正直！来年狙いたい「腕時計5選」

「今、欲しいモノ」を詳らかに語るって、何だか恥ずかしいですね。自分の欲望のインナースペースを開放して「ささ！奥へどうぞ！」みたいな感じですから当然なのかもしれませんが、誰かさんに「この身の程知らずの痴れ者め！」と言われやしないかと、ナノサイズな肝っ玉がさらに縮んでしまいそうになります。それでも…

「正直！来年狙いたい腕時計5選」を書き記しておこうと思います。

まず、「5選もあるんかい！」なんですよね（汗）

少し前にお伝えしたとおり、現在進行形で「腕時計の放出」準備を進めております。これがなかなか大変でして…箱はあるのにギャランティカードがないですとか、まぁ、ありがちな事態が起きまくっています(´；ω；｀)

あと、同じブランドの時計が複数の場合、どれがどの箱に入っていたのかが解らない（汗）購入時期には10年近く開きがあるのに、何故に箱が全く同じなのか…勘弁してもらいたいです。ポストイットでも貼っておけばよかった…(；´Д｀)

もちろん、手持ちの時計をしっかり整理してからの話にはなりますが…腕時計放出計画が順調に進むことを前提にしてお話させて頂きます。

んだば、ちょっくら見てもらいましょうか！

　我が飽くなき欲望の一端をぉぉぉぉ！！！

（壱の欲望）サントス ドゥ カルティエ LM（WSSA0018）

結構以前から指を咥えて咥えて、しわしわになった指をさらに咥えさせたサントス。自分自身「このオッサンがカルティエっすか？（笑）」と思いつつも、ブティックで腕に載せる都度、惚れ惚れするような美しさ。例えコレクションケースの肥やしになろうともこの身の近くに置きたいと思っていました。

先日もふら～っと見に行きましたが、やっぱりグッときます。私が買うとしたらダイアルは「ホワイト一択」ですね。一番カルティエを感じさせますし。

しかし、「あぁ…そうだった」と思い出したのは「サイズの問題」。LMの「幅39.8ミリ」は少々大きいのです。カレということもあるでしょうが、大きすぎると折角のカルティエの上品さが台無しになる気がしまして(；´∀｀)

で、MMも試してみたのですが、ここでも「あぁ…そうだった」と思い出したのです。MMの「幅35.1ミリ」だと今度は小さすぎるのです。う～ん…

「この中間だと最高なんですが…」などと失礼な愚痴をこぼす私に、「そういうご意見、すごく多いんですよ（汗）」とスタッフの方。皆さん、思うことは同じですね(；´∀｀)

（弐の欲望）ポラリス オートマティック（Q9008170）

「あれ？前にも見たぞ？」って思った方。貴方こそ真の愛読者さまです（笑）

ルミノール購入の同じ日に見たのがこのノンデイトなポラリス。ジャガー・ルクルトの「地味さ」が見事に結実したスポーツウォッチです(；´∀｀)

ハッキリ言って、全然高級そうに見えませんでした。しかし、ルミノールを連れて帰った後も、ポラリスの幻影がグイグイ後ろ髪を引っ張ってきます。あんまり引っ張られるとハゲるのでやめて欲しい（笑）

スポーツウォッチといっても10気圧防水しかありませんし、解りやすく言えば「オイパペ」のようなポジションだと思います。ノンデイトですしね。

高級感は感じられないと言っちゃいましたが、何と言いますか…纏っている空気はメッチャ上品なのです。この手の上品さはロレックスでは出せません。

普通は誰にも気付かれないでしょうし、あくまで「自己満足」するしかないタイプの時計ですが、高級ブランドでありながら、一歩も二歩も引いた淑やかなところに私の父性はくすぐられました。あ…でもこれ買っちゃったら、ルクルト通算3本目かぁ…

（参の欲望）フィフティーシックス・オートマティック（4600E/110A-B487）

止めてぇ～石を投げないでぇ～（笑）

いやまぁ…今後、手持ちの腕時計をどれだけ放出するかは未だ決まってないわけですが、それなりのお値段で売れたとしたら…ぶっちゃけ「フィフティー・シックス」なら買えちゃうんじゃないかなぁ～なんて(；´∀｀)

そもそも「オーバーシーズ」なんて土台無理なわけですよ。中古で古い方探せばそりゃあ同じくらいの金額で買えるでしょうが、私の中のラグスポ熱も最近はそこまで高いわけではないのです。

となると、SSのシンプルなビジネスウォッチとして「フィフティー・シックス」はかなり現実的なところにあります。シンプルだし地味だし、解る人にしか解らないし…現役時代の最後の打ち上げ花火として、ヴァシュロンみたいな雲上の一本もアリかなぁ～とか思ってるんですけど…どうでしょう？

それに、どう考えても私の好きなデザインなんですよ。カチッとしているようで遊びがある。んでもってそれがいやらしくない。もちろんブレスモデルを選んで、仕事場でもガンガン使い倒したいですねぇ(*´∀｀*)

（肆の欲望）エクスプローラー（124273）

何というか…虚しさも感じますが（汗）

まぁ、売ってないわけですからねぇ…そもそも、私が「これは！」と感じたのは、地味地味なエクワンの「魅惑の変身」がこういう形で見れるとは思わなかったというのがありまして(*´∀｀*)

決してロレックス万歳ではない私が、それでも欲しかった時計の中に「エクワン」はずっと入っていたのです。シンプルで飽きようがないデザインですし、使えば使うほどスルメのように味が出てくるタイプだと思うんです。

ただ…なんせ使ってる人が多過ぎ。大金出して購入後、近くの人に「オソロだね！」なんて言われたら…やっぱりヘコむじゃないですか？

そこにこの「コンビモデル」っすよ。何かこういうのセイコーファイブになかったっけ？と既視感を覚えつつも、その振り切ったセンスが私の心には刺さりました（笑）このモデルに必然のない方向性。ロレックスの遊びの部分が炸裂しています。

実は今日もロレックスのブティックに「ご機嫌伺い」に行きましたが、当たり前のように出会うことは叶わず。何だかハレー彗星くらいの頻度でしか出会えない気もしてきた…(´；ω；｀)

（伍の欲望）フィフティファゾムス バチスカーフ（5100 1140 O52A）

ツヤツヤベゼルのいわゆる「フィフティファゾムス」はずっと欲しかった時計ですが、最近はこのバチスカーフが可愛くて仕方がありません。ダイバーズの原初の姿を見るような趣があって、個人の趣味云々を超えた時計です。ブランパンというブランドの鉄板さもありますし、この先も永久に評価が変化しない存在だと言えます。

この一見やる気の感じられないベゼル…目盛りはちゃ～んとリキッドメタル流し込みだそうですよ。実物を何度か拝見しましたが、写真の100倍は美しい時計でした。ほら、こういう凄さが伝わりにくい凄い時計って、私としては応援したくなっちゃうのですよ（笑）

「フィフティファゾムス」は、私の中では何故かブレゲの「トランスアトランティック」と同列に扱われてまして、これまでも「どちらを買うか？」なんてシミュレーションを散々行ってきました。結局、買ってませんけどねぇ（汗）

こういう、どこからみてもシブ～い作りの時計なら、例えダイバーズルックであっても、老若問わず使えると思います。「バチスカーフ」っていう響きも良いですね。何度でも口ずさみたくなるなぁ(*´∀｀*)

以上が来年「狙いたい腕時計5選」でございます。完全な妄想ですし、相当頑張らないと出会いすらままならないヤツもいます（汗）

ちなみに、5選には入れませんでしたが、来年こそは「GS」を加入させたいと思っています。できれば「ハイビート」って思ってますが…どうなるやら(；´∀｀)

ですが…妙な実行力があるからこそ、私のコレクションはここまで膨張してしまったのですよねぇ。来年は、そうですねぇ…この中から1本買えたら、御の字ってことにしておきます。

それでは本年も最後までお読み下さった皆々さまへ、ワタクシから最大級の御礼を申し上げます。ご愛読、誠にありがとうございました。

来年も皆々さまのお手元に素敵な腕時計との出会いが訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。

『腕時計喫茶』主宰　suna_fu_kin