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【小ネタ喫茶】「ムーンスウォッチの売り方」「たこ焼きが食べたいのに」「売り手の義理人情」

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3月、そして4月と苦手な管理業務に翻弄されまくっている私。のんびりとブログをしたためる精神的なゆとりもなくて、更新も随分とご無沙汰になってしまいました…(;´Д`)

その間にも腕時計界隈では様々な動きがありました。もちろん私も、その辺りの注視を怠っていたわけではありません。相変わらずフラフラとブティック巡りをしていましたし、各ブランドの新作も気になってはいました。

ただ、これだけ「雨後の筍状態」で新作が乱立すると、どこから手を付けていいのか解らなくなっているのも確かです。とはいえ、プレスリリースを読めば解ることや、後に専門メディアが詳細なレポートを出すはずのデータやファクトをまとめたところで、それはウチのブログの立ち位置から言って意味がありません。もう少し、色んなメディアの分析を俯瞰する時間を置いてから書いてみたいと思います(*´∀`*)

ってなワケで、今回は『小ネタ喫茶』をリリース。しょーもないネタを3本、何となく体裁だけは整えてみましたが…如何でしょうか?(汗)

たこ焼きが食べたいのに…

お好み焼きに並ぶ、関西人のソールフード「たこ焼き」。関西、特に大阪市内に住んでいれば、街のアチコチに点在する「たこ焼き屋さん」から流れてくる、香ばしいソースの香りを嗅がない日はないかもしれません。私も週に一度は、大阪市内の自宅近くのお店で「20個入り640円」をお土産に買っていました。ソース半分、醤油半分のハーフ仕様が基本です。ネギ、青のり、カツオ節、マヨネーズは「全部入り」

そんなわけで、楽しみの少ない東京暮らしの中でも、たまにはたこ焼きを食べたいのです。大阪ほど美味しくなくても構わない。とりあえずタコが入ってて、丸ければ良いのです。

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ある日、もう夜の9時過ぎだというのに、無性にたこ焼きが食べたくなりました。狂おしいくらいにたこ焼きを求める私の味覚。たこ焼きを是が非でも食べたいという欲求が、私を精神的に追い詰めてくるのです。想像するだけで口の中に広がる甘いソースの味…こりゃあ、食べないと眠れないぞ…

で、久しぶりに「ウーバーイーツ」さんを検索しました。一時期は週に3回ほど利用していましたが、最近はとんとご無沙汰。やっぱり…割高ですからねぇ(;´∀`)

ウチから検索をかけると3軒のみヒット。どことは申しませんが…関西人なら250%思うはずです。「高過ぎる!!」そして「たこ焼きの数が少なすぎる!!」と。

ぶっちゃけ、数で計算すると「3倍以上」も高いのです。謂わば完全に観光地価格。あんな原価の低いシロモノをあの値段で売るとは…信じられないことです。

まぁ、今の私は新宿(西口)文化圏の住人なので、物価に関しては仕方がないのかもしれません。ラーメンも小洒落た店とか、やたらとボリますしねぇ(;´Д`)

結局、ウーバーさんは諦めました。関西人にだけ生まれつき備わっている「粉モン価格判定器官」が東京でも作動したみたいです。だって20個入り買ったら、2千円するんだもん…そんなもん、粉モンに出す値段とちゃうでぇ(;´Д`)

いや待てよ??もしかしたら近所にたこ焼き屋があったりして…新中野くらいまで自転車で行ったら…何かありそうやん??

探すと、ちょい南の中野新橋に1軒ありました。ですが残念ながら営業時間外。あとはJR中野界隈に集中していました。さすがに遠いか…う~ん(´・ω・`)

それにしても、グーグルマップで見るたこ焼き屋さん密度の低さは、ここが東京であることを如実に教えてくれました。あぁ…淋しい。チェーン店の偉い方、西新宿か中野坂上にたこ焼き屋さんをオープンしてくれませんか??少なくとも私、週イチで買いに行きますから…ね??ね??

これが売り手の義理人情

先日、またここを訪れました。都合2回目の訪問。そしてこの日も相変わらず、このエレベーターに緊張させられる私(;´∀`)

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ニコラス・G・ハイエックセンター(銀座)

これからお話することは、スウォッチ・グループの主要ブランド「X」でのできごと…ってことで聞いていただければと思います。

この日は時計好きの多くの方にとって、興味津々の「ニューモデル」を見に行きました。とはいえ、発表が3月8日でしたから、さすがに早過ぎたのかもしれません。結論から言いますと、この「総本山」にしても、残念ながら期待の新作を見ることは叶いませんでした。

聞くところによると、予約は受け付けているとのことでしたが、私が一番見たかったモデルは新作の中で最も「エグい」代物だったので、実物を拝まずに予約までして良いものかどうか、かなり悩みました。予約と言えば「タンクマスト ソーラビート」も未だ入荷の連絡はありません。予約の重複は小市民としてはさすがに気が引ける…(;´∀`)

とりあえず、入荷の連絡だけ頂くことにしましたが、予約分が捌けてからとのことですので、早めに欲しい方は迷わず「予約」行っちゃって下さい。

とりあえず、連絡用に以前登録した情報を呼び出して頂きました。私の場合、大阪の心斎橋で登録した後、新宿の某デパートで一度照会をかけたので、その履歴が残っていました。

ここで初めて、私の担当が「心斎橋店の〇〇さん」であると告げられました。いつのまにか担当さんが付いていたのです(どんな人だっけ…女性だったかなぁ…)そしてこの日、ハイエックセンターのお店で、スタッフの男性から意外な言葉を聞きました。要点だけ申しますと…

「すでに決まっている担当から、簡単にお客さんを奪えません」

世はインターネットを介して瞬時に情報を共有できる…そんな時代です。まるで二昔も前の百貨店の外商のような考え方を、目前の若い男性から聞かされるとは思いませんでした。そして、さらに古風なセリフが続くのです。

「自分が担当するにしても、前の担当には筋を通さないといけません」

確かに、個人情報を含む繊細な履歴のやり取りです。会社として慎重になるのはごもっとも。しかし「筋を通す」なんて、この古めかしくも重々しい考え方は…まるで昭和…っていうか高倉健さんの任侠映画じゃあないか!?

「銀座で高級腕時計を買うという貴重な体験をしたい…そんなお客さんもいるんじゃないでしょうか?」…余りに堅い考え方のスタッフさんに、私も客としての正直な意見をぶつけてみました。

「そうですね…これはウチの組織の都合なので…すみません」

不器用だなぁ…そんなところも健さんっぽい(笑)

人情としては、ここ銀座で「買ってもらいたい」。しかし組織の「義理」も捨てられない…解るぜ兄さん…「義理と人情秤にかけりゃ、義理が重てぇ男の世界」だよね!!

ところで、ロレックスさんほどではないにしても、このブランドにも転売目的の輩が多く来訪するそうです。私が振るまでもなく、いわゆる「転売ヤー」の話題を始めたスタッフの彼。その言葉の端々から滲み出るのは、本当に使ってくれる人に買ってもらいたいとの一途な願いでした。

例えばこのブランドですと、世界的に人気のキャラクターをあしらったクロノグラフ。あれも入荷を虎視眈々と狙われるモデルらしいですね。調べたら400万円くらいで二次市場に出回ってました。正規だと100万円くらいなのに(;´Д`)

本当に欲しい人、ずっと使って使って使い倒してくれる人に売りたいのが「売り手の人情」だとすれば、転売目的で購入する輩の行為は、正規店の意図から外れた「外道」に他なりません。

少なくとも私という人間を見て、この人はそういった輩ではないと判断してくれたからこそ、スタッフの彼も正直な心情を吐露してくれたのだと解釈しています。素直に嬉しかったですね(*´∀`*)

思えば、担当者にまつわる厳しい掟だって「顧客第一」を考えた末のことでしょう。顧客と担当者の繋がりを大切にするということは、とどのつまり、企図しない購入者…「転売ヤー」を監視し、追い出すことに繋がるかもしれません。古臭い仁義の世界のような社内のやりとりも、お得意さんを守る「セーフティーネット」の役割を果たしているのだと考えれば納得がいきます。

「お客さまがお探しの商品は、新宿の『〇〇百貨店のブティック』の方にも伝えておきますね!!」(キュピーン)

私の去り際にも絶妙なアシストをしてくれたスタッフさん。いやはや、さすがは世界の一流ブランド、デキる若ぇ衆がいるじゃねぇの!!(*´∀`*)

※後日談ですが、新宿の『○○百貨店』に伺った際に「銀座のハイエックから顧客照会ありましたよ!!」と軽いジャブを喰らいました。業界的には「浮気」なのかも??

「ムーンスウォッチ」の売り方を考えてみた

えーっと、どんな大ブームの最中でも行列に列んだりしたことのない私ですが、過日の「ムーンスウォッチ・フィーバー」の際は妙に「腕時計魂」が疼きまして(笑)本気で朝も明けぬうちから渋谷のスウォッチに列んでやろうか…なんて考えたくらいです。まぁ、その後の報道でも皆さまご承知の通り、行かなくて大正解だったのですが(;´Д`)

誰でも予想できる顛末からの「販売停止」という、情けない事態を招来した原因は完全にスウォッチさんにあるわけですが、早々に次の手を打ったことは評価すべきだと思っています。「抽選による販売」が最善かと言われれば微妙でしたが、私も内緒で(?)応募していました。怪しげなグーグルフォームそのまんまのサイトに誘導され「コレって詐欺ちゃうやろな…」と訝しみながらも、このチキンな私が「えぇい!!ままよ!!」と個人情報を書き込んだくらいですから、相当の応募者が集まったと推察できます。

当選した方、おめでとうございます…

クジ運から見放されて生きてきた私は、当然のように落選しましたさ!!(笑)

たった今確認しましたら、現状、二次市場では7~10万円辺りで取引されているみたいです。一時は「60万円」なんてのも見ましたから…ああいうのを「狂騒」と言うのでしょう。

転売屋さんが汗水垂らして捌くには、あまり効率の良い商材だとも思えませんが、公式店舗でフツーに買えるようになったなら、私も一本くらいは手元に欲しいと思っています。ここ最近、スウォッチの手持ちがありませんので。

下火になったとはいえ、しばらくの間は品薄の状況が続くでしょう。「オンライン販売はやらない」といった情報も入ってきていますし、となると次の抽選かゲリラ的な実店舗での販売に活路を見出すのみ…となります。

まぁ、どっちゃでも良いんです。ただ、そういった「おみくじ的な売り方」とは異なる方法…謂わば「ちゃんと腕時計好きの手元に届く売り方」も同時に考えてみて欲しいなぁ~と思っています。

で、私は考えました。題して…

「ハイエック方式」( ・`ω・´)どや??

いや待って!!ちゃうねん!!真面目に考えてコレやねん!!(;´Д`)

もちろん、謂わずと知れたスイス腕時計業界の救世主であり、スウォッチ・グループの生みの親でもある、故「ニコラス・G・ハイエック」さんのことですよ。この人がいなかったらそもそも腕時計なんて、文化としてオワコンだったかもしれんのです。

pin.it

グループの腕時計を両腕に何本も巻き付けてメディアに登場する「トリックスター」として印象的でしたが、スイスの腕時計業界の地盤を支え続けた、不世出の企業家だったのは間違いありません。

ならば、そんな腕時計業界の「恩人」たるこのお方に肖るという意味でも「スウォッチ・グループの腕時計を両腕に6本以上巻いてきたお客さんから優先的に販売する」という策は如何でしょうか??

想像してみてください。スウォッチはもちろん、オメガやブレゲ、グラスヒュッテ・オリジナル、ハミルトンやミドーやロンジン、ブランパンやジャケ・ドローを両腕に巻けるだけ巻いた「腕時計バカ」が一堂に会する機会なんてそうそうないじゃないですか??

グループ全体の宣伝にもなるし、メディアもじゃんじゃん取り上げるでしょうし、絶対にウケると思うんですけど。どうかなぁ…基本的な転売屋対策にはなるはずですよね??

ちなみに両腕で6本以上としたのは、完全なる私基準です。オメガとハミルトンとロンジンを合わせたら行けそうな数ってことで。

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あ、一本足らん(笑)

スウォッチ・グループの中の人が、ウチのブログなんて見る機会はないかも知れませんが、どうせ混乱を招くなら、とことん「スウォッチ・グループ愛」を試す方向性ってのもアリじゃないでしょうかねぇ??(*´ω`*)

以上でございます。

どうです??「ハイエック方式」。全手段をこれにしちゃうと不平等かもしれませんが、少なくとも速攻で二次市場に流すことを目的とする輩とは一線を画すでしょうし、スウォッチが腕時計に対する「深い愛情」を持ったユニバースに支えられているグループであるという、良好なイメージの視覚化にはなると思うのです。

例えば、両腕に6本のブレゲを巻いた人が優先販売権を手にしたとしても、私はズルいとは思いません。彼らにとってムーンスウォッチは所詮「ノベルティグッズ」みたいなものでしょうから。そんな人が目の前にいたら「勝てんわ、こりゃ!!」と素直に降参できちゃいそうですしね(;´∀`)

ってなわけで、ではまた~(*´ω`*)

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