんな風に予想していました。それがねぇ…さすがと言うか何というか、入れてくれてたんです。「フォースナーのブレス」さえも。ニバダの腕時計を買ったお客さんの心中に、やがて芽生える「次の物欲」すらも的確に「予測」してフォローしてくれる「予見力」の確かさ。お品が出てきた瞬間「こんなのまで、あるんかい!!」ですよ(;´∀`)
ってなわけで、買いました!!「アンタークティック」「クロノマスター」をさらに色っぽく変える、イクイップメントの真打ち…仲間入りです!!(*´∀`)
素っ気ない箱ですが…「だが、それが良い!!」。「フォースナー」のブレス購入は初めてではありませんが、毎回、大好きな腕時計に対して「貢ぐ」感じが楽しいです。まぁ大人の男ですし、こういう対象が一つくらいあってもバチは当たらないでしょう(笑)
この戦車のキャタピラのような佇まい。決して美麗を求めた仕上げではありません。しかし、その「機能性に特化した」必要にして十分な性能。それが形に現れた様が侮れない品格を湛えているのです。リベットの無骨さが醸す「オイスターブレスの原型」に相応しい色気…「アンタークティック」と「クロノマスター」にどのような「魅惑の変身」をもたらすのか…自分へのご褒美として換装作業を楽しみたいと思います(*´∀`)
最後に
やっぱり、面白いですねぇ~腕時計って。これまで、腕時計趣味を通じて多くの方とお知り合いになれて、その「刺激」の分だけ私の「嗜好」は変化しました。ちなみにイージーさん曰く、私のブログをきっかけに「HºM’S”」さんを訪れる方も少なくないそうですので、私が腕時計界隈の「賢者」から得た「刺激」を糧に執筆してきた「二つのブログ」も、もしかしたら誰かの「嗜好」に少なくない影響を与えているのかもしれません。種類の違う好奇心を揺さぶって、はるばる表参道まで足を運ばせているわけですからね!!
「腕時計趣味」という共通項を持つ人たちが、このように「見えない糸」で複雑に繋がっているかと思うと、何より私自身が「たかが素人の執筆者」という甘えを捨てないといかんなぁ~と強く思います。広田さんにも「喝」いれてもらいましたし(;´Д`)
さて「フォースナーのリベットブレス」ですが、換装作業はまた折を見てやりたいと思います。業界で「高難易度」と呼ばれる幾つかのブレスで調整の経験がありますから、換装自体は問題ない(はず)。見事「魅惑の変身」を遂げましたら、また細かく記事化させていただきますね~(*´∀`)
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