果てなき「腕時計欲しい病」。尽きることなき「欲しい時計」…
先立つもの(資金のことです)が無いくせに、次から次へと手に入れたい時計が湧いて出てきます。いっそ、腕時計の情報源を断ってしまえばいいとも思いますが、知らないでノホホンとしてるのも淋しい。ならば苦悶の中でのたうち回りながら、甘美で短い夢を見てみようではないか…ん?
「本数減らすって言ってなかったか?」。言いました。あぁ言ったさ。
本気で減らそうとは思っているのですが、新たに欲しくなる時計の出現には逆らえないのです。いや、そもそも、聞き分けの良い性分ならこんなにコレクションが膨れ上がることもなかったでしょう。
ってなわけで、カテゴリー【強欲NEWS】を新設しました。「今」まさに欲しい時計と、その理由を書き記していきます。一応私的には、いろいろ書いているうちに冷静になって、「思いとどまれれば」と考えています。無理は承知です。
第1回目はOMEGAの「シーマスター 300m マスター コーアクシャル(233.30.41.21.01.001)」です。
[オメガ]OMEGA 腕時計 シーマスター 300M ブラック文字盤 コーアクシャル自動巻 233.30.41.21.01.001 メンズ 【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: OMEGA(オメガ)
- メディア: 時計
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実はコレ、最初雑誌で見た時の印象は「超ダセぇ!」だったのです。
ところが、Instagramなどでユーザーの方の「ノロケ」を聞く機会が増えるにつれ、みょ~に気になってしまって、ショップに実物を見に行っちゃったのが運の尽き。何だコリャ!「超クール!!!」
1957年に発表されたシーマスターの復刻版という位置づけですが、OMEGAが誇る最新の技術を搭載したそれは、完全に別物。TPOの広い範囲で活躍する、タウンユースにこそ最適な洗練された時計として生まれ変わりました。
41ミリというケースサイズは、スケール付きのベゼルを持つダイバーズとして最も使いやすいサイズだと思います。クラシカルでスリムなセラミックベゼルはスーツにもバッチリ合いそうです。ビジネスで使うことのマッチングを考えれば、ロレサブを凌駕しているような気もします。私にとっては十分高価な部類に入るシーマス300ですが、現行の価格でロレサブを買うと思えば安い。安いはずだ( ー`дー´)
思えば、最初に「ダサい」と感じたポイントは翻意した今でもはっきりと覚えています。ルミノバのアワーマーカーとアラビア数字の配置バランスがどうにも情けなく見えたのです。いや、今でも情けなく見えます゚(´・ω・`)
ところがショップで左腕に着けてみた時、その印象が瞬間的に変わりました。奥ゆかしいのです。楚々としているのです。情けない、それが良かった!
ヴィンテージな味を再現したルミノバは想像以上の高級感を醸し出していましたし、安っぽく見えたベゼルは「とんでもない」美しさ。余り私好みとはいえない矢印なハンドもこの時計に関してはホントにお似合いでした。ん~これは実用ラインでは究極のOMEGAかも知れない。(「究極」というブランド名は伊達じゃないってことか)
身に着けて時間を覗き見る動作をする時、使用者の目から見るこのシーマスター300は、雑誌やウェブの写真で見る印象と大きく異なると申し上げておきます。「情けない」と思っていたダイアル周りの本当の美しさも、実物を見るまでは気付けませんでした。私の「時計を見る目」も、まだまだと言うことでしょうか。
搭載されるムーブメント、「マスターコーアクシャルキャリバー8400」は60時間のパワーリザーブを誇る高耐久型ムーブメント。15000ガウス以上の磁気に対する耐磁性能は現代の社会生活者にとってとてもありがたいストロングポイントと言えます。もちろん、防水性能も折り紙つきです。
写真で見るだけでは「変哲のない時計」ですが、その分、所有する者だけにわかる満足感が味わえる「通好み」の腕時計かも知れません。いやぁ、どうしましょう?(;´Д`)
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