腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

ショパール渾身の「ラグスポ」アルパイン・イーグル(298600-3001)が凄くイイ!

時代が求めた腕時計「ラグスポ」という存在。

さして洒落者でもない私ですが「ラグジュアリー・スポーツ」カテゴリーの時計が新たに出現すると「来たっ!( ー`дー´)」ってなもんでその都度、意識が釘付けになってしまいます。特にモーリス・ラクロア「アイコン39」をお迎えして以降は、その傾向が顕著になったような(汗)

一度でも「ラグスポ」を味わった方になら解っていただけると思うのですが、なんせ「万能」そして「メッチャ扱いやすい時計」のです。

 

「アイコン39」は昨年の購入物の中の最大のヒットだったかもしれません(*´∀`*)

 

この「アイコン39」を含む「ラグスポ」にキャッチフレーズを付けるとしたら…私の頭の中に一番最初に浮かんだのは「オールシーズン&オールシーン」というワードでした。

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これは本当に読んで字の如くでして、オールステンレスゆえの気軽さ、100メートル級の防水性能、40ミリを中心にした扱いやすいサイズ感、優美な一体型デザインが醸し出すクラス感…などなど、オンオフ問わず最大限活躍できる要素がギュギュッと詰まっていることからもそう言い切って差し支えないと思います。

 

 

あのベル&ロスが中堅ブランドの牽引役に?

以前、ベル&ロス「BR05」をご紹介した際にも感じましたが、近年の高級腕時計ブランドの多くが、今後の展開の牽引役として独自の工夫をこらした「ラグスポ」を投入するケースが目立っています。

 

文句なしに美しい時計でした。売れますよ~コレは( ー`дー´)

 

ベル&ロスの件で決定的になったと私なんかは感じましたが…今後、高級腕時計の「存在意義」すらも問われかねない局面が幾度もあると思います。そういった論調に抗う武器の「最大火力」として、それぞれのブランドが自慢の「ラグスポモデル」を投入して、そこに命運を託そうとしているのではないでしょうか?

ある意味「売れ筋への迎合」から二歩も三歩も距離置いた存在が、ベル&ロスというヘンコなブランドだと思っていました。その「ヘンコブランド」が思いっきり王道を歩み始めた…それは私にとって相当に意外性のある展開でした。

数年後に振り返れば、「ベル&ロスが『ラグスポ大戦争』の火蓋を切って落とした!」みたいなエポックになっているかもしれません。さすがに大げさでしょうか?…(¯―¯٥)

少なくともこの先数年の間は、魅力ある「ラグスポ」を展開させたブランドに凱歌が上がるでしょう。そしてその後は…う~ん…今は読めないですね(汗)

 

そして、ショパールからも宝石のような「ラグスポ」がついに出現!

実物を拝見する機会にはいまだ恵まれておりませんので、あたかも「見てきたかのような嘘」は避けたいと思います。しかし、あまりに美しいので…公式の情報やすでにオーナーになられた方のInstagramのコメントなどから推察していきたいと思います。

 

Chopard(ショパール)の時計といえば、私にとっては「ミッレミリア」を指します。タグ・ホイヤーでいうところの「カレラ」のような位置付けの時計で、世界一美しいレースともいわれる公道レース「ミッレミリア」から名付けられています。

 タイヤのトレッドパターン風の溝が刻まれたラバーベルトが最高にクール。レーシングモデルの時計って結構暑苦しいデザインが多いのですが(ウチの子でいうとハミルトン「タキマイラー」とか)しかし、「ミッレミリアシリーズ」はどれもドレッシーにまとめられて小綺麗。タキシードにも合わせられそうな落ち着きっぷりです。

こっそりひっそり…狙っています。間違いなくNATOベルトに換えてもカッコいいでしょうし(*´∀`*) 

 

ショパールはハイジュエラーと呼んでもいいほどのブランドですし、宝飾系ブランドのイメージが強いと思います。しかし、出自はクロノメーター級の時計をバンバン作ってはロシア皇帝に売りまくっていた筋金入りの時計工房です。

つまり、精度も細工もデザインも、最高峰の時計を作る力のあるメゾンなのです。

 

そして、ついに『ラグスポ大戦争』にショパールも参加しました。それが「ALPINE EAGLE(アルパイン・イーグル)です。 

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ALPINE EAGLE LARGE(298600-3001)

ケース幅:41 mm キャリバー:01.01-C 風防::サファイアクリスタル 防水性能:100m 

ケース&ブレス:ステンレス 定価:1,470,000円(並行価格:約950,000円)

 

もはや言葉は無粋でしょう。じっと見つめて吸い込まれて下さい(*´∀`*)

 

以前にも書かせていただいた「今現在のラグスポ」の様式が全部詰まっていると思います。ケースからラグ、そしてブレスに至る一体化されたフォルム。華美になりすぎずそれでいて主張の立ったベゼル。見やすいダイアルと視認性に優れたハンド(針)。

ひと目でこれがショパール「ラグスポ」であると認識させるに充分な「定型」を守りつつ、宝飾としても名高い時計を作り続けてきたメゾンの「格式」が匂い立つようです。イケメンだ…イケメン過ぎる( ー`дー´)

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ちなみにサイズは幅41ミリ。ベゼル幅がかなりあるので、むしろダイアルはシュリンクされた見え方をするのではないでしょうか?特に不規則に彫られた放射状のギョーシェが素晴らしいのひと言です。なんて呼べばいい加工なんでしょうか…工芸品っていうより「油絵」の筆致のようです。

アプライドインデックスも素晴らしいボリュームと高い視認性を感じます。「3、6、9、12」位置にローマンスタイルを配したところもニクい!デイトの窓の場所もこれまたユニークな配置です!

 

この「アルパイン・イーグル」の売れ筋ランキングを「価格.com」で調べたら、現在「66位」に着けていました。上位はほとんどがROLEXで鉄壁、時々G-SHOCKみたいな状況の中でたいした健闘だと思います(ちなみに私のミルガウスは150位でしたよ…) 

 

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ウラ透けからムーブメントを見ましょう。あれ?意外にツルッとしてますね(笑)ジュエラーだという先入観からか、もっとこう…ペルラージュ(ドリルの先でウネウネしたみたいなヤツ)がバリバリみたいな予想をしてたのです。

しかし、あっさりしすぎでつまんないかというと、私はそうは思いません。先に「ミッレミリア」に興味を持っていたからでしょうか…こういうアッサリした面もショパールらしさだと感じるのです。それに、この「アルパイン・イーグル」に限っていえば、削ぎ落とした潔さがとてもよく似合うと思います。

 

それはアルプスの文化を体現したタイムピース。

 「アルパイン・イーグル」ショパールで共同社長の地位にあるカールフリードリッヒ・ショイフレが1980年に作った象徴的なタイムピース「サンモリッツ」をベースに、現代的な解釈を加えて作られたモデルです。アルプスとその文化圏への畏敬を込めて「アルパイン イーグル」は完成しました。

繊細なデザインでありながら、どっしり構えた落ち着きも同時に感じさせる「アルパイン・イーグル」「ラグスポ」は使ってみたいけど、人とは違う個性も大切にしたい…そんな贅沢な諸兄にオススメできる逸品だと思います。

 

「諸兄」と申しましたが、さすがはハイジュエラー。女性向けの「アルパイン・イーグル」にも素晴らしいラインアップが揃っています。

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ALPINE EAGLE SMALL(298601-6001)

ケース幅:36 MM キャリバー:09.01-C 風防::サファイアクリスタル 防水性能:100m 

ケース&ブレス:ローズゴールド&ステンレス 定価:1,830,000円(並行価格:約1,500,000円)


大切な女性に使ってもらいたいです。とても買えませんけど(汗)

 

しかしまぁ、メッチャきれい。完成された美意識がこういう形で具現化されるのを見るのは、私もクリエーターの端くれとして背筋がピッと伸びる気持ちがします。

このラインアップを見て一つ解ったことがあります。「ロイヤルオーク」「ノーチラス」「ロレアート」「BR05」も、もちろん「アイコン39」も、「ラグスポ」はみんな「中性的」なのですね。

これも時代なのでしょう。ジェンダーを過剰に意識させず、ましてや強調もせず、可能な限り装着者の個性を尊重する時計。それが現時点で絶大な人気を誇るカテゴリー「ラグスポ」という時計なのだと思います。

そしてそれは取りも直さず、「誰にでもフィットする」という意味でもあります。なおかつ、程よいクラス感をまとわせてくれるワケです。なるほど…そりゃあ流行るワケだわ(・д・)

 

持っていて損のない時計「ラグスポ」の包容力の高さ。

知り合いの若い人に「オススメの腕時計はありませんか?」と私が訊かれたら、予算を確認した上で購入できる価格帯の「ラグスポ」を一本はオススメすると思います。私みたいなオッサンだと、すでに恩恵の枠の外って感じですが、「今の自分より少しだけ背伸びしたい」と考えている若い人にはうってつけだと思うからです。

これから先にどんな自分になっていくのかを、若い人に前もって予想しとけってのは土台無理な話ですよね。「ラグスポテイスト」の時計なら、多くの場合、未来の自分の変化に合わせて自在にフィットしてくれると思います。

 

もちろん、変化を恐れない気持ちを持ち続ける前のめりなシニア層にだって、現行の「ラグスポ」は間違いなくオススメですよ(*´∀`*)