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【使って解る】オリエント「復刻」KINGDIVER(キングダイバー)RN-AA0D12R

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 「連休が来たらコマを詰めよう!」と考えていた「復刻版キングダイバー」ですが、結局、我慢しきれずに仕事のあった日の帰宅後に作業をしました(;´∀`)

 帰宅は真夜中でしたから、小さいとは言えハンマーでピンを叩く音には気を使います。そういう時は床にヨガマットを敷いて、そこにダンベルを置きます。そのてっぺんに合成皮革のマットの端切れを敷いて作業します。ダンベルに重量感があって力が無駄なく伝導するので、ごく軽いコツコツでピンを抜くことができるのです。音も振動もほとんど発生しません。

 

 ブレス調整自体はすでに「匠の域」に突入している自負がありますので、作業には何の不安もないのですが、ブレス全体の「どの部分のコマを詰めるか」という判断は、その時計個々の事情により異なります。

 今回の「キングダイバー」は明らかに「頭(ケース本体)が重い」タイプの時計です。そのため、重さでクルクル回らないように多少の配慮を要します。

 私はオーソドックス(スポーツだと「右」という意味合いもあるので矛盾していますが…)に腕時計は左腕に着けるタイプです。その自然な状態で上に向く左手首の右側のコマを「1個」、下に向く左側のコマを「2個」抜きました。

 こうすることでバックルが親指側に寄りますが、ちょうど手首の断面図があるとすれば、その角にあたる部分にバックルとブレスのコマの角が「ピッタリ」はまります。そのおかげで、頭の重い時計が無用にクルクル回ってしまう現象を抑えることができるのです。恐らくこの方法論でブレスの調整をされている時計好きさんは多いと思います。

 

 

 

『仕事中の使い勝手について』

 

 コマを減らした効果により当初の150グラム超の重さから、わずかですが軽量化が叶いました(*´∀`*)

 

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 「142グラム」。いつどんな「祭り」が発生するか解らないのが、私の現在の仕事ですが、これくらいの重さならバタバタしまくっても、肩こりの原因にはならないかと思います。どんなに気に入った時計でも、最近は「重いと使わなくなる」のが常になっていましたので、この数字を見たときには本当に安堵しました。うん。これなら10年使える(*´∀`*)

 

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 時計の大きさはそのまま「視認性の高さ」に直結します。この大柄な「キングダイバー」も例外ではなく、とても時刻の見やすい時計です。重さもそうですが、視認性の悪い時計も、無意識のうちに使わなくなって行きます。そうだ!視認性と言えば曜日の「漢字表記」の効果も侮れません( ・`д・´)

 

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 皆さまは英語の短縮表記で「Tue(火曜日)」「Thu(木曜日)」を瞬時に判別できますか?(´・ω・`)

 私がアホアホなのかもしれませんが、コンマ8秒ほど「ん?」と考えてしまいます。少なくとも月曜日や金曜日のように瞬時に判断できる曜日に比べると、どうしても余計な時間を費やしてしまうのです。

 そんなビジーも「漢字表記」なら発生しません。やはり母国語の力は偉大だと感じました。ちなみにこれまで私は漢字表記の曜日について「ダサい」と思っていました。実際、漢字表記(しかない)曜日付きの時計は避けてきたのです。しかし今回、このキングダイバーのおかげで、その認識も改めなければならないと思っています。数多くの時計に接し、視野も広げてきたつもりでしたが…まだまだ学ぶことは多そうです。

 

 

 

『オフタイムの時計としては?』

 

 過去のアーカイブを知らない人が見れば、そのサイズ感も相まって「遊んだ」時計に見えるかもしれません。漢字表記の曜日にしても、見ようによっては「キッチュ」な仕掛けに見えます。

 そう考えれば、休日にも似合う時計だと思います。十分な防水性もありますから、天候や場所を選ばずに使えるオールラウンダーでもあります。

 ケースからラグにかけての曲線がクラシカルな「キングダイバー」ですから、レザーのNATOベルトなどに換装しても格好いいのではないでしょうか?NATOの基本「JB」も間違いなくシックリきそうです。

 

 今日はウイークデーのお休みでしたので、一人でフラフラと散歩がてら、大阪人の魂の依代「通天閣」を見に行きました。近くで見ると案外小奇麗なお姿。「新世界」呼ばれる界隈ですが街はレトロそのものなので、レトロな「キングダイバー」が良く似合います。

 

 大阪「ミナミ」で一番ウマいと思っているラーメン屋さんへ。醤油ラーメンのダシと「キングダイバー」のダイアルの赤色がユニゾンして美しいです(*´∀`*)

 

 いつものカフェでまったり。ずっと外を歩いていると、まだまだ春は遠いなぁ~と感じる寒さに震えました。

 私は「青い服」を着ることが多いのですが、例えばネイビーの色は赤系の色味と対比させてこそ映えるものです。私もスニーカーの横のラインなどで、赤を差し色に持ってくることが常ですが、同じ意味で「青系の服を美しく見せる」効果が、この赤いダイアルの「キングダイバー」にはありました。ネイビーのジャケットから覗く鮮烈な「赤ダイアル」…う~ん、我ながらこれは買ってよかったと思います(〃ω〃)

 

 身長175センチ、体重68キロ(少し太った)、中肉中背に属する私の手首は周径16.5センチです。小さくは見えない時計ですが、オッサンが身に着けても「ギリ許せる」サイズ感だと思います。

 「キングダイバー」が搭載するムーブメント「Cal.F6922」は、私の手持ちだと「Mako2」にも採用されたものです。そうするとリリースが2016年辺りだと思われますので、オリエントの自動巻きの中では比較的新しいムーブメントだと言えるでしょう。普通に使われる普通の自動巻きですが、奇をてらっていない分、素直で使いやすく、日差が-15秒から+25秒以内というのも「そんなもんやな」と感じます。

 

 仕事に遊びにガシガシ使えるレトロオマージュな復刻「キングダイバー」。その僅かな異形も「外し」に使うと考えれば楽しい時計です。

 私のコレクションで言えば、初めての「赤ダイアル」ということもあって、すでに特別な存在感でポジションを得ているような気がします。「オリエントスター」のラインアップに匹敵する細部の高い完成度も含めて、腕時計ってヤツを価格の大小で評価してはいけないという、良い教訓になりました。

 

※黒ダイアルは定価販売の業者しか残っていませんでした(汗)

 

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ご意見・ご感想

コメント一覧 (2件)

  • よーにおうてはります!漢字表記最高説、1票いれさしてもらいます。

  • seikomaticさま。
    関西弁でおおきに!(笑)
    漢字表記は本当に見やすくていいですねぇ。
    他にもいろいろ探してみたくなりました。

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