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新生「レンジャー」が面白そうなのだが??

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ロレックスの弟分として生まれ、近年はロレックスとは異なる客層を掴みつつある「Tudor (チューダー)」さんから、何だかとてもこっそりと、いつのまにやらリリースされた 「RANGER(M79950)(;´∀`)

出典:https://www.tudorwatch.com/

先代の「ヘリテージ レンジャー(79910)」にそれなりの思い入れがあった私としては、これは絶対に素通りしてはならない案件だと思いますので、何やかんや書きたいと思います。

考えてみれば「ヘリテージ レンジャー」自体が、60〜70年代の人気作の復刻ですから、新生「レンジャー」に関しては、都合「2回目の復刻」という表現の方が正しいのかもしれません。

まず、このリリースについての印象ですが、実際のところ私はかなり驚きました。このところ、余り熱心にチューダーさんの情報を追いかけてきたとは言えませんが、何と言いますか…「間違ってもレンジャーの復活はない」と考えてきたからです(;´∀`)

「ヘリテージ レンジャー」という時計を歴史目線で語るなら「プレ ブラックベイ」とでも称した方が理解が早いかもしれません。

実際「ブラックベイ」の台頭に合せるかのように表舞台からフェードアウトした経緯からも、恐らく先代の「ヘリテージ レンジャー」「ブラックベイ」に自らのポジションを譲り渡した時点で、その崇高な使命を全うした…当時の私はそんな風に納得していました(実際は日本上陸時のメンバーから惜しくも漏れたイメージ)

そのポジションとは…「なんちゃってエクスプローラーⅠ」。かなり乱暴な言い回しですが、ぶっちゃけそんな感じではないでしょうか??

2017年のバーゼル(でしたっけ?)で、ある意味進化した「なんちゃってエクワン・ブラックベイ41(M79540)」が発表されたことで、当時のチューダーさんにとって「レンジャー」の意味は消失。その後、計画的にレギュラー落ちした…というのが私の認識でした(2016年には「ブラックベイ36」が発表済み)

「ブラックベイ41」を入手する以前、私もいずれは欲しい時計の一つとして「ヘリテージ レンジャー」を考えていました。決して高級感を前面に押し出した時計ではありません。ですが、地味に真面目に…ロレックスなら絶対に作らないであろう飾り気のない「ストレートなツールっぷり」に、根強い支持者がいたことは間違いありません。復活を望む声もアチコチのソーシャルメディアで耳に(目に)しましたからね。

pin.it

「ヘリテージ レンジャー」のダイアルを注視すれば、まるで教室の黒板の上に掛けられたクロックの如き佇まいです。オリエントやシチズンが安価な時計で見せるソレとも、大して変わらないように見えます。
ですがそれこそが、チューダーが徹底的に真面目に時計作りに打ち込んでいる証ではないかと私は考えました。

「ヘリテージ レンジャー」以外ですと「ノース フラッグ(91210N)」なんかも、ロレックスではあり得ない無骨一辺倒の時計でした(Sinn辺りが作りそうな??)アレは欲しかったなぁ…っていうか、いつか探し出して買っちゃうかもしれません。

「ブラックベイ」以前のチューダーは、ブランドのアイコンたる時計を作るには至っていなかったと思います。暴走気味の「アイコノート」「アエロノート」のようなインパクト勝負に出たり、ロレックスの余慶を頼りにしたデイトジャスト&デイデイトのオマージュモデル「オイスター プリンス」などで、ロレックスに手が届かない層(?)を相手にしたり…(プリンスは何気に今でも欲しい…)

恐らくロレックスの弟分であることが、チューダーさんの戦略上の舵取りを難しくさせていたのだと思います。完全な新興ブランドであれば、何も気にすることなく好きにやれば良かったのでしょうが、バックに控えるロレックスの影響力がそれを許さなかったのでしょう。名門の次男坊って感じがする…(;´∀`)

そんな風に考えると「ブラックベイ」以前のチューダーさんが醸し出していたカオスさ加減が、容易に理解できると思います。

近年、高級時計ブランドとしての立ち位置を確立したかに見えるチューダーさん。「ブラックベイ」の登場がその起爆剤になったのは間違いありませんし、ラグジュアリースポーツ風味な「ロイヤル」に見る「痒いところに手が届く」絶妙な舵取りも板に付いてきました。

さじ加減の上手さは、まさしくロレックス譲りといった感じのチューダーさんですが、明確な枠組みを築いたラインアップからは、今後の盤石すらも伺えます。

そこに「レンジャー復活」です。「ヘリテージ レンジャー」の製造自体は20年まで続いていたそうで、常識的に考えると「復刻」するには誠に早すぎる復活劇でしょう。

そもそも「ブラックベイ」に継承されたテイストは見事に開花して、現在のチューダーさんの屋台骨を支えているのです。お節介かもしれませんが、今更「レンジャーの居場所はあるのか??」と正直疑問でした(;´Д`)

今回の「レンジャー」は、先代「ヘリテージ レンジャー」と比べてケース幅が2ミリ小さい「39ミリ幅」に縮んだそうです。先代に関していえば、ベゼルが細い分妙に間延びしたダイアルが悪目立ちしている印象があって、当時の私も「もう少し小さかったら、シュッとして格好ええんやけど…」なんて考えていたのです。とはいえ、そんな野暮ったさも、私にとっては魅力ではありました。

さらに、先代はETA2824搭載でしたが、今作はパワーリザーブ70時間の自社製ムーブメント「MT5402」を搭載。確実に時計としての本質的な価値は上がりました。

ですが、驚くべきはその「価格」です。税込み「34万7600円」也。

朧気に記憶している「ヘリテージ レンジャー」の当時の販売価格と、今回の「レンジャー」の価格、さほど変わっていないように思うのですが…どうでしょうか??

時代の変化以上に、昨今の高級腕時計値上げの傾向を肌身で感じる庶民派の私としては、今回のチューダーさんの戦略的な値付けには、終始クラクラさせられっぱなしなのです。いやはや、ホンマに攻めとるでぇ~(*´∀`)

わずか2ミリのシュリンクが生み出した絶妙な緊張感。どちらかと言えば凡庸な部類に属する「レンジャー」のデザインが、流行のサイズ感を与えられたことで、何ともアヴァンギャルドな一本に生まれ変わりました。何やろねぇ…要素は同じなんだけど、絶妙に今風の「シャレオツな時計」に見えないこともありません。

果たして、新生「レンジャー」は今後、チューダーさんの新しいスタンダードになる可能性があるのでしょうか?

この先、ポジションが似通った「スムースベゼルのブラックベイ」とともに、チューダーのエントリーラインを形成するのかもしれません。それともエボーシュ搭載の「ブラックベイ41&36」のラインアップを整理して、スポーツ&エントリーな役割を「レンジャー」で一手に賄うのか…

ロレックスでいうところの「オイパペ」の役割を持たせることも、今回リリースされた新生「レンジャー」なら可能かもしれません。価格も手ごろですし、性能もお墨付きです。ライバルブランドが繰り出す魅力的なエントリーラインに対しても、決して引けは取らないでしょう。

ただ、昨今の流行で言うなら、エントリーモデルとして達成すべき課題があると思います。「魅惑のカラーダイアル化」…まさにコレ!!

何せダイアル周りが極端にシンプルな「レンジャー」ですから、余計な要素に邪魔されることなく、様々な色味を受け止めることができるはずなのです。その可能性は…無限大??

というワケで、お遊びの雑コラを作ってみました。そこはソレ「レンジャー」ですからねぇ。捻りもなんにもありませんが…

(バンバラバンバンバン…)

(バンバラバンバンバン…)

誰が(おおぅ)付けたかぁ オレたちはぁ~

要するに…

秘密戦隊ですわ(汗)

 スミマセンねぇ、ホンマに発想が貧困で(笑)

でもコレ、悪い冗談に見えて…結構イケてませんかね??特に「キレンジャー」は夜光をブラックにすることで、妙な説得力が出たように思います。「ミドレンジャー」「モモレンジャー」も、敢えて安っぽいペラペラな色味を選択して、無骨なボディを際立たせる…と(笑)

お遊びで着色するだけでも、何となく得られるものがありますね。例えば、新生「レンジャー」をカラーダイヤル化するとしたら、絶対に「艶消しのまま」が良いでしょう。光沢のあるトーンやサンレイなどは恐らく…「生まれたての初老」のような激シブの「レンジャー」には似つかわしくありません。あくまでツール感を維持しながら「カワイイ」を足すべきです。

まだ現物を拝めたワケではありませんので、公式から与えられた情報と、2本のチューダーを使い倒してきた経験を合わせ「クラッチしないで投げっぱなすジャーマン」の如き無責任な意見を述べさせていただきました。

私にとって予想外のできごとだった「レンジャー復活」。現行の隙きのないラインアップを俯瞰して見る限り、そこに「必然」はあまり感じられません。しかし私は、このサプライズにチューダーブランドの矜持を見た想いなのです。

先代「ヘリテージ レンジャー」が現役だった当時のチューダーさん(当時の読みはチュードルでしたねぇ)がメディアを通じて論じられる際には、必ずと言っていいほど「ロレックスのディフュージョン(普及)ブランド」という悲しい前置きが付き物でした(泣)

ですが、それも今は昔。チューダーはチューダーとしての価値を磨き上げるレールの上をばく進中です。新生「レンジャー」は、そんなチューダーさんが自身のアイデンティティーを再確認する上で「今こそ作るべき時計」なのかもしれません。

後々、今回の「レンジャー」復活劇を振り返ったとき、兄貴分のロレックスをも凌ぐ「チューダー快進撃の起爆点」として、語られることになるのかもしれませんねぇ~(*´∀`)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。
    色違いモデルは、ロレックスのオイスターパーペチュアルやオメガのシーマスターでもやっているので、もしかしたらチューダーでもあるかも知れませんね。
    某ターコイズブルー見たいにプレ値にならないといいのですが・・・-_-b

  • RyuichiXPさま。
    はじめまして!
    手頃な価格の新生レンジャーならカラーモデルも出しやすいかなぁ~と思って記事にしてみましたが、確かに…ターコイズが出たら何か良からぬことが起きそうではありますねぇ(汗)

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