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手作りストラップに魅せられて両国に通い詰めた『松下庵ファン』のための写真展

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 私が東京に異動になるずっと以前から、大阪にもそのお名前は轟いていました。「サブマーシブル」「ラジオミール ブラックシール」ときて「ルミノール1950」を手に入れた私としては、極々自然な理なんですよ。「松下庵」さんへ赴くようになるのは。

 それでも最初は気後れしていたんです。たかが3本のパネライ歴ですし、パネライ一筋というわけでもない私です。日本における… いや世界的な「パネライ好きの聖地」とも言える「松下庵」に、気後れや敷居の高さを感じてしまうのも、仕方がないことでしょう。

 ところが東京生活も長くなり、腕時計好きの仲間たちと言葉をかわす機会が増えるにつれ、会話の中に「松下庵ネタ」が頻出することに気付きました。「パネライ持ってるなら一度は行きましょうよ!!」そんな風に背中を押されること幾度。そうして重い腰を上げた私が最初に贖ったのがルミノール用の「M74ストラップ」でした。ブレスレットモデルだからと購入した1950からブレスレットを外させた、誠に「罪作りなストラップ」です。

 初めて訪れた「松下庵」にも係わらず、私は都合3時間くらい滞在していたと思います。松下さんと私。お互いにやたらと真っ直ぐな会話を交わして、気が付けば私は「松下庵さんの虜」になっていました。

 モノ作りの覚悟とでも言えば良いでしょうか… 大学在学中にイラストレーターとしての活動を開始して、絵でも文字でも終始一貫「何らかのもの書き」であり続けてきた私のクリエーターの部分が、松下さんのバックボーンに流れる「職人魂」にシンパシーを感じたからだと思います (*´∀`*)

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両国「松下庵」の写真展

 そんな「松下庵」さんが「浅草にお引越し」することになったそうです。24年3月21日から「新店舗」での営業を開始とのこと。「両国」も雰囲気がある素晴らしいロケーションでしたが「浅草」「松下庵」さんが店開きするに相応しい場所だと思います。

 とは言え、手作りの良さに魅了されて両国に足繁く通った方にとって「両国の松下庵」は、ずっと思い出に残る特別な場所のままでしょう。手元の時計に付けられたストラップを見る度に「両国で買ったなぁ~」なんて振り返るはずですし。

 ってなわけで、3月9日(土)、10日(日)に行われた「展示品の割引販売イベント」の2日目の方に「最後のお邪魔」をしてきました。もちろん「刺さるもんがあったら買うでぇ!!」と目を血走らせてのことです(笑)

 そして、ついでと言っては何ですが「両国・松下庵」の勇姿も写真に収めてきました。イメージは「両国・松下庵写真展」。最後の最後で行きそびれた方、ずっと行きたかったけど行けなかった方に喜んでいただければと思います。

 では、ごゆっくりご覧ください (*´ω`*)

両国・松下庵外観

 カジュアルフレンチのお店のようにモダンでありながら、どこか和風にも見える独特の外観でした。両国という町にゆったり流れる時間を感じさせてくれる佇まいでしたねぇ (*´ω`*)

店舗内部へ(入り口付近)

 お店に入ってすぐ「松下庵」さんの世界観が怒涛のように押し寄せてきます。腕時計好きの方なら、胸の高鳴りを抑えることはできなかったでしょう (*´∀`*)

入り口正面のカウンター

 ここで要望を伝えたり提案を伺ったり、カードを切ったり(笑) ズラ~っと並べられたストラップで目移りさせられたのは、いつだってこのカウンターでした (*´ω`*)

店内フロア中央部

 アイランド状に置かれた什器類のセンスが好きでした。家具好きとしてはたまらないポイントでしたねぇ (*´ω`*)

潜水具と「マイアーレ」の模型

 「野郎ども!! その豚にしがみつけ!!」これぞ古き良きパネライの世界観です (*´∀`*)

待つ時間すら楽しかった応接スペース

 このソファーに座るだけで、初対面の方であっても自然と会話が弾みましたねぇ (*´ω`*)

ただ、誘惑が多すぎてゆっくり待てた試しがない(笑)

 「アレなんだろう??」なんて気になっては立ち上がり、座り、そして立ち上がり(笑)

M74が中心の壁面

 来るたびに読んでしまう「パネライ年表」。メリケンなガレージ風の設えでした。

窓から閑静な住宅街を臨む

 相撲の街もここまで来れば静かな住宅街。しかしここ「松下庵」だけは、いつだって大相撲の本割のような熱気に包まれていました (*´ω`*)

サイドカーのクロック(好き)

 「どこに売ってるんだろう??」と何度も見ていたサイドカーの模型。キカイダー世代はサイドカーに弱い(笑)

「マッツフライポテト L」

 果たして、噛み切れますかね??(笑)

オブジェのセンスも素晴らしい

 こう言うちょっとしたアイテムが世界観を作っていました。何の機械か解りませんが…(計算機でしょうかね??)

両国の街を警備中

 黄昏の潜水夫が一人「この街も見納めだな…」

浅草でも警備員(内定??)

 「新天地にもオレの仕事はあるだろうか…」

「アップルウォッチ」を使う日が来たならば…

 松下庵の専用ストラップを使うために「アップルウォッチ」を買ってしまいそうになりませんか?? そんなヤツ、私だけですかね??

浅草はどんなお店になるのだろう…

 相当に居心地良く、完成度の高いお店だった「両国・松下庵」。移転先の浅草でも両国同様に「腕時計好きの秘密基地」として根付くのは間違いないでしょう (*´∀`*)

ありがとう 両国!!

 「正面に礼!!」みたいな気持ちで両国を後に。誠にお世話になりました (*´Д`*)

そして「浅草」へ

 今回はほぼ写真のみでしたが、如何でしたでしょうか?? 早くも「両国・松下庵ロス」を患っている方がいたとして、少しは慰めになったでしょうか??

 他のお客さんがいらしたので撮れないアングルもありましたが(作業部屋を撮ってみたかった…)それでも、一時間近くをかけて押さえるところは押さえたつもりです。

 少しでもエモい画作りにしようと頑張ってみたものの、全体的にアンダーにし過ぎたかもしれません。まぁ、私の心中のセンチメンタルな部分が出ちまったってことでお許し下さい。

 なんだか、テリー・ファンクが「フォーエバー!!」って連呼しながら蔵前で引退したときみたいな、切ない気持ちになりまして… (;´Д`)

 ただ同時に湧いてくる「浅草・松下庵」への期待感は凄まじいものがあります。腕時計愛好家、ストラップマニアの「聖地」が新たに誕生するのですから… 楽しみだぜぇ~ (*´∇`*)

両国の最後に手に入れた「松下庵」

 さて、9日、10日は展示品が「40〜50%OFF」ということで、普段ならおいそれとは買えないストラップにも手が届く滅多にない機会でした。特に9日の土曜日には多くのファンが詰めかけてごった返していたそうで、松下さんご自身も驚いたそうです。

 垂涎の「黒桟革【極】」までもが対象でしたからね。そりゃあ賑わいますわな (*´ω`*)

 遅れて10日の日曜日に私も参戦したわけですが… いやぁ~ 買っちゃいますよ。そりゃあ。安物が安くなってるんじゃないですもん。「松下庵」が安くなってるんですよ。安いの意味が違います。根本的な価値が違います。

 で、こちらが私が購わせていただいたストラップです。1本で良いかなぁ~と思っていましたが… ダメでした(笑)

 まずはパテック フィリップ「ゴンドーロ」用。この色、ツヤ、存在感… お世辞抜きでパテック純正より上ではないかと。

 そしてクロノトウキョウ「朱鷺」用に購入した「赤いヤツ」。どちらも松下さんの提案をそのまま受け入れての購入でしたが、いやぁ~さすがに「赤」は考えていませんでした。発想の転換って大切。実際めっちゃ面白くて、思い切って仕事場でも着けたろかいなぁ~なんて考えている自分がいます(笑)

 松下さんから「難しい一本だけど、砂布巾さんみたいに解っている人に買ってもらえて嬉しい」と言われてちょっと誇らしかった私。こちらこそ面白いご提案、ありがとうございました (*´∀`*)

 「浅草」かぁ… ウチからだとちょっとだけ遠くなるんだよなぁ~ なんて考えが顔に出ていたのかもしれませんが「浅草にも来てくださいよ!!」と念を押されてしまいました。そりゃあ~どんなお店になるか気になりますもん。オープン当日に寄ったら、スゴいことになってそうですけど (;´∀`)

 昨年末にブレゲの「タイプ XXI」用にお願いしたオーダーストラップは「浅草」で受け取ることになりそうです。ここで伝えるのもアレですが、私のはゆっくりで構いませんよ~ (*´∀`*)

松下庵 新店舗情報

新店舗住所〒111-0043 東京都台東区駒形1-10-4 椿やビル2F
営業開始日2024年3月21日(木)より営業 
営業時間10~18時
定休日火・水曜日

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