腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

【開封の儀】増税前に「AIKON AUTOMATIC 39mm」を買う

正直、私の「欲しい腕時計番付」だと「小結」くらいだったモーリス・ラクロア「AIKON(アイコン) AUTOMATIC 39mm」ですが、ず~っと片思いだった彼女(?)のように気になる存在だったので、10月の増税を言い訳に思い切って買いました。文字盤色は「ブルー」です。

 

 

最近実物を見た中で比較すると、GPのロレアートに匹敵するダイアルの美しさです。8%の税込みで¥210,600というリーズナブルな時計なのでさすがに手彫りではないでしょうが、非常に精巧な「クル・ド・パリのギョーシェ」が施されています。眼福です。

 

 

フラットに太いベゼル、ラグ一体型の直線的なケース、さらにその延長線上に接続されたブレス…随所にロイヤル・オーク的な特徴が見て取れます。でも、全体のイメージは間違いなくかつての人気ライン「Calypso(カリプソ)」のものです。もしもジェラルド・ジェンタカリプソのモデファイ依頼を受けたとしたら…元来丸っこいカリプソをこんな感じに仕上げていたかも知れません。

 

 

IWCパイロットウォッチ オートマティック36と並べると、わずか幅3ミリの差が思いの外大きいです。ラグ一体型はほとんどの場合、実サイズ以上に大きく見えます。

 

以前、同じラクロアの「アイコン42mm」が欲しくなって、難波の某デパートで実物を見たのですが、その時は「思いの外のサイズ感」に熱を冷まされて一旦、諦めた経験があります。そして2019年の1月、幅39mmが発表されたわけですが、今の所、丁度よいサイズ感だと思っています。長袖の季節になって、薄手のコートを羽織るようになれば、一層しっくり来るだろうと予想できます。

 

ただ、3年後はどうだろうかとも思います。購入して数日でこんなことを言うのもなんですが、あと2ミリ小さければ…と思いました。その辺のサイズにシュリンクされたとしたら、ダイアルの色違いでまた欲しくなるかも知れません。

 

とはいえ、この「42から39mm」へのサイズダウンも素晴らしい英断です。性能、加工精度、存在感を一切変えずにシュリンクされたデザインは、むしろ凝縮度が強くなって高級感が増しています。モーリス・ラクロアというブランドには数々の高級機がありますが、どちらかというと「若い人向け」の安価な高級時計(矛盾してますが)を得意にするというイメージがありました。しかしこの「アイコン39mm」でその購入層に変化が訪れるかも知れません。若い人が最初に購入する高級腕時計として、または年配の時計好きがコレクションに加える際の候補として、とても魅力的な一本になりうる可能性がある時計だと思います。

 

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ところで今回のこの「アイコン39mm」は心斎橋の「oomiya」さんで「正規品」を購入しました。その際、生まれてはじめて正規保証以外の保証を付けてみました。いつもの私だと「めちゃくちゃ神経使って気をつけて使ってるから、保険に余分なお金を使いたくない!」と言っていたと思います。oomiyaさんのスタッフの方から「こんなこともありますから付けたほうがいいですよ~」と打痕の付いたポルトギーゼを見せられても、いつもなら心が揺らぐようなこともなかったでしょう。しかし今回、購入した「アイコン39mm」を間近に見ながら「この直線的なデザインに、打痕や傷は似合わない」と感じてしまったのです。う~ん…いらなかったかもしれないし、入っててよかった!と思う日が来るかも知れないのですが。

 

まだ購入当日を含めても2回しか使っていないので、細かいレビューは書きません。でも、あえて一つだけ。アチコチですでに評判になっている部分ですが…ブレスは信じられないくらい上質です。20万円の時計の感触とは思えないほどに。興味のある方はぜひぜひお店でブレスを巻いてみてください。凄いですから!

 

 クオーツモデルならさらにお買い得です(〃∇〃)