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Chrono24で「神々の遊び」に興じてみては?

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私は腕時計が好きです。別に高級じゃなくても構いません。いやむしろ、安いくせに骨のある時計とか、そういうのが大好きなんです(*´∀`*)

そもそも、高価なら「良いもの」なのは当たり前じゃないですか?名ばかりの「高級」に喜んで大金を支払う人がいるとしたら…私なら体を張って止めます(笑)

特に高級腕時計なんてものは、ほとんどの人にとって興味の対象外です。どれだけ凄い時計を着けてたって、目の前で腕をクルクル回して見せびらかしでもしない限りは、まず気付いてもらえません。所詮は自己満足を完成させるだけの所業。誠に残念ながら、腕時計趣味とは元来そういうものだと思います。

それに私は「関西人」です。

関西人は「安うてエエもん」が大好きです。例えば、関西人が「これ、幾らに見える?」って訊くときは、間違いなく「安いもの自慢」をしたいときです。

「ん~1万円くらい?」

「ブブー!!正解は300円でした!!」

幼い頃から、近所のオバちゃんたちの「安いものが正義」という絶対的な価値観をゆりかごに育ってきた私。ですから「大金を払って高価なものを買う」なんて、むしろ、馬鹿にされかねない行為であることを承知しています。根っからの関西人にとっては、遺伝子レベルで恥ずかしさを感じちゃう行為なのです。

関西のオバちゃんたちならば、一斉に次のようなツッコミを入れてくれることでしょう。

「アンタ!こんな時計に100万も使こたんかいな!?」

「チロルチョコ、何個買えると思てるん!?」

チロルに換算する準備も、予めしておくべきかもしれません(笑)

まぁ、こんな感じの風土で育った私ですから、大好きな趣味とはいえ、高価な腕時計の購入には必ず「良心の呵責」が付きまといます。それは、私のような安月給の身の上なら尚更です。

できるだけ安く、そしてできるだけ濃密に腕時計を愉しみたい…この「基本姿勢」があればこそ「エントリーモデル専」「ミドルクラスのブランド中心」のコレクションが形作られました。安いけれど、十分に腕時計の本質に迫れるような時計を探す面白さこそが、私の腕時計趣味を支えていると言っても良いかもしれません。

そんなわけで、私のコレクションを現在の「高級腕時計」の基準に照らせば、「めちゃめちゃ高価な腕時計」と呼べるものは一本も無いはずです。例えば天下のロレックス「ミルガウス」にしたところで、並行価格が異様に高騰しているだけであって、実質的な価値で言えば定価を超えるものではないでしょう。私は気に入っていますが、あの見た目ですから高級感もさほどありませんし。

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良い時計ですが、高級感を目指したモデルじゃないですしねぇ(笑)

そんなこんなで私の腕時計趣味なんてものは、所詮は細々として質素。やりくり上手なオッサンが「お小遣い」で賄える程度のお遊び。ハイクラスな皆さんからすれば「なんだ、その程度か」と、鼻で笑われるくらいの可愛いものに違いない…そんな風に考えてきました。

実際、「この程度やったら、ワシでも買えるやろか?」と、薄っぺらいお財布と協議しながら、現実的な「夢」しか見ないように心掛けてきたのです。これはどんなに好きな趣味であっても、決して溺れないようにするための「戒め」でもあります。

凄い時計を数本…よりも、そこそこの時計を何十本も味わいたいのが私という男。ならば、私の経済力から言っても「身の丈主義」は守らなければなりません。

ですが…「身の丈」に例えるには、少々羽目を外し過ぎていたかもしれません。以前にも書かせていただいた通り、いくら何でもお金を使い過ぎました(;´Д`)

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腕時計の世界的マーケットプレイス「Chrono24」さんの『Watch Collection』に腕時計を登録した結果が、一覧表示される画面です。

恥ずかしいのでモザイクをかけさせてもらいましたが、それこそ「戒め」と言うなら、思い切って公開すべきだったかもしれませんね(;´Д`)

それにしても…「ワシ…ホンマのアホかもしれん」これを見たときは、さすがの私もそう思いました(;´Д`)

さらに恐ろしいのは、まだ20本近くの時計が「未登録」だという事実。つまり、実際には確実に「K点」を超える…ということなのです。

デイトナもなければ、ランゲもない。雲上なんて一本もなくてこれです。「微妙な腕時計」をチマチマ集めて…これです(;´∀`)

さらに言えば、これまで購入した時計で、すでに処分したものに関しては一本たりとも登録していません。ピゲも無ければ、オヤジの形見なども入っていません。

しかも、ここに現れた数字は現在の「市場価値」です。酔狂にも微妙な腕時計ばかりを集めてきた者の「性」ではありますが、実際に購入費用として散財した金額からはだいぶ目減りしています。こういう時ですね。ロレックス中心にしておけば良かった…なんて、そんなしょーもないことを考えてしまうのは(汗)

考えてみれば、ここに登録した腕時計の多くは2017年以降に購入したものでした。この「2017年」は、停滞していた私の腕時計趣味に再び火を付けた記念すべき(?)年だったのかもしれません。バーゼルも盛り上がってましたし、新興を含めた多くのブランドが次世代に舵を切ったようにも見えて、何やらとても眩いシーズンでした。

そんなこんなでこの年の私は、誰よりも早く、そういった「ホットな新作」を手に入れることに腐心しました。その辺の「無駄に熱心な行為」が、枯れ気味だった私の腕時計愛の「アフターバーナー」に火を付けたのでしょうか…慣性を得た「情熱」はその速度を維持。

その勢いのままに、あれよあれよと所有本数は100本を突破。そこでようやく「さすがにこれはマズいやろ」と反省した私は、昨年春だっけ?に、全く使っていなかった古めの時計に関して処分を断行しました。それでも未だに70数本の時計たちがひしめいています(;´∀`)

私が『Watch Collection』に登録した時計たちは、一般的には安いものがほとんどのはずです。ローンには頼らず、常に「いつもニコニコ一括払い」をモットーにやってきました。私が一度に出せる金額なんぞは「たかが知れてる」はずですしね。それなのに…(;´∀`)

『Watch Collection』が見せてくれた数字は、いかに無駄遣いを繰り返してきたかを教えてくれるものでした。それは、今の生活レベルで言えば完全に「分不相応」なラインです。2017年以降に購入したものばかりだと考えると、たった5年ちょいの期間でここまで到達したことになります。流石に「お殿さまご乱心」の域でしょう。

世の中には、様々な趣味をお持ちの方がいらっしゃいます。外車を数年でコロコロと乗り換えちゃう人。一回の旅行に100万円以上を費やし、それを年に数回は繰り返しちゃうような人。私と同い年で、すでに別荘を3軒購入したという日本人離れした友人もいます(;´∀`)

そんなレベルの人にしてみれば、私が「震えた」数字なんて、ほんの序の口かもしれません。「気にすんなよブラザー!」と言ってもらえるかもしれません。

ですが、腕時計蒐集は「自分しか幸せになれない」タイプの趣味です。家族の誰も喜ばない、周囲の理解も得られない、そんな「業の深い趣味」なのです。外車や別荘なら家族や友人も恩恵に与れるでしょう。「一緒に楽しむ」ことができるからです。

しかし腕時計趣味には、そういう「他人を幸せにする」という波及効果がありません。その分、同好の士を見つけたときの喜びは、とてつもなく大きなものですが、それで多額の出費を正当化できるかと言えば…一般常識的には難しいでしょう。自分の「欲」のためだけに使ったと考えれば、金額の多寡を考慮に入れたとしても、その罪深さからは逃れられません。

私が腕時計を購入した際に、喜びと同時に必ず後悔を感じるのは、その辺の心理的負担が大きく働いているはずです。

さて、腕時計を愛する皆さま。興味のある方は、自慢のコレクションを「Chrono24」『Watch Collection』に登録してみて下さい。型番を調べたり写真を用意したりなどの手間は掛かりますが、単純に「現在の資産価値が知りたい」なら、これはうってつけの機能です。相場の変化がリアルに解りますし、中々楽しいですよ。

SNS上で日々「眼福な高級腕時計の写真」を拝ませて下さるハイクラスなオーナーの皆さまなら、私が脂汗を浮かべて対峙した「大台の数字」でも屁の合羽のはずですよね?ね?(*´∀`*)

『Watch Collection』に登録して、ご自分の腕時計の「実物資産」としての価値をいち早く確かめ、今後の展開に思いを馳せるも良いでしょう。自らの散財の「現在位置」を把握して、その「爪痕」の深さに身悶えるも悪くありません。こんなトホホな経験すらも、腕時計好き同士なら共感出来ちゃいそうですしね…(;´Д`)

まあ何にせよ、だれもが羨むような凄い腕時計を買い求め「神々の遊び」に興じる方々にこそ試して欲しい…それが「Chrono24」『Watch Collection』なのです。

「私のコレクションだ」

「お前のだったのか」

あー懐かしい(笑)

そして「アンタの散財なんて、大したことないわ!!」と、私の器の小ささを笑い飛ばして欲しいのです。その時「ワシなんて、まだまだやったわ!」と思えれば、私の「良心の呵責」も、多少は軽くなるはずですので(;´∀`)

さぁ!!老いも若きもご一緒に『Watch Collection』で自らの「業の深さ」を目の当たりにしてみませんか?(笑)

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