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新作「34mm」はあっという間のソールドアウトでした(クロノブンキョウトウキョウ)

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 去る7月21日23時、インターネット上で開催された「Kurono Bunkyō Tokyo(クロノブンキョウトウキョウ)」さんの新作時計発売日に、実は私も参加していました。それなりに気合いを入れての参戦です(本数限定とかに踊らされることって、あんまりないんですけどね~)


 事前に今回の新作「34mm(これがモデル名とは)」を公式サイトで見た瞬間、元来シブチン(関西弁でケチのこと)な私にしても、殊のほかすんなりとお財布の口が開きました。

 もちろん、私の財布ですから全開になったところでたかがしれています。今回の「34mm」購入に前向きになった理由の一つが「意外とお手頃な価格設定」にあるのは間違いありません。

 ですが、例えばもう少しお高い価格だったとしても、私は行っちゃってたかもしれません。だって、キレーな「ブルズアイ」なんですもん(*´∀`)

 ここ数年、地味に探し続けている案件の中に「アンティークのブルズアイ」がありましてねぇ。実際これまでにも、心惹かれる何本かに出会ってきたワケですが…残念ながら未だ購入には至っていません。その辺のハッキリした理由は自分でもよく分かっていませんが、折角のブルズアイダイアルなんだから、可能な限りキレイな状態のモノが欲しいなぁ~と、そんなコトは考えていましたっけ(;´∀`)

 そこに今回、独立時計師の浅岡肇さんが作る時計を手に入れる貴重なチャンスが到来。しかもそれが憧れの「ブルズアイ」だというじゃないですかぁ。

 すでに今月、2本の時計を購入しているにも関わらず、ワタクシ、妙にやる気が沸いてきましてねぇ。まぁそれだけ今回の新作が、大の大人の冷静な経済観念すらも破壊する、魅力的なお時計だというコトですよ(*´∀`)

 で、購入の準備として公式サイトにユーザー登録をするワケですが…あれれ??グーグルさんがログイン情報を覚えてる…

 何かの機会に登録してたんですね。何が気になってのことかは忘却の彼方ですが…よくよく見たらコレ、大阪の住所じゃないですか!?

 アカン!!(笑)こんなもん大阪の宅配ボックスに入れられたら…言い訳のしようがないですがな(;´∀`)

 良かったヨー、購入前に気が付けて(;´Д`)

 そんなこんなで東京の現住所に修正して登録。準備万端となりました。よし来い!!7月21日。

 そして発売日当日、もちろん私は仕事でしたが、予想外に早めに帰宅することができました。そこで改めてゆっくりと「本日の狙い目」を確認することに。

 私のお目当ては、白っぽいダイアルにブルーのラインが入ったブルズアイのこちらでした。

(34mm White/Blue)出典:https://kuronotokyo.com/

 腕時計本来の使い易さや今後の季節の移り変わりを鑑みたとき、このデザインが最も汎用性が高そうに見えたのです。素直にそう思いました。控え目なステップドベゼルも、ミッドセンチュリーな感じが出てて大好物。

 ですが、なまじ時間があるのも考え物です。私のルーツの一つである「デザイナー」としての自分が、何やら物言いを付けてきまして。

 「ホンマにそれで良いんか??」

 「赤いヤツのデザインが一番完成度高くないか??」

右から2番めが「赤いヤツ(White/Red)」
出典:https://kuronotokyo.com/

 実はそれ、一番最初に感じていたことでした。確かに「赤いヤツ(White/Red)」「青い針(焼きではなさそげ)」を最も映えさせるデザインに見えました。一般的に良いデザインの絶対条件として「余白すらも美しく見せる懐の深さ」というものがありますが、その点「赤いヤツ」は、ダイアルのバイカラーがインデックスなどの細かい要素を効果的に引き締め、同時に赤色の帯の印象は「個性として残る」というところに、デザイン的な潜在能力を感じました。

 私は出自がバウハウスを学んだデザイナーなので、何を作る(見る)にしても「コントラストを重視する」傾向があります。「小さなモチーフに強いコントラストを与える」は、私がデザイナーとして使い続けてきたモノサシなのです。

とはいえ、腕時計として、自分が普段使い続けることを前提に考えるなら、ブルーのラインが入ったモデルが最適解なのは間違いなく、恐らくはそれが一番人気になるであろうことも想像できます。絶妙に生体(肌)との相性が良さそうな色味ですし、服にも合わせやすそうです。

そんなことを悶々と考えていたら、あっという間に23時まで10分前になっていました。ログイン状態もチェック済み、各種情報も入力済み。問題ナッシング!!いよいよ出陣です。

5分前、ようやく「初志貫徹」という気持ちになることができた私。一番競争率の高そうな「White/Blue」モデルを狙い撃ちすることに決めました。あぁ…年甲斐もなく燃えてきたぜぇ~( ー`дー´)

そして「23時ジャスト」になりました。

ここでちょっと面食らったのは、23時の数秒後に起こった画面の遷移。え??アレ??どーなってるの??…今考えれば、ここでの数秒も痛恨でした。一瞬、自分がどういった趣旨のページにいるかが解らず、ムダに焦ってしまい…(;´Д`)

それでも何とか仕組みを理解することができて、お目当ての「White/Blue」モデルをカートに放り込みました。やったぜぃ!!あとは思い切りポチるだけだぜぃ!!

ところが、ここに至って「良いのかね??その色で…」と内なる何かが問いかけてきまして、その逡巡に十数秒を費やしてしまったのです。

で、あろうことか「赤いヤツ(White/Red)」もカートに叩き込んでしまった私。この時点で冷静な判断ができなくなっていたようで「2本とも買ったれ!!」という破壊的な心境のままに購入ボタンを押しました(;´∀`)

「どっせーいッ!!(ポチッ)

「そーぅるど アウッ!!」

(´;ω;`)

 ホンマに2本ともあっという間の「Sold out」でした。感覚的には30秒ほどの勝負だったような気がします。半ば放心状態のままに調べてみたら、4本ともキレイに売り切れていました。

今回の敗因は私の変態的な拘りと、初志を貫徹できない優柔不断さにあると思っています。1つ目をカートに入れてそのままポチっていれば、無事購入できた可能性は否定できません。

一瞬の気の迷いが数十秒の空白を生み、それが敗北へ直結した今回。全種「Sold out」の事実を突き付けられてからの1時間は、虚脱感と敗北感に打ちのめされてしまいました。そういえば「早い者勝ち」とかで勝てたことないもんなぁ…生来の負け犬気質なんですわ…仕方がないので枕を濡らして寝ましたとさ(´;ω;`)

とにかく、この悔しさは「Kurono Bunkyō Tokyo」さんの次回作で晴らしたいと思いますので、お手頃価格でシブ好みなヤツを一丁よろしくお願いします。いつまでも待ってます!!浅岡さん!!(*´∀`)

(なんて言いつつ、今月の3本目(4本目)を買わなくて済んだことに安堵を感じる私…)

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