昨年末に日本での正式な販売が始まった「YEMA」の時計。本日は少し時間があったので心斎橋の某ショップにお邪魔して、現物を手に取ってきました。やはり時計は触ってから買うべし( ー`дー´)
レトロ感溢れるダイバーズの「スーパーマン」、これまたレトロ感満載の変形ツーカウンタークロノ「ラリーグラフ」などの陳列がありましたが、私のお目当てはこの3針ダイバース。
右が黒ダイアル、左が青ダイアル(かなり赤みが強い珍しい色感でした)
黒ダイアルの方は、古のダイバーズによく見られた「ミラーダイアル」でした。周囲の環境を品よく写し込むので、じっと見てると吸い込まれそうな奥行きを感じます。
青ダイアルは控えめなサンレイ処理で、それがまたレトロな全体感によく馴染んでいました。二つのブレスの違いに気づきましたか?
私が注目したのは風防。しっかりとした厚みを感じさせつつも、視認性を確保した絶妙な出来の良さでした。うまく言えませんが、「丸いけど丸すぎない」みたいな印象です。
引き絞ったベゼルの緊張感もいい具合で、それぞれデザイン的な終端が「細くなるように」計算されています。リューズガード然り、ベゼルも然り。
ブレスもクラスプに向けてじわりとテーパードする「昔風な仕様」になっており、ヴィンテージ感を出すための仕掛けに抜かりはありません。手にした時の印象はぶっちゃけ「新品のアンティーク」ですね。
日本での正式な販売が昨年末に始まったばかりで、扱える種類も本数も多くないとの話をお店の方から伺いました。実は「YEMAを見たい」と思った最初のきっかけは、Instagramのポストの中に「スーパーマン ラグーン」を見つけたからなのですが、残念ながらラグーンの扱いはありませんでした。
座布団型アワーマーカーが大好きな私としては、この「ラグーン」もたまりません。機械式とクオーツ両方のラインナップがありますが、安価なクオーツを選択して雨に強い仕事時計にするのもアリかなぁ~と考えています。「よく見るとお洒落」な時計って、仕事場で一番使いやすいですからね。そして私にとって一番大事なこと、「他人と絶対に被らない」という条件も万全でしょう。これで被ったら逆に親友になれそうです(〃∇〃)
初めて触れた「YEMA」の時計ですが、華美に走らず意外と質実剛健という印象を受けました。日本では「ルパンの時計」として名高い?「YEMA」ですが、そこはかとなく香る「おフランス感」で妙に納得できるブランドだと思いました。世界に認められた絶対的な高級ブランドも良いですが、このクラスのブランドは自由で、好奇心を刺激しますね。
因みに本日はベル&ロスでした。狙ったわけではありませんが「おフランス繋がり」
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