腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

【レビュー】CITIZEN プロマスターLAND(BJ7107-83E)を使ってみて

昨日開封してブレス調整を施した、シチズンプロマスターLAND(BJ7107-83E)を使ってみました。こういう時の高揚感に高価な時計も安価な時計も関係ありません。気分が上がりますねぇ(笑) 

https://www.instagram.com/p/B4_26ohHxAN/

GMT針とケチャップの赤が共鳴する美しさ(*´∀`*)いや、ホットドックは置いておくとして(笑)

パイロットウォッチに通じるシンプルで判読性の高いダイアル周りが印象的です。細部まで丁寧に塗り込められたインデックス関係がデザインに緊張感とリズム感を与えています。

例えば、黒地に白の面積比率。デザイナーとしての立場でいうと、これは判読性以外にも近接して凝視した場合のバランスと、遠目から見た時のバランスを両立させる必要があります。こういう「ほぼ2色(印刷的には1色しか使っていない扱い)の構成要素の場合、それはなかなか至難の業なのです。特に腕時計のような立体物ではなおのこと。

腕時計を知り尽くしたCITIZENのデザインチームが、数値化の難しい「プロの勘」ってヤツを総動員してこの時計のインフォメーションデザインを行ったであろうことは想像に難くありません。これはかなり理想的なユニバーサルデザインの好例ではないでしょうか?

身に着けた最初の印象は?

単体で見てると黒っぽいこともあって存在感のある時計なのですが、身に着けて日常空間で見るとむしろ地味な印象です。デザインのアウトラインとしてはとてもスタンダードな時計ですので、その辺も大人しく見える要因かもしれません。

優れた腕時計はどのブランドでもそうですが、無用には「浮かない」ものです。まるで刻々と対応を変化させるセンサーでも積んでいるかのように、この時計もスーツスタイルからTシャツにジーンズのスタイルまで幅広く利用できるユーティリティな存在だと思います。

 

サイズ感や重さは?

ケース幅は42ミリ。総重量は172グラムです。小さい時計ではないですし軽くもありません。

ただ、昼夜を通して身に着けて「大きすぎる」と感じた瞬間は一度もありませんでした。思いの外「ガンメタな黒」が視覚的な収縮効果を発揮しているのかもしれません。

重さに関してもとりあえずは耐えきりました(笑)若い頃と違い、現在の私の場合200グラムオーバーで左肩が崩壊しますので、耐久力ギリギリで使える重さだと言えます。若い人や体力に自身のある貴兄なら杞憂ですかね?

 

必要十分な20気圧防水

スクリュー式のリューズですが、あまり深くはねじ込めません。しかしそれでも「20気圧」本格的なマリンスポーツ以外ならどんな用途でも使えるでしょう。高圧洗浄で洗車したりも平気だと思います。

 

クオーツ3針で気になる秒針の正確性は?

気になりませんか?クオーツの秒針。私がクオーツの3針を避ける最大要因はまさにそこなのですが、この「BJ7107-83E」は優秀です。秒針が1秒毎にインデックスを中心で捉えます。こうなると1秒毎の運針もキレイだなぁ~と感じます。かつてOMEGAやTAGHeuerのクオーツモデルでガッカリした経験があるので、この価格でこの精度を見せてくれる日本製の底力に嬉しくなってしまいますね~


CITIZEN シチズン プロマスターLAND(BJ7107-83E)

 

GMT」は意外と使えそう!

デザイン上唯一の差し色ともいえる「赤いGMT針」。見た目をグッと格好良くしてくれる存在ですが、それだけにとどまらず、案外、使えそうな気がしています。

普通に「24時間計」として使う

基本はこっちなのかもしれません。現在地の24時間表示を示すように設定しておけば、ベゼルの都市名を利用して、各地のおおまかな時刻を知ることができます。例えば日本時間「午後10時(22時)だとして、GMT針の位置に「TOKYO」を合わせます。その状態で各都市の時刻を24時間表示のインデックスから各々、読み取ることができるわけです。計算すれば時差も解ります。

「デュアルタイム」として使う

GMT針」をどこか特定の都市の現在時刻に合わせてしまいます。頻繁に海外の相手方とやり取りが発生するようなお仕事に従事している方なら、一番のお得意さまが働く都市の時刻を設定しておけば、間違って真夜中に電話で叩き起こすような不作法も避けられるのではないでしょうか?

機械式の時計が大好きな私ですが、同時に少なからず取り扱い面のストレスも抱えています。ぞんざいな扱いで壊れたらどうしよう…とかです。

クオーツならその心配が半減します。可動部品の点数がずっと少ないわけですから。また「エコ・ドライブ」というのも限りなくメンテフリーに近づくという意味で、とてもありがたい存在です。

時計好きの悪い癖で、クオーツを軽視する傾向が私にも少なからずあります。しかし「BJ7107-83E」を身に着けてみると、機械式の名機たちに劣らぬ高揚感が確かにありました。それは時計としての「完成度」の高さ故かと思います。

 

使ってみると「弱点」らしきものが見つからない、ハイレベルな時計です。腕時計の存在感と満足感は欲しいけど、面倒くさいのは勘弁して欲しい方や、安くてもちゃんとした時計をお探しの方に、自信を持ってお薦めできる逸品です(*´∀`*)