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GVのミルガウスが「200万円」って?

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久しぶりに「中野」まで腕時計を見に行きました。相変わらずの人混みですねぇ。

関西で言えばせいぜい「西中島南方」くらいの規模の街だと思うのですが、それであの集客力は凄まじいです。ある意味、観光地なのかな?「ブロードウェイ」があるからかしら?

西中島南方については…ググって下さい(笑)

今回の目的…「お目当て」については、恥ずかしいので聞かないで下さい。自分でも「身分不相応が過ぎる時計」だと思っていますので…それでもね、人は夢が無ければ生きて行けないのですよ(;´∀`)

…てなわけで、本日も大繁盛の「中野ブロードウェイ」へ。漫画、アニメ、コスプレ…そして「腕時計」。腕時計に関して言えば、銀座のように落ち着いて見れる場所ではありません。どこか気忙しく、行き交う人の種類も違う感じ。だけど、そこに猥雑な「るつぼ感」があって、エキサイティングだったりします。

ほぼ全ての腕時計屋さんを廻って「お目当て」を探しましたが、現行モデルは見つけたものの、私が求める旧型…「アラビアインデックスのダイアル」はどこにも扱いがありませんでした。少し前まではフツーに出会えたモデルなのに(;´Д`)

現行と旧型ではかなりの価格差があるはずで、しかも私の好みは圧倒的にアラビアインデックスの方なのです。現行品は「格好いい」、旧型は「可愛い」…そんな感じです。う~ん、そっかぁ、無いかぁ…(´;ω;`)

しょうがないので、特に目的も定めず「情報収集」に切り替えました。視覚に飛び込んでくる情報を覚えて帰って、後々、ブログのネタに練り込もうと考えたわけです。

まず、これは相変わらずでしたが、「血まなこ」なお客さんのほとんどが「ロレックス」狙いでした。並行と中古中心の場所でありながら、注目は変わらずロレックスなのです。

そして恐るべきことに、とっぽい大学生のような身なりの兄ちゃんでも、天井知らずの「並行価格」を目前に、全く臆したところがないのです。兄ちゃんらのサイフ、一体どうなっとんのや?(汗)

まぁ、それは良いとして…私が驚いたのは「116400GV」『オイスターパーペチュアル ミルガウス』の現在の値札を見たときでした。

ほぼ「200万円(税込み)」(;´∀`)

「200万円」ですよ?単なる3針でしかも「ノンデイト」ですよ?ほんの数年前までは、不人気ロレックスの頂点とも称された「変態ロレックス」がですよ?

昨年末、久しぶりに大阪に帰郷した際、「ミルガウスって今の並行価格、幾らくらいなん?」と友人に訊ねられた私。「う~ん…160万くらいとちゃう?」とテキトーに答えた記憶がありますが…その認識が合っているなら、ひと月で40万くらい上がったってことですかい?旦那?

恐らく、一番ビックリしてるのは「ミルガウスオーナーの皆さん」でしょう。「白ミル(116400)」が一足早く高騰して、200万円を軽く突破したときにもビックリしましたが、ミルガウスシリーズ全体の「不人気品の倍返し」が始まったのかもしれません。

これまでのパターンに当てはめると、「新製品の噂」「旧機種の価値の上昇」はセットのようなものです。けれど、それが当てはまらないモデルもあったはずなんです。ロレックスほどの歴史があれば。それがねぇ…まさかですよ。「ミルガウス」までもが…

不人気品を所有している自覚ってやつが、ミルガウスオーナーには必ずあると思うんです。だけどそれこそがミルガウスオーナーの「孤高」だと思いますし、「オレが使ってやらなくてどうする!」みたいなものを感じさせてくれるのが「ミルガウス」という時計だと思うのです。

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例えばネコで言うなら、柄が個性的過ぎて一般的には可愛いいと思ってもらえない「サビ猫」じゃないでしょうか?何かの縁で飼い始めたら、それこそハマっちゃうわけですよ。その「圧倒的な個性」の塊に。

それにしても、数年前と現在とでは「ロレックスを購入する」という行動の原理が変わってきました。現在はロレックスを入手することが「頂点」みたいになってしまった感すらあります。

私がミルガウスを購入した時は、私のサイフからその時に出せる金額の限界が「ミルガウスが買える」くらいのものだったので、「じゃあ今回は変態ロレックス行っとこか?」みたいなノリだったと思います。

もちろん、その倍額出せるなら「オーバーシーズ」なんかも買えた時代でした。だけど、そんな大金は払えそうにない。そこで「我慢して」の変態ロレックスだったのです。

現在でも運良く正規で買えるなら、それほど変わりはしないでしょうが、並行価格、それも「200万円」となると事情が変わります。私なら「200万円」のミルガウスは買いません。っていうか絶対買えません(;´Д`)

皆さんのお財布事情ではどうか解りませんが、私の薄っぺらいお財布で「200万円」は大金です。しかもこのまま高騰が続くなら、白ミル並の「250万円超え」も有り得る状況です。

段々とミルガウスを着けて外出するのが怖くなってきました。「ロレックスおやじ狩り」とか、しやすそうじゃないですか?妙に目立つ時計だし…(;´Д`)

「250万円」を時計に使って良いのなら、私なら中古の「雲上」「ランゲ」、または「ブレゲ」辺りを狙います。腕時計愛好家としては間違いなく、そっちの方が意味深い散財だと思いますし。

オーナーとしてはハッキリと「ミルガウスは良い時計だ!」と断言できます。しかし、所詮は「3針、ノンデイト」です。売りだった耐磁性も優位はなくなっちゃいましたし、その存在価値は「変わり種であること」くらいしかないんですよ。

どうしても欲しい人を止めるつもりはありませんし、仲間が増えることは喜ばしいことですが、できれば「正規で買えたら買う」くらいの気持ちで狙って下さい。

現ミルガウスオーナーとして、並行の取引価格が上がることは嬉しいことでもあります。しかし、物の価値を純粋に精査すれば「アレ?なんかおかしいんとちゃう?」としか思えなかったので、急ぎブログにまとめてみました。

本日も貴重なお時間、ありがとうございました。

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