腕時計喫茶

「微妙」な時計を愛してる

例の「芸能人サイン転売問題」と「ROLEX高騰問題」を無理やり絡めて

EXITの兼近大樹さん(存じ上げなかったんですが、人気のお笑いコンビの人なんですね。しかもアイドル並みのルックス!)が、ご自身の書いたサインがフリマサイトで転売されていた件をTwitterに投稿して、そもそも自分のサインは「6000円」も出して買うものではないから、決して買わないようにと述べております。

 

人気のある芸人さんで、しかも爽やかイケメンの兼近さんなので、ファンの方ならそれくらいのお金は惜しくないかも知れません。しかし、この件で兼近さんのカッコいいところは「転売の価値が無くなるまで、サインを書いて書きまくる」と宣言されたところです。

 

これまでの芸能人の反応ですと、こういったケースの場合「せっかく好意で書いたのに、売っちゃうなんてショック!もう書いてあげない!」が多かったと思うのですが、まさに180度異なるリアクション。そしてこの対応の奥には、転売の行為を憎んでファンを憎まずといった心の広さも垣間見えます。「男」だ!こりゃあ大物かも知れない!

 

この清々しい話をネットニュースで見た時計馬鹿の私は、程なくして思いました。「これ、今こそROLEXが取るべき対応なんとちゃうんかい?」と。

 

御存知の通りROLEXの腕時計は馬鹿みたいに価格が高騰しております。国内正規価格よりも並行品や中古のほうが高かったり、市場原理を逸脱した状況が続いております。そして恐らく今後もしばらくは解消されないでしょう。

 

というのも、ROLEXが生産数をコントロールして価値を維持するという方針を、意固地なまでに続けているのが悪いのです。何のための国内正規価格なのか、何のための正規ブティックなのか。

 

正規価格を設定した以上は、市場においてその価格を遵守させる責任がROLEXにはあると思います。ROLEXが欲しい人(特にスポーツモデルを狙っている人)は、正規ブティックで買うのが一番安いと知っています。サービス面を考えてもロレックスの場合、正規で買う以外の必要性は見いだせません。正規店でカタログ通りの価格で買えるなら、それに越したことはないのです。

 

ところが、ブティックに行っても見せられるのは空のショーケース。空洞のケースの後ろで丁寧に会釈してくれるスタッフさんたちを見ると、申し訳ないですけどかなり滑稽に思えます。前衛的と言ってもいいくらいに。

 

この情けない状況を打破できるのは当のROLEXさんだけですし、その責任を負うているのもROLEXさんだけです。「欲しいのに無い、無いから余計欲しい」というのは物欲の土台といってもいいリビドーを突き動かす重要なファクターですが、私なんかはすでに些か食傷気味です。何度もブティックに足を運び、その都度空のショーケースを見せられるだけなのですから、「そんなんやったら、もういいわ」と諦観するのも仕方がないことではないでしょうか。

 

そこで先の兼近さんの言葉を思い出します。「転売の価値が無くなるまで、サインを書き続ける」…これじゃないでしょうか?ROLEXが少しでも市場を正常化したいと望むなら、「馬鹿みたいに高騰した時計を買う人がいなくなるまで、正規の製品を潤沢に提供し続ける」しかないでしょう。腕に巻く不動産みたいな扱われ方に忸怩たる思いを抱いているなら、それしかないのです。「どんどん製品を作って売っちゃうから、高い並行品とか転売品とか買ったらダメだよ!」と宣言するだけで、高騰した時計は数年後に上昇分の価値を失うでしょう。効果絶大のはずです。

 

兼近さんという「個人の器量」に、世界に冠たる「ROLEXの器量」が負けてどうするんですか?リーディングカンパニーとしての矜持があるなら、世界をアッと言わせる「男」を見せてほしいものです。

 

【追記:9月4日】

兼近さん…あかんわ。闇営業どころじゃない「暗黒歴史持ち」でしたね。要するに悪いことしたら必ず明るみに出るということです。それにしても…吉本のブラックっぷりも板についてきましたねぇ(汗)

 

 

 

Amazonギフト券 Eメールタイプ - Amazonベーシック

Amazonギフト券 Eメールタイプ - Amazonベーシック