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ビジネスでこそ使いたくなる!! アバウト・ヴィンテージ「1934 TELECHRON」の『全魅力』

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時代は益々「質の高い情報」を求めています。事の正誤は当然ですが、誘導を含む恣意的な情報を無闇に信じることの危険性は言うまでもありません。耳に心地良い情報ほど、疑ってかかるくらいの慎重さが必要です。

このような質の悪い情報に振り回されないためのスキルを「メディア・リテラシー」と言うそうです。ちなみにそうやって「価値ある情報」を見出した後で、それらを有効に活用できるスキルのことは「情報リテラシー」と呼ぶそうです。なんだかややこしいなぁー (;´∀`)

「SNS」で展開される情報を丸っきり信じ込む人はいないと思いますが、玉石混淆で吐き出される情報の奔流の中から「真に有益な情報」だけを抜き取るスキルが身に付いたならば…ツイッターもインスタグラムも無造作に散りばめられた「宝の山」です。質問すれば誰かしらから即座に反応がありますし、そういった「労働」を無償で返してくれるわけですから。例えば類する相談事をそういった機関に持ち込んだら一体全体、幾らむしり取られることか… (;´Д`)

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惑わずの北欧が生み出すプロダクト

今回、どうしてこのような導入なのかと言いますと…私が思いますに、とにかくイメージ通りなんですよ「北欧の国々」って。それは『オープン・ソサイエティ研究所』「メディア・リテラシー・インデックス」という資料を見ても明らかでした。間違ってもこんな小難しい資料を進んで読むような私ではありませんが、たまたま本業の方で頭に入れる必要がありまして (;´∀`)

資料によりますと、所謂「北欧5か国」のほぼ全てが「最高のメディア・リテラシー能力」を認められ、最高評価のインデックスにランクインしています。ちなみに日本は2位グループの最後の方でした。何だか如何にも日本的なポジションだなぁ…(汗)

このことからも、北欧に住む人の社会的な傾向が垣間見えます。要するに「自主自立」。自分自身の中に確固たるモノサシが存在して、外野の声に惑わされることなく自分自身を保つ術に長けているのでしょう。この精神性が風土によるものか、歴史的なものなのかは解りませんが、SNSを情報源として当たり前に活用する時代なればこそ、北欧の人たちの「自立した思考」による自己形成が眩しく写ります。

そんな「惑わず」の国民性を思えば、俗に「北欧系」と呼ばれる括りの腕時計がどのようにして形作られたかが解るというものです。欧州時計産業の「総本山」を近隣に持つ「北欧」にはこれまで、様々な情報や技術が流入してきたことでしょう。流されやすい国民性の国ならば「スイスっぽい何か」「ドイツっぽい何か」で糊口を凌いでいた可能性もあったはずです。

ところがどっこい!! 北欧人の「独立独歩」は伊達じゃなかった。群雄割拠の腕時計産業においても「北欧のプロダクト」は特徴的な「刺さるデザイン」「手頃な価格」で確固たるポジションを確立しているじゃないですか!! それらを「北欧」が持つ「お洒落&清々しいイメージ」で包み、戦略的な価格で上手にブランディングした成果が彼らの作る時計なのだと思います (*´∀`*)

About Vintage「1934 TELECHRON」をレビュー

さて今回は「About Vintage(アバウト・ヴィンテージ)」さんからのレビュー依頼『第2弾』をお送りします。前回はヴィンテージテイストタップリの「GMTウォッチ」を取り上げました。奇をてらわずとも個性を際立たせる術に長けた「北欧系」らしさに加え、過去の魅力的なプロダクトからインスピレーションを得たそれは、何とも言えず「時計らしい時計」だったと思います。

そして今回「About Vintage」さんから託された一本は…「1934 TELECHRON」です。みんな大好きクロノグラフ「バイコンパックス」な一本 (*´∀`*)

「1934 TELECHRON」 出典:https://jp.aboutvintage.com/

実はこれ、先だって発売された「新作」です。当初「About Vintage」さんからは「腕時計2本分のレビューを同時に」と依頼されていましたがそれだと間が空いてしまうため、早めに送っていただいた「1954 GMT World Traveler」のレビューを先に進め、遅れること半月以上をかけて「1934 TELECHRON」のレビューをリリースと相成りました。

左「1934 TELECHRON」 右「1954 GMT World Traveler」

冒頭ですが言っちゃいましょう!!「1934 TELECHRON」… めちゃめちゃ良いです!! 上品で高級感があって、同時にカジュアルに使えそうな気の置けなさもある。クラシカルなようで現代的。ユーティリティーなのに重厚な存在感も感じるという、中々に絶妙な出来映えになっております。

※ブランドの沿革などについては「1954 GMT World Traveler」のレビュー記事でコッテリと書かせていただいておりますので、そちらを読んでもらえればと思います。以下のリンクからどうぞ。どうぞどうぞ!! (*´∀`*)

で、「1954」のレビュー記事の中でも触れましたが、ヴィンテージの名機の数々からインスピレーションを得て生み出されてきたのが「About Vintage」さんの時計です。

正直、似たようなスタンスのブランドは星の数ほどもあります。私が追いきれていないブランドもあるでしょう。ただ「About Vintage」さんに関して言えば、何故か私の視界に入ってくることが多く、何故か記憶に残ることも多かったのです。

「記憶に残る」… それこそがあらゆるプロダクトデザインにとって、最大目標とすべき「命題」なのです。デザイナーは消費者の記憶に「引っかかる」何かを見出すべく努力を続けていますし、その成果はそのまま売上を左右します。同じ用途、同じ性能ならば、少しでも格好良い方を選びたくなるのが人情でしょう。

「About Vintage」さんの作る腕時計は決して突飛な見た目ではありません。それなのに何とも「印象的」。印象に残るということは、目の当たりにした誰かさんが瞬間的に「この時計、素敵だなぁ」と感じて「一目惚れ」したということですね (*´ω`*)

印象的な横顔を持つケース

ってなわけで、私が特に「印象的」に感じている部分を、細かく解きほぐして参りたいと思います。要するに「どこに惚れたのか??」ですね。

秀逸なバランスと計算された量感の素晴らしい横顔

もういきなり「最大の萌ポイント」を明かしたいと思います。ズバリ!!  リューズ側からの「ケースサイドビュー」です。これがタマランのです。

何度も同じことを言って申し訳ありませんが、どれだけ美麗なダイヤルを持つ時計であっても、どれだけ凝ったシルエットのケースであっても、どれだけ魅惑的なベゼルを装備していても、それらがバラバラの印象で伝わってくる時計を、私は欲しくなったことがありません (;´Д`)

出典:https://jp.aboutvintage.com/

時計のトータルデザインの完成度を見るポイントとして、私は自然とリューズ側からのサイドビューに目が止まってしまうのですが… 「1934 TELECHRON」の幅42ミリのケースも「整ったルックス」でついつい見入ってしまう、魅力的なサイドビューが楽しめます。

角形プッシャーが流行る気がする!!(笑)

丸みを帯びたかぼちゃのような可愛らしいリューズ。現代的なテイストの角形プッシャー。それらが織りなす調和にも何とも言えない味わいがあります。

今の季節、汗を拭うために時計を外してテーブルに置くこともあるでしょう。そして時計好きなら無意識に「時計が格好良く見える角度」で自らの愛機をポジショニングするはずです。

サイドビューが美しい時計は、それが自然と「決まる」のです (*´∀`*)

バイコンパックスが大人の落ち着きを演出

適切に配置された丁度良いサイズのサブダイヤル。機能性の主張は最小限に、集約された高度なトータルデザインの中で「影の主役」を演じてくれます。

二つ目の「バイコンパックス」の魅力は、本来最も目立つべき「時針」「分針」を尊重しつつも、ピリッと効いた「一味」を加えて楽しませてくれるところでしょう。

アクティブなイメージのある三つ目のトリコンパックスよりも、クラシカルで落ち着いた雰囲気のあるバイコンパックスなら、幅広い装いの相棒として、存分に使い倒せるはずです。ちなみに3時位置はスモールセコンド、9時位置は60分積算計ですからね (*´∀`*)

ローズゴールドの「針」とシルバーのリベットのような「ドットインデックス」。その美しさも一際目を引くものです。ほんのりとした高級感の散らし方は見事の一言。デザインのバランス的には「これしかない!!」と思わせる説得力が確かにあります。

ダイヤルは憂いを感じさせる意味深な色合い

私が選んだのはサンドブラストで仕上げられた「ダークブルーのダイヤル」でしたが、これが貴方… めっちゃ良いのよ!! (*´ω`*)

一見、平凡なつや消しに見えて、照射される光の種類で千変万化する色味の面白さ。他のダイヤルカラーではどうなるか解りませんが、私自身はブルーにして大正解でした。針との相性も抜群ですし、「目立たないようで目立つ」という「ビジネス使いに最適」「程よいお色気」がたまらないのです (*´∀`*)

ちなみに今回の写真は全て、ウィークデーの昼ご飯時間に2日、同じカフェに通って撮りました (;´∀`)

ローズゴールドのリーフ針とサブダイヤルのコンビネーション

なので全てスマホ(Galaxy Note 10+)のカメラです。とは言えこのスマホ、何気に使える「マクロレンズ」を搭載していますので、できる限り「サブダイヤル」を中心に寄ってみました。美しいコンセントリックのレコードパターンが見えると思います。十分に美しい仕上げです。

ですが、こうやってある程度細部が写せるスマホなどを用いて厳しい目で見れば、やはり「高級時計」との明確な差はあるのです。ただ、ここが「北欧時計」に共通した特徴なのですが、彼らの作る物は、それが何であっても「丁度良い」クラス感なのです。過剰な装飾もありませんし、過剰な性能で勝負してもいません。

北欧のプロダクトは人種や国籍を越えて取り入れやすいように、敢えて「ゆとり」残してあるかのように見えることがあります。そう言った余裕が「軽快な使用感」に繋がり、それが「北欧のプロダクト」に対して形容しがたい「洒脱さ」を感じてしまう理由なのだと思います。

流麗で優美なラグデザイン

シンプルだが、キリッと締まりのある造形で目を引くラグ

私が腕時計のラグに求める「性能」は大きく分けて2つあります。一つはラウンドやオーバル、クッションやレクタンギュラーなど様々な形状を持つ大小のケースを、可能な限りそのままの印象でストラップやブレスレットに繋げるための「接続パーツ」としての性能。

もう一つは、専用ブレスレットや汎用ストラップの別を問わず、腕時計を手首に「しっくりと密着させる」ための性能。

このどちらをも満たしていないケースデザインの時計は、時間の経過とともに間違いなく使われなくなってしまいます。使っていて気持ち良くないんですもん (;´Д`)

そもそも「装着性」で考えるなら「ラグ」こそが最重要のパーツであるはずなのですが、実際は雑な扱いを受けやすいパーツでもあります。ベゼルやダイヤル、針のデザインと比べると注目度は断然低いですし「ラグが好きすぎてこの時計にしました!!」みたいな話もあまり聞こえてきません。

装着者の視点で最も目立つパーツ

ただ、毎日腕時計を使っておられる方なら何となく解っているはずです。手首に腕時計を巻いた際、装着者自身の視覚に最も近いのは6時側の「ラグ」なのです。この時点でラグの印象が腕時計の全体的な印象に与える影響力の大きさが、お解りいただけるかと思います。

「1934 TELECHRON」「ラグ」はどうでしょうか?? 腕時計に関しては変態的な「造形のこだわり」を持つ私ですが、ハッキリと言えます。「合格」です。花マルあげても良いくらい (*´∀`*)

まず「見た目」ですが、この価格(5万3000円)で、これだけ頑張った角を持つラグも珍しいと思います。決してお世辞でもヨイショでもなく… そうなんです。

弊ブログをご愛顧下さる読者の皆さまならご存じの通り、執筆者としての私はテーマ対象の中に「ツッコミどころ」を見つけることから、展開を組み立てるタイプです。そして「どうしてそうなったか??」を考察することで、ブランドだったり、時計そのものだったりに纏わる事情を推測しプロットしています。私みたいな端くれが情報系のインフルエンサーを気取ってみたところでたかが知れています。プレスリリースのコピぺをそのままに構成した「腕時計喫茶」なんて、恐らくはどなたも読んでくれませんよね?? (;´Д`)

なので今回も、「About Vintage」さんの新作である「1934 TELECHRON」に対しては厳しい目線で対峙しているつもりです。高級腕時計を趣味にしている方々にとっては微々たる価格の時計ではありますが、カシオやタイメックスの安い時計と比べたらはるかに高額だからです。

容赦するつもりなんてこれっぽっちも持ってない私でしたが… この「ラグ」はヤバい。シンプルの極みみたいな造形なのに、強烈な存在感があるのです。ケースサイドからなめらかに繋がる曲線のたおやかさは、まるで「ビーナスの腰つき」

いやぁ参りました。「1934 TELECHRON」に関しては、この「ラグ」だけでも高評価を与えてしまいそうです (*´∀`*)

「テレメーター」でニヤリとする

テレメータースケール… 使うかなぁ??(笑)

危うく見落としそうになる「テレメーター仕様」。タキメーターではなく、敢えてこっちを選んだ理由は何でしょうか?? ぶっちゃけ理由なんて解りませんが、男心をくすぐるプチマニアックな拘りにニヤつきが止まりません(笑)

そもそも、人気の「タキメーター」と比べて「テレメーター」って何よ?? って方は多いと思うんです。てなわけで簡単にご説明申し上げますと…

テレメーターはザクッと言えば「音で距離を測る」機能です。例えば、雷が光った瞬間に計測を始めて、雷鳴が轟いた瞬間にストップ。するとインデックス外周の表示を読むことで、自分と雷がどのくらい離れているかの目安を知ることができます。まぁ、滅多に使わない… っていうか一生使わない機能かもしれませんが、男の子ならこういう「無駄なスペック」も好きですよね?? 単純に見た目が格好良いですし、私は大好きだなぁー (*´∀`*)

選んで大正解!! 「ヘビーメッシュ」のブレスレット

レザーストラップでクラス感漂うフォーマルな装いにしても良し!!

「1934 TELECHRON」には標準状態でカーフレザーのストラップが付いています。吸い付くような質感の皮革が使われた、中々に良い感じの作り (*´∀`*)

ブランドロゴが刻印された尾錠。定革と遊革の作りもしっかり!!

 そして事前のお話で「2本目のベルトもお選び下さい」と言って下さいましたので、一本目の「1954 GMT World Traveler」同様、どれを選ぶかで散々悩みまくりました。何せ選択肢が豊富ですからねぇ。

しかし、この「1934 TELECHRON」のバイコンパックスな面構えを写真で拝見した時点で、私には一つの確信があったんです。つまり「コイツ… メッシュが似合うぞ!!」です。

ポリッシュのキラキラが艶めかしい「ヘビーメッシュ」

ところが…ここでも悩ませてくれました。メッシュのブレスレットが「2種類」あったからです (;´∀`)

それほど多くの時計でメッシュブレスを経験したわけではありませんが、それには理由があるんですよ。要するに、そもそもメッシュが似合う時計は多くない…限られているのです。

ところがこの「1934 TELECHRON」には感じるものがありました。もう絶対にメッシュブレスしかないと。

メッシュブレス(ミラネーゼ)の良さは、金属でありながらファブリックのように優しく、手首の円周に沿ってくれる「柔らかさ」だと思いますが、それ故にその印象は弱く、それならば多彩なテクスチャーを楽しめるレザーのストラップの方がええやん?? と仰る方も少なくありません。

しっかり留まり安心感のあるバックル

ですが、メッシュブレスが似合う時計をお持ちなら、思い切って換装してみて下さい。ブレスレットとも違う、ストラップとも違う味わいの「虜」になるかもしれませんから。

でもって、2種類のメッシュブレスから私が選んだのは、網の目の荒い「ヘビーメッシュ」。ぶっちゃけ、これはハマりました。折角ですので声を大にして言いたいです。「2本目のストラップを選ぶなら、メッシュにしませんか??」と。

この厚みがたまらない!!

こうやって横から見ると分厚いんです。ところがめっちゃ滑らかな使い心地。「1954 GMT World Traveler」のときも感じましたが、「About Vintage」さんのラインナップには、価格と釣り合わない「レベルの高いブレスレット」が揃っています (*´∀`*)

10秒もあれば楽々ストラップチェンジ!!

おっと、大事なこと忘れるところでした。「About Vintage」さんのストラップ、ブレスレットは全て「クイックリリース仕様」です。クリッカーが付いたバネ棒を「くにっ」とすれば、実に簡単にストラップの換装が可能です。慣れれば数秒でできちゃいますから、ご購入の際に「2本、3本」とストラップを買っておくと楽しめると思います。何度もしつこくて恐縮ですが、私のお薦めは断然「ヘビーメッシュ」ですからね!!(笑)

MIYOTAの「6S21」には理由がある

出典:https://miyotamovement.com/jp/

3時位置にスモセコ、9時位置に60分積算計を備える、オーソドックスなバイコンパックスにピッタリな「6S21」ですが、ミヨタさんの公式でディスクリプションを読ませてもらって妙に腑に落ちました。

サブダイヤルが中心より離れていてダイナミックなデザインに最適です。タキメーターにも対応しています。

「離れ目用」というワケですな(笑) 確かに、絶妙な離れ目デザインが魅力の時計ならさもあらんです。妙に納得できちゃった。ありがとう!! 世界のミヨタ!!

ちなみにセンターのクロノ針は1/4秒運針。動かしてみると機械式に見えんこともない…みたいな刻み方です。精度は月差で±20秒。電池寿命は3年だそうです。ミヨタなら普通に使っていて何か不都合を感じることはないでしょう。

「1934 TELECHRON」実物は数段素晴らしい!!

いやぁ…申し訳ない!! 私が撮った写真が下手っぴ過ぎて、読者の皆さまに1934 TELECHRON のリアルな姿」が十分に伝わっていないかもしれません。そこだけは心配です (;´Д`)

実物は本当に素敵なんですよ。深みを湛えた絶妙なブルーの味わい、愛らしくもゴージャスな針の煌めき。

丁寧に面取りされたケースの立体感は鮮烈で、その仕上げも巧み。価格を考えたらとても見栄えのする時計なのです。

2日連日で同じカフェに通って、同じ照明下で撮影しました。針は夕刻を指していますが… お昼ゴハンです(泣)

今回は「仕事で使いながらその雰囲気のまま写真を撮ろう!!」なんて「企画性」を重視したからこその撮影でしたが、次にこういう機会があれば、気合いを入れてオリンパスの「TG-6」を持参したいと思います。質感なんかは間違いなく向上すると思いますので(周囲の目は気になるでしょうが…)

とにかく、今回私が撮った写真なんかより、実物が何倍も美しいルックスであることは間違いありません (;´∀`)

ビジネスシーンでこそ使ってほしい「1934 TELECHRON」の全魅力

直近の2つのレビュー依頼を受けた時点で「About Vintage」さんからは「2本の腕時計」「2本のオプションストラップ」を提供されました。「信用して預けてくれた」こと自体が光栄ですし、一介の腕時計好きに過ぎない私にとっては、これ以上に胸躍る望外なことはありません。

ただ、だからといって提供して下さった腕時計を無条件で「愛せるか」は別問題です。

正直を申します。コペンハーゲンから商品が届いた瞬間、そこにあったのは私個人の趣味にドンピシャでハマる腕時計でした。

決して腕時計として「最高級の出来」というわけではありません。お洒落な時計を着けているという空気感は纏えますが、高級感でドヤる時計ではないのです。ですが、私にはそれこそが深く刺さりました。こういうポジションの時計が「現役のうちは必要」だと知っているからです。

今の組織の中では所謂「経営側」に属する私ですが、所詮は末席に過ぎない身の上です。ですので、自分自身の態度や発言は「謙虚であることをモットー」に、極力目立たぬように働いています。身に着ける物… 腕時計などは特に「ドヤり」が表面化しやすいアイテムですので、最大限の注意を怠るわけには参りません。身に着ける腕時計一本で「最近調子に乗ってるな!!」なんて思われたら、身も蓋もありませんので。

とは言え、そこそこの「格」を求められるポジションでもあります。若い連中の手前、管理職が余りにもショボい風体では示しがつきませんし、ビジュアル的な説得力にも欠けてしまいます。「こんな管理職の指示で動いて大丈夫なの??」なんて不安にさせるのも考え物です。

そこ行くと「About Vintage」さんの腕時計は本当にありがたい存在です。「高いクオリティーの見た目」「十分すぎる時計としての性能」「手に取りやすい価格」… それら全てが「ストレスフリーな状態で仕事をする」ためのツールとして相応しく、実際に私自身も現業の最中に何度も使ってみて、そのことを痛感しました。

そして、ふとした息抜きの際に腕時計に視線を落とせば、何とも言えず柔らかで格調高い「お洒落なリストが完成」しているのです。見るだけでホント、何度でも癒やされてしまいます。

では果たして、他者の目に「About Vintage」さんの腕時計はどのように映るでしょうか?? 恐らくは「おっ!? 良い時計してるね!!」… これに尽きると思います。

例えば、腕時計に興味の薄い方にも名の知れた「有名ブランド」ならば、きっと「高そうな時計してるな!!」と苦々しく思われることでしょう。そういう評価が嬉しいときもありますが、ビジネスの場では必要の無い「害のある印象」だったりします。少なくともウチの会社ではそうです。

キシリア様に献上できるかもしれない(笑)

「About Vintage」さんの腕時計ならば、拘った腕時計をしているお洒落な人という「爽やかなイケメン性」を獲得しつつも、偉い人の厳しい視線を躱すことができるでしょう。

「高い時計してるんちゃうかー??」なんてツッコミを入れてきた偉いさんに「これですか?? 5万3000円なんです。めっちゃ良いでしょ!!」と軽快に返すことができたら… ちゃんとした経済観念を持った上で「良い物を見抜く目を持ったできるヤツ」みたいな好意的な評価を得られるかもしれません。スピード出世しちゃうかも?? だったら良いなぁーみたいな妄想ですけどねぇ (*´∀`)

About Vintageさんの公式サイトを見る

https://jp.aboutvintage.com/

最後に…

数だけは色んな時計を経験している私ですが… 中でもこれは特別に印象的なタイムピースだと思います!!

魅力的な時計に共通する「気分上げの性能」「About Vintage」さんの時計も同様に持っています。実機の提供を受ける前から何となく「良いなぁー」と注目はしていましたが、届いた時計2本はいずれも「時計本来の色気」に満ち、気安い使いやすさと「自慢したくなる上質」を併せ持つタイムピースでした。

他より少し拘りを表現したい若い方はもちろん、酸いも甘いもかみ分けた年配の方のセカンドウォッチにも最適だと思います。対象年齢なんて関係ないデザインですからね。

「1934 TELECHRON」で注意点があるとすれば、幅42ミリのケース幅をどう見るかでしょうか。ここ数年は男性でも36ミリ辺りの時計が流行ですし、その流れで考えればまあまあ大きめの時計ということになります。ただ、最近は「サイズの揺り戻し現象」も起きつつあるように感じますし、そもそも42ミリ辺りが標準サイズとされた時代もあったわけですから、サイズを気にせず「好きなら買う」が正解かも知れません。冒険が許されるお値段ですからね。

あと注意すべき点としては… 針にもインデックスにも「夜光」の塗布がありません。あくまで都市生活者のための腕時計… そういう意味かもしれませんが、今どきはどこに行っても夜は明るいですし、針とダイヤルのコントラストだけでも視認性は確保されていると思います。ただ、根っからの「夜光好き」の方はご一考下さいね (;´∀`)

私は注文した日付を入れましたが、皆さんはもっと冒険して下さいね(笑)

さてさて、最後の最後に、ケースバックへの「無料の文字入れの刻印サービス」があることを明記しておきます。どうします?? 愛娘の名前を入れても良し、夫婦の記念日を入れても良し、ダイエットの目標体重を入れても良しです(笑) 目一杯、お好きに楽しんじゃって下さいね (*´∀`*)

それでは今回はここまで!!

1万字超えの長文にお付き合い、ありがとうございました。

【仕様】ケース:サージカル316Lステンレス製スチール ダイアル:テレメータースケール付きサンドブラストブルーのダイヤル 風防:反射防止加工済みドーム型サファイアクリスタル ムーブメント:MIYOTA 6S21-00Z ケース径:42MM 厚み:13 MM ベルト:イタリア製レザー素材 幅:20MM 長さ:19CM(手首周り15-20CMに対応)ピンバックル付き 防水:5ATM 保証:欠陥に対して2年間

※まだの方は是非こちらもお読み下さいませ!!

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