この時期、公私の「公」の方が忙しいのは毎年のことですが、今年は「私」の方もヤバい感じでございます。期限付きの案件が私事の方で色々ありまして、やたらと気忙しい日々を過ごしているのです。そんなこんなで、ブログの執筆も滞っておりまして… (モゴモゴ)
さらに申しますと「公」と「私」の中間部分でも頑張ってたんです。もしかしたらご存じの方もおられるかもしれませんが… ある人物、腕時計界隈で有名になりつつある某氏の発案で、全く新しいコンセプトの「ウォッチクラブ」を立ち上げたんです。
詳しくは新規のコンテンツを作って報告させていただきますが、ワタクシとしましては弊ブログ「腕時計喫茶」の読者の皆さまにも、是非ともご参加いただきたいと考えています。
古今東西のウォッチクラブの多くは特定のブランドで縛りがあったり、高級品を礼賛していたりで何かと敷居が高いイメージがあると思います。「こんな時計しか持っていないし相手にされないかも… 」ってな感じです。
私たち二人が立ち上げたウォッチクラブは、まさにそんな「腕時計は好きだけど、愛好家の輪に入っていくなんて恐れ多い」と考える方々の「気後れを受け止める場所」にすべく産声を上げました。
腕時計を好きだという気持ちさえあれば、所有本数や高級品の有無なんて無意味です。むしろそう言う「謙虚な腕時計好き」さんに集まっていただくことで、日本一、いや世界一居心地が良いウォッチクラブを目指します。
そんなこんなで私が構築したウェブサイトを覗いて下さると助かります。全く以て立ち上げたばかりですので何があるってわけではありませんが、私たちが「この人を巻き込もう!!」と思い付いた「多士済々」へのオファーは済んでいますから、いずれは面白い意見交換が行なわれる… はずです(笑)
ALL WATCH CLUB – A clubhouse for all watch lovers.
「ALL WATCH CLUB(AWC)」の公式サイト『CLUB HOUSE』は皆さまのお越しを365日24時間お待ちしております (*´ω`*)
砂布巾が2023年に手に入れた腕時計を回顧します!!
そんな感じで忙しいとは言いましても、腕時計ブロガーとして何が何でも書かねばならない記事がある!! ってなわけで皆さまお待たせしました。今年一年に入手した腕時計の「総括」を始めたいと思います (;´∀`)
すでに朧気な記憶によりますと、年間通じてこれといった「大物」とは縁のない2023年で、出費に関してもだいぶ抑えることができました( …と思っていたら最後の最後で散在ですわ。ひゃー!!)
そもそも本年は最初から金欠状態でしたので、隠れテーマとして「いかにお金を使わずに腕時計趣味を楽しむか??」が設定されていました。界隈の人には鼻で笑われちゃうかもしれませんが「50万円超えたら負けだ」と思って過ごしてきたのですよ。
実際、しみったれたお財布でもやれるものだと思いました。十分に楽しい「腕時計の一年」でしたもん。そうなのよ。高価な時計なんていらんのよ。ぶっちゃけると。
ってなわけで、2023年に「入手した腕時計」をリストアップさせていただきます。もう何年も年末のこのシリーズは定番化していますが、案外、お好きな方が多いんですよね。何かの参考?? 或いは「転ばぬ先の杖」的な役割が担えているのかもしれません。
ちなみに「購入」ではなく「入手」としたのは、提供された時計が5本もあったからです。こんな私でもいつの間にか腕時計インフルエンサーの末席にいたんですねぇ。そう言う意味でも、じわじわ増しつつある責任を感じた2023年でした。
それでは恥ずかしながらご覧ください!! 今回の写真は先日新調したOM SYSTEMさんの「OM-5」と「30ミリマクロレンズ」で撮りました。ちょっと変わった仕掛けも使っていますので、いつもと違うテイストの写真もお楽しみ下さいませ。1月から参ります (*´ω`*)
1月中に入手した腕時計
①Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)ANTARCTIC SPIDER(アンタークティック スパイダー)32023A04
「ニバダ沼」の皮切りは「アンタークティック・スパイダー」でございます。「Hº M’ S” Watch Store」さんと深く関わる以前から「欲しいなぁ」と狙っていた時計でしたので、そちらで実物を確認してからの購入は願ったりでした。
何といっても変態的なインデックスと、それらを繋ぐ「クモ脚式クロスライン」です。この意匠だけでも持つ価値があります。
縦に配されたインデックスはマックイーンのモナコのようで、嘗ては私の手元にもあったモナコへのノスタルジーも感じさせます。ギラギラと過剰に輝くダイヤルのサンレイも男らしさの演出に効果的。
これまた変態的なラグのカットも相まって、ともすれば使いにくそうに見えますが… どっこい!! ジャケパンなんかで合わせると「超絶イケメンな時計」なのです。個人的には万人にお勧めできる時計だと思っています (*´∀`)
2月中に入手した腕時計
②Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)Chronomaster Aviator Sea Diver(クロノマスター) ブロードアロー トロピカルダイヤル
ニバダという沼に膝くらいまでは浸かった気がした「クロノマスター」の入手。
実は何気にレアモデルだったりします。トロピカルダイヤルで且つカラーベゼルって入荷が少ないんですって。
「クロノマスター」はケース幅38ミリと小ぶりなサイズに充実の要素をギュッと詰め込んだ「男の子好き」のするタイムピースです。それでいてクラシカルな時代感でホッコリさせてくれる「癒し系」なところもありますから、女の子が着けても可愛いんじゃないかなぁ~と思います。
そう言えば、ブロードアローじゃない方のモデルも欲しいんですよねぇ… (;´∀`)
3月中に入手した腕時計
③ZENITH(ゼニス)Octagonal Case(アンティーク 手巻き)
そっか!! これって3月に買ってたんだ。もっと最近かと思ってた (@_@)
ファイアー キッズさんの公式で見付けて「辛抱タマラン状態」だったところに、中野ブロードウェイ店の新規開店の報。余りにもタイミングが良すぎました。
しかも、ショーケースを凝視する私の視線だけで察して「気になりますか??」と取り出された「オクタゴン ケース」を見せられた日にゃあ…
ブレゲ数字、ブレゲ針。オクタゴンのケースはステイブライト製。未だ正確であり続けようと頑張るムーブメントも素晴らしかったですし、社外品とは言え、雰囲気満点のバンブーブレスにもたまらないものを感じました。
1930年代製ですから私なんかより遥かに年上。刻まれた人生(時計生??)の証でもある傷の数々も、人間で言えば味のあるシワみたいなものです。私の手元にやってきてくれたのも偶然以上の… 何やら奇縁のようなものを感じるのでした。
④Nordgreen(ノードグリーン) NATIVE(ネイティブ) 36mm
紹介記事を書かせていただくにあたって「お好きな一本をどうぞ!!」と提供された一本。それならばと、ちょっぴり冒険したカラーリングのモデルを選んでみました。ブレスまで完全ゴールドのケースに深いブルーのダイヤルです。実際、この雰囲気を醸してくれる時計の持ち合わせがありませんでしたので、私のコレクション内で良い感じの捻りになってくれています。
36ミリというケースサイズも大正解でした。コロンと優しいデザインの落としどころとして丁度良い大きさだと思いますし「腕時計でファッションに変化を付けたい」とお考えの女性にも、インパクトが加わる36ミリサイズは使いやすいと思いますよ (*´∀`)
4月中に入手した腕時計
⑤MARCHAND WATCH(マーチャンド・ウォッチ) DRIVER CHRONOGRAPH MKII MECA-QUARTZ
某所で某コレクターさんに見せていただいて敢えなく撃沈。激安のお値段を伺って「それってもう買うしかないやん!!」と観念したのが「マーチャンド ウォッチ」さん。久しぶりに個人輸入という形で英国から取り寄せましたが、これが中々に面白い時計でした。VK64ものって妙に満足感あるなぁ。
要するに、世の中には知られざる魅力的な時計がゴマンとあるってことですよ。諸君!! (*´ω`*)
⑥Baltic Watches(バルチック) Tricompax – Panda
リリースの情報に接した瞬間から、購入予約を入れようと決意するまでの早さは相当なものだったと思います。世界でも屈指だったのではないかしら??
日本国内に影も形もない状況でしたから、予約を入れたとはいえ、相当な期間お預けを食う覚悟が必要でした。ところが当初考えていた期間の半分足らずで入荷。念願の「トリコンパックス」を手に入れることができました(初期モデルだけのシリアルナンバー入り!!)
ヴィンテージ デイトナをモチーフにしたであろう「トリコンパックス」ですが、手にしてほんの数刻で事前のイメージが変わりました。単純な憧れの具現化?? とんでもない!! それは間違いなく「バルチック」というブランドが作るべきバルチックのクロノグラフだったのです。
ヴィンテージルックであっても中身はバリバリ最新の腕時計です。私が購入した後も「通な時計人」の多くが日常使い用に手にされたようですから、本物を知る方のお眼鏡にも叶う時計なのだと思います (*´∀`*)
5月中に入手した腕時計
⑦KURONO BUNKYŌ TOKYO(クロノ ブンキョウ トウキョウ) 34mm C034G
独立時計師の浅岡 肇氏が普段着感覚の腕時計として発表した「34mm」の第二弾発売。その購入権抽選に見事当選した私が選んだのは、シリーズ初のブラック系ダイヤルが男らしい「C034G(ミッドナイト)」でした。
結局、この時計のレビューを本年中に書くことはできませんでした。理由は幾つかありますが、何と言いますか… 落ち着いちゃったのですよ、自分の中で。何か特別な感情を掻き立てると言うよりも、心の隙間にスルスルっと入り込んで、あっという間にポジションを確立してしまったのがこの「34mm」なのです。
ぶっちゃけ不思議な時計です。どちらかというと腕時計に「気持ちを昂らせる」役割を求めてきた私ですが、この時計には全く逆の性質… 「気持ちを鎮静させる」作用があるのです。故にレビュー記事を書くための発露となる「理解のための努力」を必要としません。言い換えるなら「皆まで言うな、使えば解る」みたいな時計なんですよねぇ (*´ω`*)
⑧About Vintage(アバウト・ヴィンテージ) 1954 GMT WORLD TRAVELER STEEL / SAFARI GREEN
アバウト・ヴィンテージさんに記事の依頼を頂戴するタイミングで、これまた「お好きな時計を」提供して下さると言うことで、図々しくもわたしが選んだモデルが「1954 ワールド トラベラー」でした。理由は「可愛かったから!!」(笑)
少々大きめのサイズ感ですが、北欧らしい柔らかな色使いがキュートで、季節を問わず幅広い装いに合わせることのできる万能型のスポーツモデルでした。
しれっとGMTが付いていたりするので、メカ好き(私のこと)も大満足だと思います。
6月中に入手した腕時計
⑨Baltic Watches(バルチック) MR01 SILVER
待ちましたねぇ… 「MR01」の注文を入れたのは昨年の12月でしたから、きっちり半年待ったことになります。その分、手に入ったときの感動は異様にデカかったです (*´ω`*)
オフセットに配置されたスモセコ。ダイヤルの精緻な梨地処理。ヴィンテージ味でありながら、マイクロブランドとしての野心が見え隠れする先進性を併せ持っているのです。
とにかく魅力の詰まったMR01なのですが、ファンを喜ばせる最大のものは「マイクロローターの搭載」でしょう。
中華ムーヴとは言え、PPやランゲを想起させるマイクロローターの趣に射抜かれたなら、視線を外すことは至難の業であると断言します (;´∀`)
⑩About Vintage(アバウト・ヴィンテージ) 1934 TELECHRON STEEL / BLUE
アバウト・ヴィンテージさんから提供された2本目の時計が、スタイリッシュなバイコンパックス「1934 テレクロン」です。
その名の通り、1930~40年に狂い咲きした名作クロノグラフたちを彷彿とさせる意匠がたまらない「1934 テレクロン」。
古のデザインを纏いつつも、北欧独特の制限の効いたデザイン表現が施されることで、現代人の生活空間でもコーディネートしやすい「ネオ・ヴィンテージ」が確立されていると思います。ブランドの名に恥じない名機です。
7月中に入手した腕時計
⑪Corniche Watches(コーニッシュ)Heritage Chronograph Limited Edition Ciel Noctune
この何とも言えない色気を放つバイコンパックスは「Hº M’ S” Watch Store」さんが企画した別注モデルです。信じられないくらいの人気で、リリースから僅か一週間でソールドアウト。その後も問い合わせが殺到する状態が続き、未だにお探しの方もいらっしゃるそうです。確かに、今という時代に「ドはまり」したお見事な企画でした。
ただでさえ抜群の雰囲気を醸す「ヘリテージ クロノグラフ」に「アベンチュリン」ですからね。あの盛り上がりにも納得です。
この「別注モデル」に関しては、だいぶ以前から「進呈させてもらいます!!」と伺っていました。確かに本年はHMSさんを舞台にした記事の幾つか書かせていただきましたから、その返礼の意味だと思います。ただ、アベンチュリンの余りの人気っぷりを間近で見るに「申し訳ないなぁ」という気持ちが湧いてきたのも事実。
ちなみに幾人かは弊ブログの記事をきっかけに購入してくれたそうで、そう言う意味では「別注コーニッシュ祭り」にそれなりの役割を持って参加できたことを嬉しく思います。後々この「アベンチュリン ダイヤル」を見る度に、楽しかった祭りを思い出すんだろうなぁ~ (*´∀`*)
8月中に入手した腕時計
⑫KURONO BUNKYŌ TOKYO(クロノ ブンキョウ トウキョウ) 朱鷺 : TOKI CU001A
事情通の方なら、このタイミングでの「朱鷺」購入に「転売品(或いは中古)」を買ったのか?? と想像するかもしれませんが、真っ当に「青山サロン」での正規品購入です。
そこには「大人の事情」があったわけですが、それがまた泣かせると言いますか… 私というヘボい腕時計好きのオッサンを見込んで相談してくれたわけですから、それを無碍にするなんて「男が廃る」と考えました。
想定外の購入でしたが、今となっては幸運意外の何物でもなかったと思います。とにかく、3針時計として全てが完璧に整っているのです。
コレクションクースの蓋を開ける都度「朱鷺」を入手できた幸運と、それらをもたらしてくれた「縁(えにし)」に感謝の気持ちが沸いてきます。いやぁ~実に良い時計だわ (*´∀`)
9月中に入手した腕時計
⑬MIDO(ミドー) MULTIFORT TV BIG DATE(M0495261104100)
一本くらい持ってても良いよなぁ~と思いつつも、購入のきっかけが掴みづらい代表格のような「MIDO」さん。しかし、リリース直後からにわかに話題をさらった「TV BIG DATE」は違いました。「うわっ!! 何このおもろい時計は!!」ってなもんです。物欲を掻き乱すという意味では抜群のインパクトがありました。
買ってみるとこれが実に外連見たっぷりな楽しい時計でして。そのくせさすがはスウォッチグループの一員と言うか、愉快なだけではない、剛健な作りにも目を奪われました。
価格を考えたら「TV BIG DATE」の満足度の高さは異常だと思いますよ (*´∀`)
⑭Baltic Watches(バルチック) BICOMPAX 003 SALMON
3針のバルチックを見に行ったのに、気が付いたら「バイコンパックスのクロノグラフ」を買っちゃってたみたいな感じです。あるある、そう言うこともありますよ (;´∀`)
先代モデルから一回り要素をシュリンクして生まれ変わったバイコンパックス「003」。ほんの僅かな小型化がもたらした「充実」は遠目からでも確認できるほどでした。明らかに完成度が上がっていたのです。
ただでさえ欲しかったバイコンパックスが更に良い感じに整った姿で眼前にあるのですから、そりゃあもう、買うしかないでしょう (*´ω`*)
11月中に入手した腕時計
⑮Nordgreen(ノードグリーン) PIONEER 42mm
ブラックフライデーに記事を書かせていただくにあたって提供していただいたのが「パイオニア」でした。
ノードグリーンさんの大人しいラインナップの中では、かなり突飛な部類のデザインなんですが、私にはこれがどこぞの「ヒーローアイテム」っぽく見えまして(笑)
実際のところは、高度に抑制の効いたデザインのクロノグラフでかなり使いやすいです。目立つんだけどしっくりくると言いますか… 非常に巧みなコンセプトで纏まっているのです。
それなりに数多くの腕時計を所有する私ですが、毎朝ついつい手が伸びて他の時計たちの活躍の場を奪いそうになる… 使い勝手の良さで言えば、相当上位にランクされる時計なのです (*´∀`*)
⑯Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン) ANTARCTIC DIVER 32038A08
ホディンキーさんの記事を読ませていただいて、秒で欲しくなった「アンタークティック ダイバー」です。だって、文句なしに格好良いんだもん!!
ニバダの骨太なイメージはそのままに、程よくソフィスティケートされたスキンダイバーですから、普段遣いしやすいのなんの。それでいてほんのり「色気」を感じさせて特別感を出してくる辺りが、本当にニクい時計です。
着ければ誰もが「苦み走った男前」になれそうな「アンタークティック ダイバー」。軽く眉間にしわを寄せ、コートの襟を立てて使ってみて下さい。シブいと思いますよ~ ( ー`дー´)
⑰Baltic Watches(バルチック) HERMÉTIQUE TOURER GREEN
間違いなく良い時計です。「マイクロブランドの優等生」としてコレクションを充実させ、着実に消費者との絆を深めてきた感のあるバルチックさんですが、最新モデル「エルメティック・ツアラー」の登場は、バルチック ブランドとファンが作ってきた「居心地の良い聖域」に、小さくない一石を投じることになるかもしれません。
バルチックがこれまでに構築してきたコレクションは、ある意味「ファンを裏切らない」ことに重きを置いてきたように思います。ヴィンテージから着想を得た安定感のあるデザインは多くの愛好家にとって「想定の範囲内」で推移してきました。だからこそ私なんぞでも「安心して」コレクションに加えることができたのです。
しかし「エルメティック・ツアラー」は違いました。ラインナップに存在しなかった「フィールド ウォッチ」のリリースを予測した方は少なくなかったでしょう。ただそのコンセプトは、ヴィンテージ風味で売ってきたバルチックのこれまでとは、大きく方向性を違えるものでした。
さすがにデザイン的なアウトラインは、これまで同様にヴィンテージな要素を再構築した類のものです。ところが細部に目を移すとアチコチに「バルチックの次世代」を感じさせるアイデアが潜んでいるのです。
私はこの「エルメティック・ツアラー」を、バルチックさんがさらなる飛躍を達成するために生み出した「尖兵」だと見ています。このモデルからバルチックに触れた人たちが、今後のバルチックになにを求めるかによって、ブランドの在り方が大きく変わる… そんな気がするのです (*´ω`*)
12月中に入手した腕時計
⑱Timex(タイメックス) Expedition North Tide Temp Compass TW2V64400
12月ってやつはですねぇ… 危険なんですよ。何せ忙しいですし、頭の中が「進行表」で一杯になって他のことが一切考えられなくなってしまうのです。それは精神衛生上、非常に危なっかしい状態。ですので多少強引にでも心にゆとりを作らねばなりません。お解りですよね??
ってなわけで、Amazonのオススメに現われた一本の時計に私の心はときめきました。男の子の冒険心をくすぐる色、そして形… 方位計や温度計なんて金輪際使う予定はありませんが、使わない機能だからこそ「グッと来る」のです。一生来ないかもしれない「いざという時のため」に、この「エクスペディション」はあるのですから (*´∀`*)
⑲BREGUET(ブレゲ) TYPE XXI 3810ST/92/SZ9
「タイプXX トランスアトランティック(3820ST)」を手放したのはいつだったか… 入れ替えで購入する気満々だったのが「TYPE XXI 3810ST」。ところが売り払って手元にお金が入ると、余計なことを目論んでしまうのが人間です(笑)
代わりに何を買ったかはさておき… 「XX」から「XXI」という「進化のチャンスを逃した」という悔いのようなものは、私の中にずっと消えずに残っていたのです。
そしてこの2023年の最後の最後に、その後悔を払拭する機会がやって参りました。ほんと、抜群のコンディションの中古個体を見付けたんです (*´∀`*)
と言うわけで… 長年くすぶり続けていた懸案事項「トランスアトランティック買い直し」は成就しました。「お金使わん2023」みたいなキャッチフレーズはどこへやら…
このところ「タイプXX アエロナバル」の人気が再燃していますが、近年のサイズ傾向とノンデイトであることが高評価の要因でしょう。それに比べると、私が今回手に入れた「TYPE XXI 3810ST」はかなり大柄です。何せケース幅が「43ミリ」もあります。
ただ、これに関して言えば、世のパネライ使いの皆さまなら「屁のかっぱ」のはずですし、それは私も同様。大きさは全く気になりませんでした。それどころか記憶にある「タイプXX トランスアトランティック」と比較して圧倒的に勝るダイヤルの作り込みを再確認することで「今こそ買わんでどないすんねん!!」と火が付いてしまったのです(マリーンⅡ買うって言ってませんでした?? と某所で突っ込まれた件はいずれ… )
庶民の私にしてみれば相当な「清水ダイブ」でしたが、1年前ならもう数十万円も強気な値付けで売られていたはずの「TYPE XXI 3810ST」を、それよりもはるかにお値打ち価格で、しかも「ギャラ付き・内外箱付き」で購入できたのですから、とても意味のある買い物だったと思います。そうですよ。何だかんだで、ブレゲですもん(しみじみ… )
⑳LIP(リップ) CHURCHILL T18 671006
フランスの時計と言えば「リップ」ですよね。実際、時代を彩ってきた著名なモデルが沢山ありますし、現代においてもその影響力と人気は衰え知らずです。
と言うわけで、2023年の今度こそ最後の最後に私が選んだ時計は、クラシカルなアールデコ様式がキュートな「チャーチル」でした。すみません。まだ箱に入ったまんまで写真はありません(汗)
やはり私は四角い時計の律儀で上品な佇まいが好きなんでしょうね。長方形(レクタンギュラー)や正方形(カレ)の時計を見ると、どうしても視線がそこに吸い込まれてしまうのです。レベルソなんてその典型。
ゴールドケースの輪郭が際立つ「チャーチル」も同様です。何となく「おフランス文化」の香りもしますし、上品な「四角い時計好き」の皆さんにお薦めしたいですね (*´ω`*)
【総評】「20本」はさすがに反省が必要だと思いました(汗)
「20本」ってアンタ!! 今更何を言ったところで言い訳に過ぎません。提供された時計を除いたって「15本」も買っちゃってますからねぇ… そもそも提供された5本は目の前に存在しているわけですから、それは自腹を切った時計と同様にカウントすべきものなのです。そしたらもっと早めにブレーキ踏めてたんちゃうん?? 我ながらホンマに度し難い… (;´Д`)
さて、最後まで読んで下さった方はお解りでしょう。そうです。そもそもあのお店… 「Hº M’ S” Watch Store」がいけません(これを責任転嫁と言います)
あのお店が「刺さる」あれやこれやを私の手首に載せてくるものだから… そしてちょっと頑張ったら買えてしまう価格というのも誠に危険極まりない (;´Д`)
ほんの1年前まで「青山・表参道エリア」なんて「縁もゆかりもない未知の場所」だったわけで… それが今や「クロノ トウキョウ」さんの青山サロンも含めて、月に数回(下手すりゃ毎週)足を運ぶフェイバリットなエリアに。
魅力的な時計に囲まれた素敵な空間で気の良い顔馴染みさんに会える嬉しさから、頬の筋肉と連動してお財布のヒモも弛むのかもしれません (;´Д`A
ならば来年は金属製のチェーンでぐるぐる巻きにして、簡単には口を開けない手強いお財布を目指します!!(あれ?? 無駄なことは止めろみたいな幻聴が聴こえる… )
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