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5本目の「Corniche Watches(コーニッシュ)」として購入した、世界限定349本『THE OBSCUR II(オブスキュアⅡ)』をレビュー

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 「ロック福田の腕時計魂!」「CELIEU(セリュー)」のコラボレーション「ペリカンウォッチケース(200ケース限定)」が界隈の話題になりました。「どないしよ~」と身悶えつつ2月19日の発売開始を迎えた私ですが、今回は購入を断念。なんせ、私の目の前にはすでに「4つのペリカンウォッチケース」があるからです。ちなみに以前、セリューの中澤代表に聞いた話ですと、まとめ買いの記録保持者は私だそうです(中身のフォームだけですけどね)

 5本収納のオリジナル「ペリカンウォッチケース」に対して「腕時計魂コラボスペシャル」は最大6本の収納が可能。そこに僅かなジェラシーを感じつつ「いや!! ペリカンウォッチケースは5本入りこそが美しいのだ!!」と虚しい強弁をたれる私 (;´∀`)

 すでに稼働中のペリカンウォッチケース4個を拡張するにしても「1ケース5本」のリズムは崩したくありません。そんなわけで今後の買い増しも「5本収納ケース」で考えています。

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ペリカンウォッチケースには「5本」という単位に『意味を持たせる』楽しみがある

 現代人の生活様式からシーンごとに必要な腕時計を揃えるならば、そのユニットで最も小さな単位は「5本」ではないかと思います。「ビジネス用3針」「クロノグラフ」「ダイバーズ」「2針ドレス」「G-SHOCK(!)」。この基本ユニットから細かい枝葉が伸びていくことで、数十本のコレクションが完成してしまうわけです。少なくとも私はこんな感じですね。

 そんなユニットの最小単位をファッショナブルに収納してくれるウォッチケースが、セリューさんのペリカンです。計画段階から中澤さんにお話を伺ってそのコンセプトに共鳴したからこそ、リリース間もないペリカンウォッチケース(フォーム)を「4個同時購入」するというお大尽な振る舞いにも迷いはありませんでした。今のところ「20本の腕時計」をセリューさんに預けている格好です。

 購入した方なら同じように感じたかもしれませんが、決して「多くはない」しかし「少なくもない」5本という単位が、腕時計マニアの心をかき乱すのです。要するにですね… 5本という単位に「何らかの意味を持たせたくなる」のですよ。これが本当に悩ましい (;´Д`)

 解りやすいのは「同じブランドで統一する」でしょうか?? さらに進めて「同じブランドの同じシリーズで統一する」もより美しいはずです。ダイヤルの色を揃えたり、クロノグラフだけを収納する。或いは針やインデックスの形状に共通項を持つ時計で埋め尽くすのも、均整の取れたビジュアルになるでしょう。

 5本収納を2個で「10本」、さらにその倍数で「20本」「30本」とキリ良く増やせるセリューの「ペリカンウォッチケース」。その都会的でシステマチックなコンセプトが際立つのは、2個のツメを外し、蓋を開放した際に姿を見せる「5本の時計」… その最小単位に込められた「オーナーのメッセージ」が、強いインパクトを放つ瞬間に違いありません (*´∀`*)

だからこそ「埋めたい」衝動から逃げられない

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バルチックで埋まるペリカンウォッチケース(もう一本ありますけどね!!)

 空きスロットが気になって仕方がないのは「ペリカンウォッチケース」に限ったことではありませんし、同様に「取り敢えず埋めた」状態も何となく無視できません。美しいお気に入りの腕時計を並べて収納しているはずなのに、その様子が「美しくない」のは看過できませんよね??

 要するに、そんな中途半端な状態では5本に「意味を持たせる」ことなどできはしないのです。例えば、時計ケースの空きスロットを埋めるべく腕時計を購入する方もいらっしゃるでしょう。

 いやいや、解りますよ。私自身「本末転倒だよなぁ」と苦い自覚を抱えつつ購入した腕時計が何本もあります。後悔ですか?? それが不思議とないんですよねぇ。コンセプトを遵守して統制の取れたコレクションボックスほど、見ていて酔えるものはありませんからね。

 私は所謂「完璧主義者」ではありませんが、それでも理想のコレクションを理想のボックスに収め、理想的な管理と展示をしてみたいという渇望のようなものは感じます。「テキトーコレクター」の私にしてもそうなのですから、完璧を目指すコレクターさんが、中途半端なコレクションを良しとするとは思えません。

 要するに、理想とするコレクションの形が見えているからこそ、空きスロットを「正しく埋めたい衝動」も沸き上がるのです (*´∀`*)

コーニッシュでペリカンを埋め尽くすぜ!!

 手持ちの4つのペリカンケースのうち「2つ」はすでに「完成」しています。一つは「バルチック」、もう一つには「ニバダ・グレンヒェン」が満載状態。うん、これはこれで十分な説得力があります。このままHMS表参道さんのショーケースに放り込んでも何ら違和感はないでしょう。そのくらいの完成度は十分に出ています。

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ニバダで埋まっているペリカンウォッチケース(もう一本ありますけどね!!)

 ただ、バルチックにせよニバダにせよ… 特にニバダ・グレンヒェンは各モデルが個性的ですし、見た目もバラエティー豊か。ですから同じブランドで5本を埋めているとは言え、その「チーム」としての美しさには疑問が残ります。シンクロナイズドスイミングでも選手の身長や体格が揃っている方が演技の完成度も高く見えるじゃないですか?? 時計で言えば、せめてケースサイズくらいは揃っていないと、その域には届かないわけです。

 そしてもう一つ、すぐにでも5本のスロットを埋める可能性のあるブランドがあります。それが「コーニッシュ」です。

 そうなんです!! コーニッシュの「ヘリテージ クロノグラフ〝へリクロならば、ケースデザインが全て同じ。当然のように乱れなく、美しく並べることができるわけです… これだ!! これしかない!! (*´∀`*)

 とまあ、こんな感じで計画的に「次の一本はコーニッシュで!!」と考えていたわけではありません。きっかけはSNSのポスト。そこには2つの限定モデル「ヘリテージ クロノグラフ デマンド スペシアーレ VI」と、同「オブスキュアⅡ」がありました。むむむ… 今回の限定コーニッシュはどちらも尖ってるなぁ…(要するに刺さった)

私がヘリテージ クロノグラフ「The Obscur II(オブスキュアⅡ)」を購入するまでの顛末

 で、止せば良いのに、HºM’S” WatchStore 表参道店さんへ「限定コーニッシュ」を見に行ったわけです。現物を見たら買いますよね?? って、話はそれほど単純ではありませんでした。

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デマンド スペシアーレ VI 出典:https://www.hms-watchstore.com/
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オブスキュアⅡ 出典:https://www.hms-watchstore.com/

 何せ私には「2025年の2月は腕時計を買わない」という崇高な目標があったからです。ですから、どれほどの時計であっても、どんなに深々と刺さろうとも、ほぼ100%の自信をもって「今は買わない!!」と言えるはずでした。いやもう、閉店間際のさらにキワキワまで私の決意はアダマンタイト並みに硬く、誰が何と言おうと「買わない」で済むはずでした (;´∀`)

 今思えば、私は最初から店長の手のひらの上でコロコロと転がされていたのかもしれません。難攻不落の体を見せる私に対して、店長は最後の切り札とも言える「最強(最凶?)ワード」を発射。話の最初でこのワードが発射されていたならば、私は身を捩って急所を避けることができたでしょうし、「今回は買わーん!!」と強がりも言えたでしょう。ところが食らったのは「最終局面」。ほんの僅かに油断してバリアを緩めた、そんな瞬間だったのです。

「〇〇さんも買いましたからね!!」

 がーん… これは勝負あった。読者の皆さんは覚えておいでかもしれませんね。私が「リマウォッチ」を購入した顛末を。互いに牽制し合った末に、結局は同じものを購入した、付き合いの良い男性のことを(リンク先を参照のこと)

 「ここで引いたら魂的に負ける!!」と思ってしまったのが運の尽き。銀行口座からPayPayにお金を充填し「チャリーン」を聞くまでに時間は掛かりませんでした。やっちまったな!!(このあと店長と新宿でメキシコ料理食いました)

珍しく尖ったコーニッシュ「THE OBSCUR II(オブスキュアⅡ)」

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「THE OBSCUR II」なんてクールなんだ!!

 「世界限定349本」ですか… ぶっちゃけ、限定かどうかなんてどうでも良いのが私です。時計の限定で意識するのは「買いそびれたら手に入らない」という部分だけで、「限定だから買っておこう」なんて酔狂な買い物をしたことは一度もありません(恐らく!!)

 メキシコ料理屋でハラペーニョ入りのたこせん(たこ焼きを挟んだエビせんべい)みたいなヤツを食いながら思いましたが、今回はつくづく「買って正解」でした。

 まず、コーニッシュのコレクションに共通するのは「クラシカル」であること、そして性別を超越した「華やかさ」があることです。ところが今回の限定ヘリテージクロノグラフは「やたらとモード」なのです。尖っているのですよ。

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「THE OBSCUR II」そして、なんてモードなんだ!!

 ここ数年、HMSさんを通じてコーニッシュの… 特にヘリテージクロノグラフの推移を見守ってきた私ですが、こんな空気感を持った、ある意味「未来的」なヘリクロは初めてでした。まるで「ポルシェデザイン」のような「先進とクラシックの融合」を見る思い。このデザインだけでも購入は大正解でした。

 そもそもヘリテージクロノグラフの各種ラインナップは「ダイヤルに変化を付ける」ことで、それぞれの特色を生み出してきました。故に「見た目のアウトラインが全部一緒」と揶揄されることもあるわけですが… ヘリクロはそれで良いんですよ。「できるだけ変えないように変えている」のですから (*´ω`*)

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「THE OBSCUR II」ケースが揃っているからこそ出せるチームワークですよ

 ヘリテージクロノグラフばかりを並べると良く解りますが、まるで「歴代ウルトラマン大集合」みたいな格好良さがあるわけです。これはコーニッシュさんが「ウルトラマンであること」をしっかりと守っているからできることであって、好き勝手にヒーローを集合させたところでこうはなりません。2本、3本と蒐集する中で見えてくるものがある… それがヘリクロではないかと思います。

2020年にリリースされた「初代オブスキュア」って、どんな時計だったの??

 モデル名に「Ⅱ」とある以上、「オブスキュアⅡ」にも「前身となるモデル」が存在します。それが2020年にリリースされた「初代オブスキュア」です。

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出典:https://www.hms-watchstore.com/

 写真を見る限り「Ⅱ」よりも「黒い」ような気がします。ケース表面は「マットブラック加工」。恐らくは 「オブスキュアⅡ」のように粒子感を出したものではなく、シンプルでサラッとした「艶消しブラック」だったと思われます。今回の「オブスキュアⅡ」もコーニッシュとしてはかなりエッジの立ったデザインですが、「初代オブスキュア」はさらに攻撃的なデザインを纏っています。これも売れたでしょうねぇ… (*´ω`*)

 そもそも「OBSCUR(obscure)」には「不明瞭・暗くする」などの意味がありますから、所謂「ステルスデザイン」を目指したところもあるでしょう。針やインデックスを真っ黒にしなかった理由は解りませんが、想像するに「そこまでやったら使いにくいでしょ??」という、実用時計メーカーとしての配慮があったのではないでしょうか??

ステルスにフィールドウォッチのような「タフ」を加味した「オブスキュアⅡ」

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「THE OBSCUR II」う~ん… 男らしい!!

 「初代」「Ⅱ」を分つもの… その最たるものは「黒色の解釈」でしょうか。光沢を排したマットブラックの「初代オブスキュア」は、まるで「ビシッと決めた礼服」のような緊張感を醸し出しています。黒い時計には装着時にある種の緊張を伴うものが少なくありませんが、「初代オブスキュア」の装着時にも相応の覚悟が必要だったかもしれません。美しく着けこなすために「ユーザー自身の洗練を要求」するタイプの時計です (;´∀`)

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「THE OBSCUR II」質感が素晴らしいです

 対して「オブスキュアⅡ」はと言いますと、「Obscur Grey仕上げ」と呼ばれるPVDのサンドブラスト加工が、どことなく人肌を感じさせる仕上がりになっています。その分、「初代」に比べると大幅に「人なつっこく」なった印象です。ブラックからダークグレーにトーンを変えたことで、使えるシーンも広がったことでしょう。これならば、例えお洒落イケメンでなくても、臆することなく使えそう(私が買ってるくらいですので)

 同時に、研ぎ澄まされた印象の「初代」には感じなかった、フィールドウォッチのような「タフさ」を獲得しています。ソリッドなイメージの初代から、包容力を感じさせる「オブスキュアⅡ」へ。同じ「オブスキュア」の系譜であっても、こうやって細部に目を凝らせば多くの変更点が見付かりますね。

「セラミック製ダイヤル」でアップしたクラス感

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「THE OBSCUR II」影までも柔らかく美しいセラミック ダイヤル

 特筆すべきディテールの一つが「ダイヤル」です。素材は「セラミック」。上品な光沢があり、針が落とす影さえも美しく見せてくれます。何の変哲もないモノトーンのダイヤルに見えて、とても見どころ多い出来映えなんですよ。ツヤ有りにもツヤ消しにも見えるという不思議な質感。何だか数クラス上のプロダクトに見えますね。

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「THE OBSCUR II」赤の差し色がいちいちお洒落です

 立体的でグラフィカルなインデックスは視認性バツグン。洗練されたタキメーター、安定感のあるバイコンパックス。ダイヤルと針に施された赤のワンポイントがとてもファッショナブルです (*´∀`*)

もはや必然の「VK64」搭載

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「THE OBSCUR II」VKで裏透けは見たことがありません

 Seiko製ハイブリッドクロノグラフムーブメント、お馴染み「VK64」を搭載。ヘリテージクロノグラフユーザーにはお馴染みのムーブメントです。クオーツでありながら機械式のようにスムーズに運針するクロノ針はやはり素晴らしい。もしもこのムーブメントが存在しなかったら、そもそも、ヘリテージクロノグラフがこの世に生を受けていたかどうかも疑わしいところです。

Obscur Greyの「ラバーストラップ」には、ケースカラーに合わせた「フォールディングバックル」が付きます

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「THE OBSCUR II」品の良いモノトーンのラバーストラップ
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「THE OBSCUR II」肌への密着面積を少なくして、快適な使い心地に配慮

 独特の色味を持つ「ラバーストラップ」が標準装備。コンセプトカラーである「Obscur Grey(オブスキュアグレー)」が美しいFKM(フッ素ゴム)ラバー製です。

 この素材に関しては以前から困っていることがありまして… ホコリをやたらと絡め取っちゃうんですよ。肌触りは抜群に気持ち良い素材なので、着ける分には最高なんですけどねぇ (;´∀`)

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「THE OBSCUR II」ケースに合わせたカラーのフォールディング バックルを標準装備

 驚くべきは「フォールディングバックル」でしょうか。ケースのカラーにきっちりと合わせた着色がなされています。最近のマイクロブランドは本当に隙がないですね (*´∀`*)

オブスキュアⅡ用のブレスレットがあったらなぁ~(チラッ)

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「THE OBSCUR II」想像して下さい。ブレスレットがあれば… と

 ヘリテージクロノグラフのオーナーになれば早晩に沸いてくると思いますが、使いたいわけですよ。「ブレスレット」で。そこで皆さんコーニッシュの公式をお探しになるでしょう。メニューには「BRACELETS」がありますし、これだ~と思ってタップしますわな??

 ズッコケますよ?? お洒落の方のブレスレット(バングル?)が出てくるので(笑)

 要するに、時計用ブレスレットの用意がないのです。まあねぇ、カラッとした気候のお国であれば、年中ストラップでも構わないでしょう。ですがここは東アジア。近年は「温帯?? 亜熱帯ちゃうんか!?」としか思えない、うだる暑さの日本でございます。故にブレスレットの時計が大活躍。

 そんなお悩みに応える形で「ヘリテージクロノグラフ用ブレスレット」を作っちゃったのが、HºM’S” WatchStoreさんです。ヘリクロのトータルなイメージを壊すことなく良く練られたデザインで、私の中ではすでに純正品の扱いになっています。

 そこでHMS表参道店の店長さんに質問してみました。「オブスキュアⅡ用」のブレスレットを作るご予定は?? (;´∀`)

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ヘリテージクロノグラフ専用「ライスブレスレット」

 「予定はありません」とのことでした。まあそうですよねぇ。オブスキュアⅡにしか使えないわけですし…「砂布巾さんが持っているブレスレットを『PVD加工してもらうのもアリですよ!! 」と笑顔で提案されましたが、さすがにそれは高過ぎるハードル。しばらくはラバーで楽しみつつ、ゆっくりとストラップを探すことにします。

シリアル番号が付きます

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「THE OBSCUR II」シリアルナンバープレート

 HºM’S” WatchStore 表参道店さんで限定モデルを購入する楽しみの一つに「シリアルナンバーを選べる」があります。好きな番号は早い者勝ちの争奪戦ですが、そのようなチャンスがあるだけでも楽しいことです。私も「残り福」みたいな番号を選ばせてもらいました (*´ω`*)

相変わらず美しい「ピアノブラックのボックス」

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「THE OBSCUR II」ピカピカツヤツヤのボックス

 コーニッシュ ヘリテージクロノグラフと言えば「ピアノブラックのボックス」です。麗しい見た目なので、普段の収納場所として目に見える場所に置いておくのも良いかもしれません。指紋には注意(笑)

最後に…「クールな」コーニッシュを加えてペリカンウォッチケースの5スロットは埋まった… あれれ??

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「THE OBSCUR II」今回の写真は3本のレンズを使い切りました

 クラシックな基本デザインに流行のカラーリングを織り交ぜ、素材や仕上げにも拘っているのがコーニッシュの「ヘリテージクロノグラフ」。その印象をひと言で言い表わすとすれば…「華麗」でしょうか?? だからこそ時計好きの男性はもちろん、完成度の高いファッションとして女性からの支持も高いわけです。

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「THE OBSCUR II」もはや不変のデザイン

 さらに言えば、ヘリテージクロノグラフには「絶対的な安定感」があります。クラシックの流儀に則った雰囲気満点のダイヤルデザイン。そこに外野が口を挟むような余地は存在しません。古いも新しいもない、時代を超越した安定がヘリテージクロノグラフの魅力を支えています。

 世界限定349本「THE OBSCUR II(オブスキュアⅡ)」は、そんなヘリテージクロノグラフの中にあって、一際異彩を放つモデルです。同シリーズの特徴である目立つカラーの衣を脱ぎ捨て、まるでスポーツカーのプロトタイプのような空気を纏う「オブスキュアⅡ」

 例えベースが同じでも、最終的なコンセプトを変えればこれほどの変化が起きるという見本だと思います。こうして並べてみると一目瞭然。同じシリーズでありながら、他のモデルとはまるで異なるオーラを出しているではないですか。

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「THE OBSCUR II」嗚呼… 格好良すぎる

 「華やかなヘリテージクロノグラフ」「クールなヘリテージクロノグラフ」… 同じデザインの39ミリケースでありながら異質な風を送り込んでくれた「オブスキュアⅡ」… 正解だ。買って良かった。

 とここで、私の「勘違い」を告白します (;´Д`)

 私がこれまでに購入した「ヘリテージクロノグラフ」は総数「5本」。これは間違いありません。ただ、うち一本は海外に本部のある某腕時計販売サイトから購入した中古品でして、それもすでに売り払って手元から消えています。売った記憶は朧気ですが、グーグルドライブ上に自分で作ったスプレッドシートのリストを見付けたので、恐らくは実行したのでしょう。

 ってなわけで「オブスキュアⅡ」を購入した段階で、現在の所有総数は「4本」と言うことになります。残念ながら、ペリカンウォッチケース… 埋まりませんでした(汗)

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「THE OBSCUR II」追加するなら暖色系のダイヤルか!?

 このままでは自分の気が済みませんので、どこぞのタイミングで「あと一本だけ」ヘリテージクロノグラフを購入します。それで一旦、私の「ヘリクロの旅」はゴール。その後「どうしても手に入れたいヘリクロ」が出現したら?? う~ん… 入れ替え戦ですかね??

Corniche Heritage Chronograph THE OBSCUR II(世界限定 349本)
ケースサイズ(高さ・幅・厚み)47mm×39mm×11.5mm
ラグ幅(ベルト幅)20mm
ケース素材316Lステンレススチール製
ストラップグレー・FKMラバー製
風防ダブルAR+指紋防止コーティングサファイアガラス
防水5ATM
ムーブメントSeiko VK64(メカクォーツ)クロノグラフ
付属品・保証CORNICHE純正BOX、保証書 1年保証(ムーブメント部のみ

追記:黒いケースの時計って、使いにくいんとちゃうの??

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「THE OBSCUR II」黒い時計を避ける人がいることは事実

 限定ヘリテージクロノグラフとしてリリースされた「2モデル」ですが、今のところの売れ行き的には、オブスキュアⅡよりも、ブルー文字盤が鮮烈な「ヘリテージ クロノグラフ デマンド スペシアーレ VI」の方が若干上回っているそうです。ブルー文字盤… 相変わらず強いですね(笑)

 この現象にはもう一つの理由があると思っています。ステンレスシルバーケースの時計では感じることのない「黒ケース」特有の「心理的なハードルの高さ」がそれです。

 思えば私自身、昨年の初頭まではG-SHOCK以外で、黒ケースの時計を率先して買おうとは思いませんでした。ステンレス本来の色であるシルバーカラーのケースの方が「圧倒的に使えるシーンが広い」と考えていたからです。

 今なら解ります。それはある意味正しく、ある意味間違いであると

 使ってみると解りますが、黒、或いは黒に近いモノトーンのケースには、あらゆる服の色と調和し、尚且つ袖口をキュッと引き締めてくれる効果があるのです。シルバーカラーのステンレスケースはその輝き自体に「アクセサリーとしてのキラキラ要素」がありますから、ダイヤルカラーなどと相まって思いのほか主張が強く出ます。ですので、無意識のうちにバランスを取ろうと服装に気を使うケースも多々あります。

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「THE OBSCUR II」優しく寄り添うダークトーン

 ところが「黒いケースの時計」の場合、コレクションボックスから適当に選んだとしても、服装との違和感は発生しません。黒であるが故に「目立つ」。しかし同時に、黒であるが故に「恭謙」でもあるのです。この特性に気付いてから、私の中の「黒ケースアレルギー」は消え去りました。昨年は黒ケースの時計を何本も購入しましたが、どれもこれも気兼ねなく使えて重宝する時計たちです。

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「THE OBSCUR II」どこを切ってもクールビューティー

 ってなわけで、皆さん。魅惑のダークトーン「オブスキュアⅡ」… 行っちゃって下さい。先ほど聞いたら「日本国内にあと4本」だそうですから(この週末で売り切りそうな予感…)

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (2件)

  • いやーかっこいいですね!
    黒いレザーベルトなんか相性が良さそうですけど
    本体がブラックなので、意外と色で遊べそうな感じですね!
    ベルト選びが楽しそうです!

    そして写真が美しいです!
    正面からの写真はクロノスの表紙で出てきても違和感ないですな!( ̄∀ ̄)

    • Y太さま、いつもコメントありがとうございます♫
      黒い時計がまた増えました(笑)

      黒と言っても色んな解釈があって、もしかしたらSSのシルバーよりも奥が深いかもしれないなどと思い始めています。
      ストラップどうしようかなぁ~?? (*´ω`*)

      写真を褒められると嬉しいです。
      ド下手くそから良くぞここまでと、自分でも思います(笑)

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