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おずおずと着用
こんな感じです。保護フィルムで覆われているのでイマイチ美しさが伝わりませんが…巻いた瞬間「これぞ高級腕時計!」と感じることができました。肌の当たりもなめらかです。そう、良い時計は必ずフィットするのです。出来の悪い時計は肌がピリピリしたりしますからね(;´∀`)
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深緋(こきあけ)
カンパノラには5つのカテゴリー(メカニカル、コンプリケーション、コスモサイン、エコ・ドライブ、ムーンフェイズ)がありますが、私が見せていただいたのは4つ。まずはクオーツのグランドコンプリケーションモデルである「深緋(こきあけ)」です。ケースは幅43.0ミリ、厚さ16.5ミリ。 見る角度で微妙な色相変化を深める漆のダイアルが美しいのなんの。各インダイアルの存在感が際立っていますが、破綻する限界点を見極めたトータルデザインの妙ってヤツを感じました。デザイナーいい仕事してるぜ!(*´∀`*) スタッフの方に「是非!」とお勧めされて、改良されたミニッツリピーターの音も聴いてみました。これがまた奥さん!良いのよ!爽やかなのよ!何でしょう…仔猫が「エサくれ~」って鳴くときみたいな。そんな愛おしささえも感じる音色でした。以下のリンク(中段辺り)でサンプルが聴けますから是非。 AH4080-01Z|コンプリケーション|CAMPANOLA カンパノラ オフィシャルサイト|CITIZEN シチズン腕時計
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紺瑠璃(こんるり)
それは「日本の青」でした。夕方に深まる空の色をそのままに切り取ったような青が印象的です。エコ・ドライブ「CAL.8730」を搭載しつつも、ベゼルの下に配置したリングソーラーパネルで光を集める仕組みで、ダイアルに光を透過する部分を必要としなくなったモデルです。ソーラー腕時計はどうしてもダイアルの作りがソーラーパネルの都合により掣肘されたものが多く、それが高級腕時計に向かないと揶揄されてきたワケですが、これなら全く問題なくダイアルデザインを作り込むことができます。実際、まるで独立時計師が作ったかのような「一点物感」が漂います。ケースは幅43.5ミリ、厚さ14.8ミリ。 漆の美しさは元より、ステンレスブレスを見ればその加工精度にもため息が出ます。現状の腕時計にまつわるほぼ全ての技術を、その手中にしていると言われるシチズンの実力がハッキリと解る出来です。個人的にはハンド(針)の加工が素晴らしく、また風防の球面サファイアも非常に良く出来た一品だと思いました。 このSSブレスモデルなら、ビジネスのお供にも適するでしょう。仕事場にしれっと身に着けて行きたいですねぇ(*´∀`*)
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深緋(こきあけ)
こちらはクオーツのミニッツリピーター仕様「深緋(こきあけ)」です。大胆な書体を使ったベゼルの迫力に負けないダイアル面の密度がたまりません。実用的にも優れていて、この異形を誇りながらもシチズン得意の「パーペチュアルカレンダー」搭載です。「腕時計は飾りじゃないぜ!」みたいなシチズンの矜持を感じます。ケースは幅42.5ミリ、厚さ15.5ミリ。 漆の美しさに目が行きがちですが、各インダイアルのデザイン的な棲み分けにも注目。統一感の中に僅かな遊びが感じられて、これは中々に高度なデザインだと思いました。 敢えて…敢えて言うなら、あと2ミリ幅が小さければ、相当に心を鷲掴みにされたはずです。その辺に若干の「惜しさ」を感じますが、それすらもカンパノラユーザーになれるか否か、その適正を試されているような気さえします。
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暈響(かさねきょう)
機械式のムーブメントを搭載したメカニカルコレクションの一品です。漆にマザー・オブ・パールを手作業で敷き詰めたダイアルは、同じものが一つもないというまさに「一点物」。そのお宝感の凄まじさったら。ケースは42.0ミリ、厚さ14.0ミリ。 保護フィルムのせいで本来の美しさが10%も伝わらないのが口惜しいですが…荘厳さすら感じるダイアルの美しさでした。90万円のお品ですが、これをスイスの古豪が作ったら…きっと、そんなもんじゃ済まないはずです。そもそも「作れない」可能性だってあります。そのくらい異次元です。 工芸的な魅力を単純な貴石や貴金属の美しさに頼るのではなく、伝統工芸の手技をもってする…如何にも日本人的な頂点の目指し方だと思います。機会があれば是非是非、本物をご覧になってください。思わず「フゥ~」っと溜息がもれるはずです。 以上が私が実際に手にとってみた「カンパノラ」です。如何でしたでしょうか?ラインアップを精力的に拡大し、その魅力の「芳醇な世界観」が腕時計愛好家に届きやすくなったのは確かです。オフィシャルサイトの充実っぷりも是非ご覧下さい。 ちなみに暈響(かさねきょう)に搭載されているのは、2012年にシチズン傘下になった「プロサー社」傘下「La Joux-Perret(ラ・ジュー・ペレ)」のムーブメントです。傘下のムーブメントを使うこと自体は別段珍しいことではありません。スイスの巨大グループ企業の間では技術的な交流は、ごく当たり前に行われています。 しかし、シチズンの話です。シチズンは御存知の通り何でもかんでも自社で一貫して製造可能なスキルを保持する世界でも限られた「マニュファクチュール」です。クオーツ系に強いメーカーですが、ミヨタがあるワケですから機械式が苦手というワケでもありませんよね(´・ω・`) 腕時計好きとしては複雑な心境です。マニファクチュールのシチズンが、傘下とは言え自社以外の心臓部を高級時計に使う意味はあるのかなぁ~って(;´Д`) 買収の目的はハッキリしていると思います。低価格帯では滅法強いが、高級路線では好調と言い難いシチズンが、今後のブレークスルー的な要素として、スイスの時計製造のノウハウと確立された歴史が欲しかったのは明らかです。だけど、自社の高級ブランド、カンパノラにそれを乗せる意味とは、また少し違うと思うのです。 実際、機械式のカンパノラに関しては「なんでシチズンは自分のところのムーブメントを載せんのだ?」という声もある…と聞きました。私もそう思います。「作れるんやから作ったらエエやないか?」そんな風に思うのが普通かもしれません。しかし、もしかするとそこに「鍵」があるのではないでしょうか? 「英断」だと捉えるなら、シチズンの野心的な高級ブランドであるカンパノラに、ラ・ジュー・ペレが載るというのは、かなりのエポックです。「和風腕時計」の到達点のようなカンパノラにラ・ショー・ド・フォンのエッセンスが加えられるのは冒険的前進かもしれませんし、この経験はミヨタにもいずれ還元されるでしょう。近い将来「ミヨタのトゥールビヨン」がカンパノラに搭載される日がやってくるかもしれないのです。それって夢がありますよねぇ(*´∀`*) 最後に…再開された「NJPWWORLD」は無事に最後まで放映されました。東京もそこそこ揺れましたが、仙台の揺れは相当だったはずです。あの放映を見れば現場の緊張は伝わってきましたから…被害の軽いことを祈るのみです。 「NJPWWORLD」では「NEW JAPAN CUP 2021」の佳境ということあって、興行再開後、最高の試合を見ることができました。特にデビッド・フィンレー(名レスラーであるデイブ・フィンレーの息子)の成長と気合の凄まじさに圧倒されましたね。何か泣かせるレスラーになりつつあります。そして勝利とともに最後を締めた鷹木信悟のマイクがこれまた…(´;ω;`) ではまた!




ご意見・ご感想
コメント一覧 (2件)
もちもちさま。
コメントありがとうございます。「熱い記事」楽しんで頂けましたか?(笑)
「こきあけ」のユーザーさんなんですね!なんと羨ましいこと!確かに少し大きくて、きれいな分ぶつけるとショックかも知れませんが…
使ってこその腕時計だと思いますので、その美麗を味わい尽くして上げてくださいね(*´∀`*)
今後も独自の視点と突貫取材で記事を書いていきたいと思っておりますので、ぜひぜひ遊びに来てくださいまし!
カンパノラの記事ありがとうございます。
国産時計について、熱く書いてくれているブログって少ないので、楽しく読ませていただきました。
実は以前cal.8730のこきあけを衝動買いして、ずっと使っていたのですが、大きくて、よくぶつけるので、最近はGSばかりでした。
この記事を読んで、また使ってみようと思いました。