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【チープの世界】今さらながら「Seiko5」の「ベスト5」を考える

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私は「Amazon」のヘビーユーザーです。

特別に欲しいものがないときでも無軌道に検索してしまう。さらにそこから隣接した商品情報を数珠つなぎのように辿る、兼高かおるさんもビックリの果てしない「物欲の旅」に出るのです。それは間違いなく「アマゾンジャンキー」と呼ばれる人に特有の症状。

例えば昨夜は異様に寝付きが悪かったので、気になっていた「サプリメント」を検索で探していました。最近、季節のこともあってか乾燥肌が酷くなってきたので、知り合いに聞いたビタミンC含有量の高いマルチビタミン剤を買おうと思ったわけです。

ひとくちに「サプリ」と申しましてもその種類、数、それはそれはもの凄いものがあります。事前に何かしらの情報がなければ目的の商品にたどり着くこと自体が非常に難しい。

結局、類似商品が10種類以上引っかかって訳がわからなくなったところで思考がストップ。程なくして私のスマホの「Amazon」はいつの間にか「腕時計」の数々を陳列し始めました。いや、腕時計のカテゴリーに飛んだのは私自身なのですが(;´Д`)

 

絶対買わないであろう「中華時計」の無節操なスタイリングを傍観つつ、「世界の旅・アマゾン・腕時計編」を楽しむ私。

ちなみにこういう「仮想的な買い物」で検索を行う際でも、実際の資金を念頭に置いておかなければ臨場感に欠けます。ですので私の検索条件は常に「価格の安い方」からに設定。例え買い物ごっこであっても、資金不足で欲しい時計が買えないという現実に無念のホゾを噛む私。グギギ…

そんな風にAmazonと戯れていると時間軸がおかしくなるのか、あっというまに3時間ほど経過しているときがあります。そんなとき、最後に見ているのは決まって「Seiko5」のページなのです。それも「7S26」搭載の古くて安いヤツです。不思議だなぁ…

 

私にとって「Seiko5」は子供の頃、近所の商店街で普通に扱っていたありきたりの時計というイメージでした。小さな時から「5」に興味があったらかなりヤバい子供だと思いますが、就職したばかりでホンダ・シビックに乗っていた近所の兄ちゃんが、その腕に巻いていたのも今思えば「5」だったかもしれません。

日本でいうと「昭和」を感じさせる「Seiko5」。だからでしょうか、時々、懐古趣味的に思い出しては欲しくなってしまいます。

https://www.instagram.com/p/Bvb6BeqnT7R/

えんじ色のダイアルとピンクゴールドの差し色が可愛くて残した「SNKM90KC」。確認したら倍額くらいに値上がりしていてビックリ!

 

私もかつては「Sports」でも「Superior」でもではない素の「無印5」を最大で6本だったかな…所持していました。今は「無印5」は1本だけ。それまでは結構本気で「玉があるうちに買ったるで!」的な気合で「Seiko5熱」も赤々と燃え盛っていたのです。しかし、知れば知るほどに、それは余りにも深くて広い趣味だということが解りました。

 

「これ以上踏み込んだら…あなた逃げられないわよ!」

 

私の頭の中で腕時計の妖精さんが忠告してくれた…ような気がします。おかげで時計沼の中でも特に罪深いと言われる「Seiko5沼」から這い出ることができました。以前は5、6千円で買えた「5」ですが、その安さこそが一番の「罪」。知らず知らず深い方へ歩みを進め、気がつけば戻る道を失う…それが「Seiko5沼」の恐怖なのです((((;゚Д゚))))

 

しかし「世界の旅・アマゾン・腕時計編」を繰り返すたび、最後にたどり着く「Seiko5」の癒やし効果の高さに驚きます。新旧織り交ぜて様々なバリエーションの時計たちが目を楽しませ、日々のストレスをスカッと忘れさせてくれる。時計好き、セイコー好きならきっとそう感じるはずです。買わなくてもヨシ!買えばさらにヨシ!(カジノ・ド・三宮風)

 

では、私が長年「欲しい」という気持ちのままほったらかしにしてきた「無印5」の中から、「沼」が怖くて手が出せないでいる時計「ベスト5」を見てやってください。

 

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/719pwx4gLbL._UL1280_.jpg

5位【SNK369K1】

高いお金を出してまで買いたくはない冒険的なカラーリングでも、「5」のお値段ならホイホイ買えちゃうというのがミソ(毒?)です。視覚的な引っ掛かりが随所に散りばめられていていつまでも飽きないデザインだと思います。巻板ですがブレスもなかなか…ブラックもありますが、私的には「白」。絶対に白です。ケース幅37ミリ。

 

f:id:suna_fu_kin:20191124023805j:plain

4位【SNXF05K1】

いや~格子柄のダイアルですよ。これなんかビジカジの装いにピッタリじゃないですかね。やはりこういう遊び系のダイアルは「5」で買うに限ります。ケースデザインなんかは昔のコンステレーションみたいで、アンティークといってもよい風貌ですが、ハンドが若々しいのでその辺のギャップも魅力です。使える。買えば使えるのは間違いありません。 ケース幅37ミリ。

 

f:id:suna_fu_kin:20191125005733j:plain

3位【SNK607K1】 

細胞の集合体、あるいは畳表?風のギョーシェが美しいシックな一本。「ザ・セイコー」ともいうべき典型的なデザインの中に、先のギョーシェや赤い秒針を組み込むことでジジ臭さを回避しています。これも間違いのないサラリーマンウォッチ。捲くりあげたシャツの袖口でいい感じの存在感を示してくれそうです。こうして見るともの凄く小さなケースに見えますが、ケース幅は37ミリです。

 

f:id:suna_fu_kin:20191125011136j:plain

2位【SNKL43K1】

これも「ザ・セイコー」の典型。セイコーも時代とともに洗練され、泥臭い印象を持つ時計が少なくなってしまいましたが、 「5」ならまだまだ本物…というか「現役」の泥臭いセイコーに出会うことができます。このモデルなら断然ダイアルは「青」がオススメ。そこはかとなくエロスを感じる顔をしています。このタイプのブレスは巻板の中でも特に安っぽく見える…気がしますが、私ならあえてこのままで勝負します(-ω☆)

ケースサイズは35ミリとか37ミリとかいろいろ記述を見つけましたが、37ミリじゃないかなぁ~と思います。

 

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1位【SNKE01J1】

「5界のエクツー」と呼ばれる名機。実は以前は持っていて手放したうちの一つです。とてつもなく充実したルックスの時計でしたっけ。オイスター調のブレスがよく似合っていました。白エクツー持ちの方を「オレも買おうかな~?」とマジで悩ませた魔性の一本です。本家?エクツー同様にシーンを選ばない時計でした。スーツはもちろんスウェットでもTシャツでも、はたまたネルシャツでも。何に合わせても「浮かない」というのは、スペックシートには現れない高性能の証だと思います。こうやって写真を見ていると、本物のほうが数段カッコいいと断言できます。 ケース幅36ミリ。

 

いかがでしたでしょうか?

モデルナンバーの最後で製造地域が解るといわれている「5」ですが、「J(日本国内)」であれ「K(海外)」であれ、7S26搭載ならほとんど差がないだろうと思います。私の経験では、どちらであっても「ハズシなし」でした。

「Seiko5」という膨大な時計世界を一言でまとめると「安いけど安物じゃない」ということに尽きるかと思います。オートメーションを駆使して様々なコストを減らしつつ、同時に人的要因によるミスを徹底的に排除。一般的には「枯れた」と見られる「Seiko5」ですが、作られ続け、使われ続けるのにはれっきとしたワケがあるのです。

 

おっと!最後に。

「ベスト5」からは外しましたが、ホントに今さらながら気になる「5」があるんですよ~(;´∀`)

 

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番外編【SNK621K1】

可愛くないですか?これ?

デイ表示も「そこ?」っていう位置ですし、飛びアラビアもなかなか可愛い。グレーのサンレイダイアルもシブ可愛い。NATO化不可能の代わりに、ケース、ラグ、ブレスに至る一体感がそこはかとなくラグジュアリーでエレガント。とても完成度の高いキュートな時計だと思います。

いろいろ冒険要素の多い一本ですが、そこはそれ「5」ですから、罪悪感薄めで買えちゃうわけです。うん。やっぱり「5」は怖いですね~((((;゚Д゚)))) 

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (4件)

  • 私も定年退職後、腕時計沼にはまっているオッサンです、いつも楽しく拝見しています。  腕時計楽しですね。 

  • seikomaticさま。
    ふふふ。番外編の時計、小動物みたいで可愛いですよね♪

  • bmpkさま。はじめまして!
    こわ~い沼ですが、これほど楽しい沼もないですよ(笑)
    恐れず前進しましょう♪
    今後とも宜しくおねがいします。

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